甘酒は「お酒」じゃない?

日本で昔から親しまれている飲み物のひとつである甘酒が、今ダイエット効果があるということで人気が復活しつつあります。甘酒はお酒だと思って避けていた人も、甘酒は甘いから太ると思っていた人も必見!
甘酒はお酒なのか否か、太りやすいのか痩せやすいのか、なども含め、ダイエット効果や気になるカロリー、効果的な飲み方など詳しくお伝えします。
米麹、酒粕からできるドリンク
甘酒は米麹もしくは酒粕を原料とした、日本の伝統的な甘味飲料です。「甘がゆ」とも呼ばれています。米麹を原料としたもの、酒粕を原料としたもの、両方を原料としたものと主に三種類の甘酒があります。
米麹を発酵させ、デンプン質を糖化して甘くした飲み物であればアルコールは含まれていません。しかし、酒粕とは日本酒のもろみを圧搾した後でできる、ろ過残存物です。つまり日本酒を作る際にできるものなので、アルコールを少量含みますし、米麹に少量の酒粕を混ぜて販売されている甘酒もあるため、原材料の表示をしっかりと確認する必要があります。
ちなみに酒粕からつくられる甘酒はほとんどに砂糖を加えていて、米麹よりも多少カロリーが高いものが多いです。
アルコールはほぼない?
甘酒は「酒」と言いつつ含まれるアルコール含有量は1%未満なので、分類としてはソフトドリンクです。とは言え、甘酒を飲んだ後の運転で、酒気帯び運転で警察に捕まってしまったというニュースを見ると、やはりアルコールゼロとは言い切れません。
お酒に弱い人は場合によっては具合が悪くなることがあるため、米麹が原材料の甘酒を選ぶことをおすすめします。特に乳児、幼児には十分気を付けてください。
甘酒のカロリーはどのくらい?
甘酒は「甘い」という漢字の印象から、甘くてカロリーが高そうに感じる人がいますが、実際は100gで81kcal(砂糖なしの場合)です。これは砂糖なしのココアを牛乳で飲む場合と同じくらいのカロリーです。ちなみにカフェオレは100gあたり砂糖なしで100kcalほどあります。他の甘い飲み物と比べてそれほどカロリーは多くないため、ダイエットに向いていると言われています。
別名「飲む点滴」! メリットだらけの甘酒

甘酒は個人差があるものの、なぜ一般的にダイエットに効果があると言われるようになったのでしょうか? そして、飲む点滴とはどういう意味なのでしょうか?
それは、甘酒に含まれる栄養素は下記で説明するブドウ糖の他にも「ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸、葉酸、オリゴ糖、食物繊維、コウジ酸」など、実際の点滴に含まれる栄養とほぼ同じなのだそうです!
ダイエットのやり方は? 米麹や酒粕はダイエットに向いているのかどうか? など、気になる甘酒の実態についてお伝えします。
栄養が豊富な「飲む点滴」
甘酒はブドウ糖を多く含み、食べたものをすぐにエネルギーに変換するので、身体の疲労回復に役立つと言われています。また、エネルギーに転換してくれるビタミンB群が豊富に含まれていることで、体力回復に優れ、飲む点滴と言われるようになりました。
豊富なビタミンBで代謝UP
代謝ビタミンとも呼ばれるビタミンB群が豊富です。ビタミンB群はいろんな種類を一緒に摂取するほうが良く、そういった意味でも甘酒は理想的な飲み物。糖質、脂質、タンパク質の代謝に効果があるため、ダイエットをしている人におすすめしたい栄養素なんです。
便秘の改善に役立つので美肌効果も
甘酒に含まれるオリゴ糖は、腸の中で善玉菌のエサになってくれる栄養素です。善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。腸内環境が整うことで便秘への効果にもつながります。便秘がなくなることで、腸での活性酸素の発生が抑えられ、アンチエイジングや美肌効果にもつながるため、嬉しいことばかりです!
満腹感を高めてくれる
甘酒はブドウ糖が多いため、甘味があり、血糖値が上がりやすいという特徴があります。これは満腹中枢を刺激して満腹感を感じさせてくれるため、少量でお腹を満たすことができます。しかも低カロリー。ドロドロとした食感も満腹感に一役買っているかもしれません。
甘酒ダイエットのやり方

