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“交感神経の働きをアップして、脂肪を燃やせ”

ワインと肉をこよなく愛する走るアンチエイジングドクター・青木晃先生に聞くダイエット術Vol.2は“交感神経の働きをアップして、脂肪を燃やせ”。

まずはみんながちょっと悩んでいる質問を、青木先生にぶつけてみました。

Qここ数年、思ったように服が似合わない感じになってきているんです。

「ダイエットっていうのは、単に体重を減らすことじゃなくて、引き締まったキレイな体を目指すべき。服が似合わないってことは、体型が崩れてきているってことだから、そろそろ本腰を入れてダイエットした方がいいですよ」

Q 食事も運動も前よりは気にしているんですけどね〜

「20代なら食事と運動をちょっと気をつければ、1ヶ月で3kgくらいやせた。でも30歳を過ぎると前以上にがんばっても全然痩せないっていう人が多くなる。それは代謝と自律神経の柱が倒れてるからなんです」

Q代謝と自律神経の柱?

「痩せるには入ってくるエネルギーを減らすか、消費エネルギーを増やす。これは絶対に変わらない2本柱。さらに30歳を過ぎたら、代謝の柱と自律神経(ホルモン)の柱が必要になるんです」

ダイエットの基本ポイント。知っておきたい「代謝」について

消費エネルギーを多くするための3つの代謝について。

①基礎代謝
骨格筋の量と比例する。食べる量が変わらない、運動する時間を変わらないのに年を取ると痩せにくくなるのは、筋肉が落ちて基礎代謝が減ることが原因のひとつ。ダイエットを成功させるには、筋肉をつけて基礎代謝を上げることが必要。

②活動代謝
代謝を上げるというと、激しい運動をしなければならないと思いがちですが、日常生活の中から活動する習慣をつけることが大切。運動以外にも、座りっぱなしの生活や、タクシーやエレベーターなどの移動手段など日常生活を見直して、活動代謝のアップを目指そう

③食事誘導性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)
タンパク質が豊富な食事をしっかりと噛んで食べることはDITのアップに有効。早食いや食事ぬきはNG

今回のポイントは「自律神経」です。


ダイエットの公式 ;交感神経の働きをアップして脂肪を燃やせ

「太っている人は、たいてい自律神経のバランスが崩れています。とくに交感神経の働きが低下しているんです」(青木先生)

え?交感神経が低下しているんですか?? 現代社会はストレスだらけ。交感神経が緊張しっぱなしだから、アロマやお風呂やヨガなんかで副交感神経のスイッチを入れましょう、とよく言われていますが…。

「交感神経は脂肪を分解して脂肪酸を作ります。これが血液によって筋肉などに運ばれて、エネルギーとして消費される。これが“脂肪が燃える”ということ。だから脂肪を減らすには、交感神経がしっかり働くことが必要なんです」

じゃあ、交感神経がバリバリに働き続けていた方が、ダイエットにはいいってこと?

そう、勘違いしそうになるけれど、体はそんなに単純ではない。その理由をちゃんと知るために、ここで自律神経について、簡単に理解しておきましょう。

そもそも「自律神経」って何?

交感神経とは

活動しているときや興奮、緊張しているときに活発に働く神経。呼吸や脈拍が早くなる、血圧があがる。覚醒する。

副交感神経とは

休息中やリラックスしているときに活発に働く神経。呼吸や脈拍が遅くなる、血圧が下がる。胃腸が活発に働く。眠くなる。

「代謝と自律神経がポイント!」 のまとめ

精神的なストレスはもちろん、深夜のパソコンやスマホなども交感神経を刺激します。交感神経が興奮しっぱなしになると、活動と休息のON OFFの切り替えができなくなります。すると、

「眠り」の質が悪くなる;疲れが取れない;体を動かすことがおっくうになって活動代謝が減る。

「血行」が悪くなる;体が冷える;基礎代謝が落ちる などの悪循環で、どんどん太りやすくなってしまいます。

さらに交感神経が酷使され続けると脂肪燃焼の働きも鈍り、コントロールできなくなり、どんどん痩せにくい体になってしまうのです。


「痩せ体質の人は、交感神経と副交感神経がそれぞれしっかりと働き、バランスよく連動しています。

ダイエットを成功させるには“食事・運動・代謝・自律神経”の4本柱をチェックして、自分が痩せない理由を見極めることが大切です」