最近注目を浴びている糖質制限ダイエット。
糖質を控えるだけというシンプルな方法と、即効性があることから、実践したことがある人は多くいると思います。しかし糖質を全く摂らなくなると体調の面でトラブルが起きる可能性がありますよ。
今回は糖質ダイエットのメリットとデメリットをご紹介します。
■糖質制限ダイエットとは?
そもそも糖質は体のを動かすためのエネルギーとして使われています。
しかし糖質を摂り過ぎると、急激に上昇した血糖値を下げるために、体内でインスリンというホルモンを分泌し、脂肪を溜め込んでしまう働きがあるのだとか。脂肪をどんどん溜め込むことから肥満に繋がりやすくなります。
そのため、ごはんやパン、麺類などの炭水化物に多くふくまれている糖質を控えることで、脂肪を燃焼するようになることから、ダイエットに効果があるといわれています。
■糖質制限のデメリット
「つまり炭水化物を食べなければいいんでしょ?」と思われがちですが、それは大間違い。
炭水化物を全く食べなくなるということは糖質を摂取できなくなるということなので、脳は脂肪だけでなく、骨や筋肉から栄養を集めるように命令します。
そのため体の様々なところから栄養を吸収するようになります。確かに様々なところから栄養を吸収するので体重は減るかもしれませんね。しかし吸収が続くと骨や筋肉、代謝の力も同時に下がってしまい、太りやすい体質になる可能性が高くなるのです。
そのことから朝・昼・晩全く糖質を摂らなくなったり、長期的に取り組んだりするのは逆効果になる場合があるので、オススメできません。
どうしてもやりたい場合は炭水化物の量を少し減らす、週に1度だけ行うというような制限をあらかじめ決めるようにしましょう。
■糖質制限のメリット
危険と言われている糖質制限ですが、上手く取り入れることでメリットを得ることができます。
1、集中できる
食事をした後に眠くなるという方も多いと思いますが、糖質を制限することで、それが改善されます。
食後に眠くなるのは、体内のインスリンが急に上昇した血糖値を下げようとするので、一時的に低血糖の症状が出てしまうため。
つまり炭水化物を控えることで、食後のウトウトを避ける事ができます。
午後の仕事が辛いという人や、運転中の睡魔が心配な人は量を控えて良いのかもしれませんね。
2、生理痛やPMSの緩和
糖質制限することでホルモンバランスを上手くコントロールすることができ、生理痛やPMSの症状を改善することができます。
しかし控えすぎると逆効果に。自律神経の働きがダウンし、生理不順や生理痛がひどくなることもあります。
食事で無理な糖質制限をするのではなく、チョコレートや甘いパンなどの甘いものの間食による糖質制限を行うのがオススメです。
いかがでしたか?
今回は糖質制限ダイエットのメリットとデメリットをご紹介しました。
ダイエットに効果ありといわれている糖質制限ですが、デメリットもたくさんあります。
炭水化物を減らすだけということで手軽にやりがちですが、危険性もあるということを認識しましょう。
どうしても糖質制限したいのであれば、全く食べないのではなく量を減らす程度に留めてくださいね。(エディタ(Editor):dutyadmin)