基本的にダイエットするならばカロリー制限をする必要があります。現代人の食生活では、ほとんどの人がカロリーを摂り過ぎています。運動などの消費活動が少ないせいで摂取カロリーが余り、脂肪として蓄えられ太ってしまうのです。
甘酒ダイエットを成功させるためには何をして、何をしないようにすればいいのでしょうか? カロリーを抑えるためにはどのような工夫をすることができるのでしょうか? 具体的な痩せる甘酒ダイエットのやり方をご紹介します。
朝食と置き換える
甘酒ダイエットは満腹感が高いため1食置き換えダイエットとして向いています。朝食を甘酒に置き換えてコップ1杯(200cc)を飲むだけでOKです。満足感を求めるランチや夕食にくらべ取り入れやすいのではないでしょうか。
基本的に朝は老廃物を排泄するための時間だと言われています。朝食を摂るべきとか、摂らないべき論は別として、「排泄に効果的な時間にする」という目的を設定するならば、液体である甘酒は消化しやすいので効果があるようです。胃腸が刺激を受けて活発に活動し、排便を促してくれるのです。
多少温めて飲むと内臓にも優しく、身体を冷やさず温めてくれるためおすすめです。
なんと間食と置き換えてもOK!
間食がやめられない人や、ストレスのせいで無性に甘いものを食べたいときってありますよね!そんなときに、コンビニで甘いお菓子を買うよりも、砂糖たっぷりのコーヒーを飲むよりも、甘酒を飲むのがおすすめです。
砂糖不使用の甘酒でも、十分に甘みがあり満足感があります。お菓子に比べ低カロリーですし、前述のとおり満腹感もあります。さらに、美容効果や便秘対策への効果もありますので、最高のおやつです。間食として置き換えている人も多いようです。
米麹、酒粕どちらの原料がダイエット向き?
米麹と酒粕、どちらで作る甘酒がダイエットに適しているのでしょうか。原材料のカロリーで比べると米麹の方が100gあたり約60Kcalほど多いようです。ただし、酒粕は砂糖を加えて甘酒を作りますが、米麹は発酵する過程で糖質が作られます。
なので、砂糖を加える分を考慮すると、一般的には米麹の甘酒の方がダイエットに向いていると言われています。しかし、酒粕自体にも糖質や脂質の代謝を促進したり、コレステロールの低下を促す成分も含まれているため、同様の効果が期待できます。
また、酒粕の甘酒は自分で作れば砂糖の量を調整できるので、カロリーをあまり気にする必要がありません。ですから、米麹の甘酒を飲むか、酒粕ならば市販の甘酒を買うのではなく、自分で作って飲む方がダイエットには向いていると言えるでしょう。
豆乳や玄米と合わせて!効果を高める方法

甘酒だけでも多くのダイエット効果があることがご理解いただけたと思いますが、さらなる効果を得たい人向けに、豆乳や玄米とあわせた甘酒の飲み方をご紹介します。なぜなら、低カロリーにばかりに目を向けてしまうと、栄養不足でダイエットを失敗してしまう可能性があるからです。個人差はありますが、豆乳や玄米と一緒に甘酒を飲むことで、より健康的なダイエット効果をもたらしてくれます。
豆乳甘酒にして飲む
豆乳にはダイエットに必須な栄養素のひとつである植物性タンパク質が豊富に含まれています。食事制限をして筋肉量を減らしてしまうと、リバウンドの原因になりがちなので、ダイエット中でもタンパク質は必ず摂る必要があります。
動物性タンパク質よりも低カロリーで余分な脂質を含まないため、豆乳はとても優秀なダイエットフードと言えます。美肌効果を期待している人や、甘酒の味が苦手な人にもおすすめの飲み方です。酒粕ベースの甘酒にするとより美肌に働きかける効果があると言われています。普通の甘酒ダイエットが長く続けられない場合に試す人も多いようです。
作り方は、甘酒と豆乳を1:1でを混ぜるだけ。温めて飲むと内臓に優しく身体も冷やさないため、沸騰させない程度に温めるのがおすすめです。とても簡単で手軽に作れる美容ドリンクのでき上がりです!
夕食を玄米甘酒に置き換える
甘酒はそもそも米麹をベースにして作られていますが、玄米ベースの甘酒もあることをご存知ですか? これを玄米麹と言います。玄米由来の食物繊維の豊富さで、米麹以上の便秘対策の効果が見込めます。また身体を温め、冷え性や代謝UPにも効果的だと言われています。
晩御飯を食べて比較的すぐ寝る方は、通常よりも夕食を少なめにする、または夕食の代わりの置き換えダイエット食として、玄米甘酒に置き換えるダイエットがおすすめです。
自分で手作りする場合は、玄米麹を買ってきてブレンダーで多少砕いた後、麹と水を混ぜます。そして、ヨーグルトメーカーに入れて、設定温度を55度から60度にし、13時間ほど温めれば玄米甘酒が完成します!
意外とカンタンな甘酒の作り方

