「正しい姿勢がくびれをつくる!」5秒で細くなる”ドSストレッチ“で有名なカリスマストレッチトレーナーの兼子ただし先生。
前回のお話しに続き、実践です。
「ストレッチをすると縮こまっていた体がほぐれて、体が正しい姿勢をとれるようになります。姿勢が変われば体の形状が変わる。背骨が美しいS字カーブを描く姿勢がとれれば、ウエストはきゅっとくびれて、お尻もプリッとあがる。肩甲骨が正しい位置にくることで二の腕も瞬時に細くなる。体重が変わらなくても、美しい体に変われるんです」とのこと。
ウエストのくびれ・美脚・ヒップアップ・バストアップはもちろん、背中や腰回り、二の腕もすっきり、小顔効果もあるという夢のようなストレッチを体験してきました。
ストレッチはスタイルとパフォーマンスと〇〇を変える
兼子先生いわく、
「正しい姿勢とれば、スタイルアップするだけでなく、パフォーマンスもアップするんです」とのこと。
兼子先生のストレッチ専門店SSS(スリーエス)には
■痩せてスタイルアップしたい人
■痛みや動きにくさなど、体に不快感がある
など、いろいろ悩みをもった人がやってきます。すると
ストレッチをする
↓
固まっていた体がほぐれて、痛みも軽減、動ける体になる
and
体の形が変わって瞬時にスタイルアップする
↓
代謝がアップして、内臓機能も活性化、体重も落ちる
and
体調がよくなってお肌もつやつや
体はもちろん、心と人生ものびのびと変えるストレッチって何??
まずはとにかく姿勢のチェック
たった5秒でウエストマイナス10センチという荒業が印象的な兼子先生の施術。テレビで何回か拝見して、正直なところ「単なるパフォーマンス?」と思っていました。だって、お腹の力を抜いてだらっとしているときと、背筋を伸ばして、お腹を意識的に引き締めているときって、けっこうウエストサイズって変わりますよね。
ハデなストレッチをして、その態勢を取らせているだけで、すぐに元に戻っちゃうんじゃないの?って思っていた気持ちをやんわりとお伝えすると、
「まあ、とにかくちょっとやってみましょう」
とのことで、さっそく私が実験台に。
自分も体のプロなので、ふだんからある程度のセルフメンテナンスはしているつもり。内心「私ではそれほど効果が出ないのでは?」と思っていたのですが、その結果は…。
猫背はダイエットの大敵です
まず指摘されたのが「肩の巻き込み」。正しい姿勢では耳と肩のトップが一直線になっていなければいけないのですが、肩が前に出て、いわゆる「猫背」の傾向があり。

猫背がクセになると、腹筋がゆるんで、背中の筋肉がひっぱられて固くなりがち。同じ太さだったとしても、猫背になると二の腕や背中がもっさりと見えて、実際ぜい肉も付きやすい。バストも垂れるし、呼吸が浅くなって代謝もダウン。というのが、ダイエットの上でよく言われていること。
健康面でも肩や首のコリ、腰痛や緊張型の頭痛、便秘などにもつながるため、私自身、ぜったいNGを唱えているのですが、パソコンやスマホを長時間使っていると、どうしても猫背になりがちですよね…。
日本人は猫背になる遺伝子を持っている?
兼子先生によると、農耕民族だった日本人は、前かがみで行う作業が多かったため、構造的に体を丸める“屈筋”が発達している。逆に狩猟民族だった欧米人は遠くを見たり、弓をひいたりといった体を伸ばす動きをしていたために、体を伸ばす伸筋が発達しているとのこと。
そういえば、外国人からみても日本人は姿勢が悪いという印象があるようで「日本人女性がドレスを着こなせないのは、体型ではなく姿勢と動き方」といわれたことがありました。たしかにそうかもしれませんね。
ターゲットは横隔膜と斜角筋
実は猫背になりやすいというのは自覚していました。ストレートネック気味なので頭が前に出やすく、頭の重さを支えてバランスをとるために肩が前に出て全体が猫背になる…。
猫背になると、肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。その状態がデフォルトになると、呼吸筋の動きが制限されて固くなり、深い呼吸ができないようになってしまいます。
呼吸に関わる筋肉として代表的なものが「横隔膜」。そのほかにも、肋間筋や胸鎖乳突筋、斜角筋や腹直筋、腹斜筋、腹横筋など、とてもたくさんの筋肉が呼吸と連動しています。
今回私がストレッチしていただいたのが「斜角筋」と「横隔膜」。さて、どんな変化がでるのでしょうか?
斜角筋のストレッチ
「ほら、ここが固いでしょ」
といって、兼子先生にぎゅっと押されたのが、のどぼとけの両脇、やや下。「斜角筋」という筋肉。
斜角筋は首の骨と肋骨をつないでいる筋肉。首を横に倒したり、前屈や後屈するときに、固さや違和感を感じる人は、斜角筋が固くなっている可能性が大。そして私もその一人です。
「はい、口で息を吸って~、はい、吐いて~」
斜角筋を圧迫し、あごを軽く上げ下げしながら、呼吸を3回繰り返します。

