今の位置(Current Position): ホームページ(HomePage) > グルメ >

「あずきバーはなぜあんなに硬いのか?」50年前の発売当時は“相場の3倍”でも大ヒット «

時刻(time):2023-05-30 16:28源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
あずきバーが今年で50周年だそう。 コンビニで店長をしていた筆者にとって、たしかにあずきバーは季節・年齢を問わずよく売れていた記憶がある。紛れもなく「ロングセラー商品」といったイメージだ。 しかし、そもそもなぜあんなに硬いのか、50年間ずっと売れ続けている秘密は何なのか、気になることがどんどん出てくる……! ということで井村屋株式会社 商品開発
あずきバーが今年で50周年だそう。

コンビニで店長をしていた筆者にとって、たしかにあずきバーは季節・年齢を問わずよく売れていた記憶がある。紛れもなく「ロングセラー商品」といったイメージだ。

しかし、そもそもなぜあんなに硬いのか、50年間ずっと売れ続けている秘密は何なのか、気になることがどんどん出てくる……!

ということで井村屋株式会社 商品開発部 主任 三浦萌さんに話を聞いた。








「あずきバー」の井村屋は、もともと和菓子屋だった


あずきバー
もともと和菓子屋だった井村屋が「あずきバー」を発売することになったのは1963年にアイス事業を始めたことがきっかけ。和菓子屋ということもあり、あんこづくりは得意だった。そこで「ぜんざいを凍らせてアイスにできないか」と考えたのが「あずきバー」の始まりなのだそう。

「最初はチョコレート味のアイスなども検討したのですが、井村屋といえばあずきだよね、ということであずきを使用する方向に決まりました。しかし、ぜんざいづくりのノウハウはあったものの、アイスにしたときに、同じおいしさにするのは大変でした。社外秘なので詳しくはお伝えできませんが、独自の技術を応用しながら完成させました」





発売当時の価格は相場の3倍、それでも大ヒットした理由


「あずきバー」は発売直後から大ヒット。当時のアイス1本の相場が10円だったのに対し、あずきバーの価格は30円。かなりの高級品だったにもかかわらず、おいしさが評判を呼び、とてもよく売れたというからすごい!

その人気は衰えることなく、2021年度にはシリーズ販売本数が3億本を達成。1秒あたり9.5本売れている計算だ。なぜそこまで長年売れているのだろうか?

「『BOXあずきバー』の原料は砂糖・小豆・水あめ・塩のみです。そこに安心感を抱いてくださる方が多いのではないでしょうか。

また、原料がシンプルだからこそ飽きがこないというのもあると思います。購買層は60代以上が主力ですが、おじいちゃん・おばあちゃん家の冷蔵庫にあるから、とお孫さんが食べたりして幅広い年代の方が召し上がっている印象ですね。近年ではアレルギー・ヴィーガンを気にされる方にも安心して食べられる、と支持していただいています」












なぜ、あんなに硬いの?


あずきバー
そんなあずきバーですが、やはりイメージとして根強いのは、その硬さ。硬さの理由は「①空気の含有量が少ない、②乳原料を使用してない、③添加物を使用していない」からだ。

「年々あずきバーは硬くなっている」なんて噂もあるが、それについては「砂糖の量を、お客様の嗜好の変化に合わせ減らしたからです」とのこと。

そうはいっても、決してその硬さを売りにしているわけではなく、井村屋としては「あくまで食品なので、硬さに注目されるよりはおいしく召し上がっていただきたいというのが基本にあります」と少々困惑している様子を見せた。






「硬さこそがあずきバーのアイデンティティ」と思えるまで



ネットでは「あずきバーで釘が打てる」とか「アイス界のダイヤモンド」だとか散々ないじられっぷり。

しかし、2015年には「伝統的なあずきバーの製法」として刀鍛冶の画像とともにとあるユーザーがいじったツイートを、井村屋の公式Twitterが「社外秘が漏れてしまった……」と反応。これがバズった。

その後は、刃物の町として知られる岐阜県関市とともに、「あずきバー」で約65センチもある(非売品の)刀を作ってみたりと、「あずきバー=硬い」をむしろアイデンティティとして自らいじる様子も見られている。


自らネタにするようになったのには、一時期あえて空気を入れふんわり感を出した「やわらかいあずきバー」を作ったこともあったがあまり売れなかったことも影響している。

井村屋としても50年の歩みの中で「あずきバーは硬いほうが支持される」と感じるようになったのだ。














原料の「コーンスターチ」をなぜなくした?


あずきバー
砂糖の量を調整するなど細かなマイナーチェンジは行ってきた「あずきバー」だが、今年13年ぶりとなるリニューアルを行ったという。

それまで原料に使用していた「コーンスターチ」を無くしたのだ。

「コーンスターチはとろみを出すために使用していました。使用することであずきの粒が全体に散らばります。しかし、原料をよりシンプルにしたいな、と思い、あずきを粉状にしたあずきパウダーで代用することができました」

コーンスターチをなくしたことで味や硬さへの影響はない。

厳密にはあずきパウダーを使用したことで、よりあずきの風味がよくなったそうだが、一般的には感じられないレベルだ。

「50周年の節目ということで、これまでご愛顧いただけた部分はできるだけ変えずに、より安心感をアップさせたいという想いから原料をさらに減らしてシンプルにしました」





井村屋の願いは、世界中の人に食べてほしい


国内はもちろん、今後は世界中の方に「あずきバー」を食べてほしいという野望があるのだそう。

マレーシアあずきバー

マレーシアで販売されているあずきバー

「現在はマレーシアに法人を立ち上げ、マレーシアでローカライズしたあずきバーの現地生産&販売を行っており、ハラール認証を取得しています(※)。イスラム教の方が多い国ですが、好評いただいています。今後は他の国でも展開していきたいですね」

シンプルだからこそどんな人でも食べられるというわけだ。国内では、50周年を機に「ミルク金時バー」→「あずきバー ミルク」に、「宇治金時バー」→「あずきバー 抹茶」へと商品名を変更。これからは「あずきバー3きょうだい」として共に頑張っていくという。世界中で安心して食べられるあずきバー、100周年も目指してずっと変わらずいてほしい!

※マレーシアの現地法人が製造・販売されているもののみ。国内のあずきバーは認証を取得しておりません。

<取材・文・撮影/松本果歩>
インタビュー記事から食レポ記事までジャンル問わず執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。

Twitter:@KA_HO_MA



(エディタ(Editor):dutyadmin)
    顶一下
    (0)
    0%
    踩一下
    (0)
    0%
    ------分隔线----------------------------
    コメント(comments)
    Please observe the policies and regulations of the Internet.

    コメント(comment):
    気持(Expression):
    ユーザ:パスワード:
    認証コード:点击我更换图片

    最新コメント コメント詳細画面へ>>
    ランキング(Ranking)