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2017年1月11日に放送された「おデブがアイドルに大変身!ダイエット総選挙2017」(TBS系)で「8時間ダイエット」を指導されていました、内科医の大竹真一郎先生にお話を聞きました。

訪れたのは東京・赤坂にある「おおたけ内科消化器クリニック」。
地下鉄・・赤坂駅を出てすぐのビルの4階にあるクリニックです。
ちょうど放送があった日から、1週間後のことでした。

「8時間ダイエット」は最強のダイエットですか?

「いえいえ、あらゆるダイエットの中で『8時間ダイエット』がベストなダイエット法であるとは言ってないです(笑)。例えば『糖質制限』でもよいですし『有酸素運動』でもよいです。

ダイエットにとって最も大切なことは、その方法が『続けられるのか』ということです」(大竹先生)

ダイエット方法を選ぶポイントは?

「続けられるためには、以下2つのポイントが大切になります。

①ルールが簡単
②ストレスが少ない

例えば
難しいカロリー計算やハードな運動が伴うものは、なかなか続けられません。

テレビ番組のように、誰かが一対一で指導をしてくれたり、仲間と一緒にやらないと、厳しいダイエット法はまず続けられません。
仮に続けられたとしても、リバウンドしてしまうことになります」(大竹先生)

「8時間ダイエット」のルールは?

「ルールは簡単です。

食べ始めから終わりまでを8時間以内にすること。

もちろん、8時間たったあとはきちんと水分補給してください。

なので朝の7時に食事を始めた人は、+8時間、つまり15時までに食事を終えること。

例えば朝食抜きで、12時に食事を始めた人は、20時、つまり夜の8時までに食事を終えればよいので、朝食抜きで始める方が多いですね」(大竹先生)

「8時間ダイエット」の痩せるポイント

8時間ダイエットがなぜ痩せるのか。

「それは8時間以内に食事を終えることにより、1日の摂取カロリーが自然に制限されるため。

8時間以内で3食摂るのはけっこう難しい。1食を軽くするか、1食抜くかしないとなかなかお腹がすかない。
なので、3食食べても1食を軽くすれば全体としてカロリーが減る。

1食抜けば2食分のカロリーになり、総カロリーが減る。
難しいカロリー計算などをしなくても、自然にカロリー制限ができるというもの」(大竹先生)

朝食を食べないと太るという話もありますが

「一般的には朝食を抜かないほうがいいといわれていますよね。
実際に朝食を抜く人のほうが太っているという研究結果もあります。

Deleterious effects of omitting breakfast on insulin sensitivity and fasting lipid profiles in healthy lean women.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15699226

この実験では『朝食を抜いても体重が増える原因である血糖値の上昇やインスリン分泌の上昇はなかった』ということです。

つまり、朝食を食べないことが直接的に体重増加につながるのではなく、朝食を食べない人は、食生活自体に問題がある、と考えられたわけです」(大竹先生)


朝食と夕食どちらを食事のたくさん食べるといい?

「朝たくさん食べる人と、夜たくさん食べる人を比較したところ、

朝たくさん食べる人は体重は減ったが、筋肉量は落ちてしまった。
夜たくさん食べた人は筋肉量は落ちなかったが脂肪は減った。

という実験もあります。

Weight loss is greater with consumption of large morning meals and fat-free mass is preserved with large evening meals in women on a controlled weight reduction regimen.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9040548

これは、朝たくさん食べた人は体重が減るが、それは筋肉が減ったからであって、夜たくさん食べるほうが健康的に痩せることができるということ」(大竹先生)

つまり
「太っている」人を調べてみたら、「朝食を抜いている」人が多かったのであって、
「朝食を抜く」と「太る」というわけではないということです。



「8時間ダイエット」だと食事の回数が減って満足できないのでは?

「回数が少ないほうが満足感を得られるという実験もあります。

The Influence of Higher Protein Intake and Greater Eating Frequency on Appetite Control in Overweight and Obese Men
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4034047/


これは肥満男性を対象にしたものですが、たんぱく質の高い食事を3回摂取したところ、同じ量を6回分けて食べたときに比べ、満足感が出て空腹感がなくなるという結果が出ました」
(大竹先生)

つまり食事の回数が少ないほうが1回にしっかり食べられるため満足感が高くなり、ダイエットを続けやすくなるんです。

「8時間ダイエット」で食生活、生活習慣のリセットを

「8時間ダイエットの本当の効果は食生活、生活習慣のリセットにあります。

たとえば今回のテレビ番組の参加者は、食事のほとんどをお菓子で済ませるという生活でした。それが、この「8時間ダイエット」をきっかけに、自分で食事を作って食べるようになったのです。

なので、「8時間ダイエット」をすることで、自分の食生活、生活習慣のリセット、また見直しができることが、一番のメリットですね」(大竹先生)

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