甘酒を作ったことがあるという人は実は少ないのではないでしょうか。甘酒は売っているものを買ってくると思っている人はちょっとお待ちください。実は簡単に作れるやり方があるのです。
まずは米麹を手に入れましょう。最近ではスーパーやインターネット等で簡単に入手することが可能です。美味しい飲み方や、ダイエットに向いている甘酒の作り方などをご紹介します。
お子様でも飲める!米麹の甘酒
【材料】
お米 1合分のお粥
米麹 200g
お水 800cc
【作り方】
①炊飯器にお米、米麹、お水を全て入れます。
②50度くらいの保温スイッチを入れます。このとき蓋を閉めずに布巾をかけることが重要なポイント。蓋を閉めると温度が上がり、麹菌が死んでしまうためです。
③8時間から10時間ほどで完成です!
酒粕の甘酒は食物繊維たっぷり
酒粕の甘酒を作るには、酒粕と水にお好みの量の砂糖を加えて加熱するだけで完成します。長時間電子レンジにかけると麹菌が死んでしまうため、基本的に電子レンジは使わないようにしてください。砂糖もなるべく控えるか、使用せずに飲むことがダイエットを成功させるポイントです。
ダイエットは身体を温めたほうが代謝アップにつながるため、ホットドリンクにして飲むというのは理にかなっています。
甘酒ダイエットの効果が出るのはいつ?

甘酒は低カロリーで、ダイエットにも美容にも効果的であることがわかりました。では、実際に成功したと実感できるのはいつ頃なのか、また、痩せるにはどのような方法がよいのでしょうか。
最低でも2週間程度
個人差はありますが、便秘解消は比較的早く効果を感じやすく、2週間程度で実感できる人もいるようです。効果を感じられない場合は、そもそもの食生活を見直してみる必要がありそうです。
そして、食事1食を甘酒に置き換えていても、他の食事がカロリーの過剰摂取になっているならダイエット効果は感じられないはず。
あくまでダイエットの基本は、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすことにあります。甘酒ダイエットは摂取カロリーを減らすために取り入れるものなので“甘酒を飲んでいるから必ず痩せられる”というのは間違いです。
本格的に痩せるなら2~3ヵ月
あまり短期的なダイエットを求めず、甘酒の置き換えが習慣になるくらい続けてみましょう。急激なダイエットは深刻な体調不良を引き起こす場合もあるため、あまりおすすめできません。リバウンドの原因にもなりやすいので、2~3ヵ月を目標にダイエットしましょう。
甘酒ダイエットのクチコミ&体験談
甘酒ダイエットにトライした人のやり方、気になりますね。実際痩せたのかどうか、クチコミ&体験談をご紹介します。
トータルビューティアドバイザーとして活躍している水井真理子さんも、美容・健康に良い食品として甘酒を紹介されています! 飽きずに毎日飲み続けるための工夫をして、健康と美しさを維持されているようです! 甘酒は置き換え食としてだけではなく、食事に取り組むことでさらに摂取しやすくなります。
どのような甘酒を選ぶのかが重要なポイントになりそうです。市販されている甘酒には糖分が多く、甘くて飲みやすいものがほとんど。ダイエット目的で甘酒を飲んでいるのに、知らず知らずに糖分の過剰摂取をしてしまうこともあるようです。なるべく自分で甘酒を作って、糖分を調整した方がよさそうですね!
日本由来の健康飲料「甘酒」でキレイに痩せよう!

甘酒は古墳時代の頃からあると言われ、長い歴史のある日本古来から受け継がれてきた伝統的な飲み物のひとつです。意味のあるものは、例え理由を知らなかったとしても、愛され必要とされ続けるものなのでしょう。
今はインターネットが普及し、海外のダイエットフードやスーパーフードも手に入るようになりましたが、健康や美容にも効果的、かつ、私たちの身近にある甘酒で手軽にダイエットを始めてみませんか?