横隔膜のストレッチ
次のターゲットは横隔膜。
膜とはいっても実は、板状の筋肉。焼肉でいえば「ハラミ」の部分です。
横隔膜は胸とお腹を分けている筋肉で、横隔膜が上下に動くことによって肺が広がったり縮んだりしています。
横隔膜に柔軟性があり、しっかり働いているかをチェックするポイントが肋骨下。
「ここがちょっと固いですね」
「うっっ」
兼子先生がピンポイントでぎゅっと手を差し込んだのが、やや真ん中よりの肋骨下。自分で触ってみると、たしかに他の部分にくらべて、固くて押すと痛い部分です。
「はい、息を吸って~、はい、吐いて~」
やはり呼吸と連動させながら、肋骨下に指を潜らせるように圧迫し、ストレッチをしていきます。

自分でチェック&ストレッチをするときは、人差し指から小指までの4本の指を揃えて、中心よりから脇の方まで、肋骨に沿って指を潜らせるように圧迫してみてください。痛みを感じるところがあったら、ゆっくりと呼吸をしながら、指を潜らせるようにストレッチすると、筋肉がゆるんで痛みもなくなります。
さて、その結果は?
今回はサイズではなく、パフォーマンスでチェックすることにしました。なぜなら先に書いたように、姿勢が違えばサイズが変わるのは当たり前だから。
その結果がこちらです。
前屈
◎ストレッチ前

指先がすこし床につくくらいです。
◎ストレッチ後

手のひらまでぺたっとつきました。
後屈
◎ストレッチ前

ちょっとまだ固いですね。
◎ストレッチ後

かなり後ろにそれるようになりました。
前屈、後屈ともに、明らかに違います。
そして目に見える以上の変化が「体感」。ものすごく動きやすくなっていました!
前屈は、自然に体が脚の付け根から折りたたまれるように動き、根っこから前屈している感じ。
後屈は、ふだんは首をぐきっとしてしまいそうな怖さと、首と肩の付け根あたりに抵抗感があって反る動きの邪魔をしている感じなのですが、腰から背骨、首までがなめらかに連動して自然に反れる感じ。
これを続けていけば、学生の頃のように自然に自由に体が動くようになるかもしれない。という印象を受けました。でも、これまでと同じ生活をしていれば、戻ってしまうのは当たり前。どのくらいの回数をやればいいのかと聞いてみると
「筋肉が入れ替わるのは120日から180日程度かかるといわれています。SSS(スリーエス)では100日間のストレッチプログラムで固まった筋肉をほぐし、正しい姿勢と動き方を定着させるようにしています」
とのこと。
まとめ
「体を変えるストレッチは人生を変えるかもしれない」
おおげさに思うかもしれませんが、スタイルが変わるだけでなく、体の痛みや重さが消えれば、心もすっきり、頭もクリアに動くようになるのです。
どんより重い体と心を抱えている人は、まずはストレッチで姿勢をチェンジしてみてください!
▼兼子ただし先生の記事です。日本人がどうしてお腹が出てしまうのか、解説してくれています。
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