
スタジオ・ヨギ―にはヨガ、ピラティス、ビューティ・ペルヴィス(骨盤調整)という3プログラムがあります。その中でもビューティ・ペルヴィスはスタジオ・ヨギーのオリジナルメソッドとして大人気のプログラム。
エクササイズの最中に「足の左右の長さが揃った」「顔のゆがみが整った」「あごのラインがすっきりした」など、どんどん体が変っていくというクチコミ多数。
さらに続けていくことで、女性らしいボディライン、バランスのとれた美しい姿勢としなやかな動きが身につき、腰痛や肩こりが改善したり、生理痛が軽くなったりする人も多いのだそうです。
今回は、ビューティ・ペルヴィスの生みの親であるkyo先生のレッスンを体験してきました。
大人気のビューティ・ペルヴィスって何?
骨盤はいくつもの骨の集合体
「ペルヴィス」とは英語で「骨盤」のこと。
骨盤はひとつの骨ではなく、いわゆる「腰骨」と呼ばれる左右の「腸骨」と「座骨」「恥骨」、背中側にある「仙骨」「尾骨」が組み合わさってできています。
骨盤全体は両手を合わせてくぼませたような形をしていて、骨盤底筋とともに子宮や卵巣、膀胱などの内臓を下から包むように支えています。さらに、上半身と下半身をつなぐ血管やリンパ、神経は、骨盤の穴や周囲を通っているという重要なポイント。
この骨盤に注目して全身を整えていくのがビューティ・ペルヴィスです。
骨盤と顔の関係

この日のクラスは特別ワークショップ。
「顔立ちに表れる骨盤の状態~口の締りと骨盤底筋の関係~」というもの。
人気のクラスとあって、スタジオは満員状態。
まずはヨガマットの上に足を延ばして座り、足の長さの左右差をチェックします。
「力を抜いて自然にしてください」
「食べ物はどちら側で噛むことが多いですか?」
初めての参加者はkyo先生が直々にチェックに回ります。
私は左足が長く、右足が短い。
「左の股関節が柔らかいようですね」
というのがkyo先生のお見立て。
「骨盤の左右差は、足の長さだけでなく、顔にも出ます。骨盤を整えることで、顔のゆがみが整ったり、フェイスラインがひきしまったりします」というkyo先生。
顔と骨盤の関係は密接で、顔のゆがみを整えることで、全身を整えるというアプローチをする先生もいるのだそうです。
体をゆがませる日常生活のクセ
ここで顔や体をゆがませる原因となる日常生活のクセをチェックしてみましょう。
〇椅子に座るときに足を組むクセがある
〇かばんをいつも同じ側で持っている
〇片側ばかりで食べ物を噛んでいる
〇よく頬杖をついている
といったクセがある人、
〇長時間同じ姿勢で座っていることが多い
〇運動不足
〇横向きやうつぶせで寝る
といった人は、姿勢が崩れ、筋肉や筋膜の柔軟性が低下して、顔や骨盤にもゆがみが定着してしまいがちです。
ゆがみがひどくなるタイミング
日常生活のクセが顔や体のゆがみにつながるということは、意識の高い女性たちにとっては、もはや常識。
「スタジオ・ヨギーに来ているみなさんは、意識が高い方が多いので、あまり左右差がないように見えるかもしれませんね」というkyo先生。
たしかに周りを見渡してみても、しなやかですっきりとした体の方が多い印象。そんな人たちでも、明らかにゆがみが出るタイミングがあるそうです。
「疲れているときや体調が悪いときには、体のクセが出やすくなります。そういうときに自分の顔や体をチェックしてみてください」(kyo先生)
顔と体の“ゆがみチェック”アプリ

体や顔のゆがみはプロからみると一目瞭然。とはいえ、素人からみると、ゆがみやねじれを指摘されてもピンとこないという人もいます。

そんな人におすすめなのが顔や全身のゆがみをチェックできる姿勢分析アプリ。
私は数年前から「ゆがみキャッチャー」や「Face Point」などを使っていますが、「姿勢 アプリ」「顔 ゆがみ アプリ」などのキーワードで検索すると、いろいろなものが出てくるので、試してみてるといいかもしれません。
ビューティ・ペルヴィスの技

今回のワークショップで行ったのは、ゆっくりと筋肉や筋膜に働きかける手技。体を動かすヨガやピラティスに比べ、ビューティ・ペルヴィスは「自分で行う整体」という印象です。

「ビューティ・ペルヴィスは様々なトレーニング法やキネシオロジー、整体学などを統合したプログラムです」というkyo先生。
クラスではスマホで自分の顔を撮影しながら「ろっ骨を広げる呼吸」と「背中に入れる呼吸」を練習したり、目の周りの骨や前頭骨、頬骨、鎖骨周りや胸鎖乳突筋などにアプローチ。
数十秒のエクササイズで、顔がリフトアップしたり、目が大きくなったり、左右のバランスも整っていきます。その変化に、写真を撮って確認するたびに「お~!」というどよめきと喜びの声があがりました。
クセは矯正しなくてもいい?
「クセは絶対に強制しなきゃいけないわけではないんです。クセはひとつの個性。クセがあっても、それが全体の中で調和していればいいんです」
健康のために運動を始めると、ついつい“よりよく”を求めてしまいがち。だれと競うわけでもないのに、「体の柔軟性」や「左右のバランス」にこだわったり、「筋肉量アップ」「脂肪減少」を目指したくなってしまうもの。
ビューティ・ペルヴィスという名前から、西洋的なエクササイズなのかと思っていましたが、とても東洋的な考えがベースにあることに興味を持ちました。このあたりは日本独自の整体である「野口整体」の考え方も生かされているとのことです。
ビューティ・ペルヴィスの効果
最後にkyo先生にいくつか質問をしてみました。
―どうしてビューティ・ペルヴィスを作ったんですか?
「私は30年くらい前から、エクササイズ業界に携わっているのですが、プロの方々にもケガや不調に悩んで整体に行く人がとても多いことに疑問を感じていました。そこで気が付いたのが、多くのエクササイズが女性のためのものではなかったということです」
―エクササイズは男性のものということですか?
「たとえば“ヨガ”は、もともと男性の修行者が悟りを開くために行ったものです。それをそのまま女性がやろうとすると頑張りすぎになってしまいます。そこで女性のためのプログラムを作ろうと思ったんです」
―なぜ骨盤なのですか?
「現代の女性は骨盤がガチガチに固まっている人が多いんです。これをほんの少しゆるませてあげることで、“体の反応”がよみがえってくるんです。体はもともと自分で治ろうという働きがあるので、骨盤がゆるめば、寝つきがよくなったり、生理痛が緩和したり、様々な不定愁訴が消えていったりと、さまざまな反応が起こるんですよ」
まとめ
ビューティ・ペルヴィスは、骨盤からのアプローチで、ガチガチになった体と心を開放するエクササイズを超えた健康法という印象を受けました。
更年期の不定愁訴に悩む方から、妊産婦のケアまで幅広く対応できるビューティ・ペルヴィス。自分の体を知りたい人、自分の体と心をコントロールできるようになりたい方に、おすすめです。