ほうれん草ダイエットって何?

お浸しなどにして食べると美味しいほうれん草は、ダイエット食材としてもおすすめです。その理由は栄養が豊富なことと「チコライド」です。
「食前に食べるだけ」のほうれん草ダイエットですが、その方法とは一体どのようなやり方なのでしょうか? また「チコライド」とは一体なんなのでしょうか?
「食前に食べるだけ」簡単ダイエット
このダイエット方法の基本的なやり方は、食事の前にほうれん草を食べるだけ。
スーパーで手軽に手に入れらる野菜で、コスパもいいため比較的続けやすいのがメリットです。
ほうれん草がダイエットに効果的な理由
ほうれん草には、食物繊維が豊富に含まており、ポッコリお腹の原因、便利を解消するのに効果的です。また、脂肪燃焼を助ける働きがあるビタミンB群も豊富で、ダイエット中に積極的に食べてもらいたい野菜のひとつです。
なお、ビタミンB群はダイエット中特に不足しやすい栄養素。あわせて鉄分も摂取することができるので、栄養が偏ることなく、健康的なダイエットをしたい方にはおすすめです。
ほうれん草から抽出される、「チラコイド」って?
2014年、スウェーデンの科学者により発見された「チラコイド」。ほうれん草から抽出したエキスに含まれるこの成分には、食欲を抑える効果がある、という研究結果が発表されました。
現在ではチラコイド入りのサプリメントも発売されており、ハリウッドセレブや芸能人の間でも話題になっています。ただしほうれん草を食べるだけでは効果が得られないとの説もあり、この化合物についてはひきつづき研究が続けられています。
ダイエット効果は?
ほうれん草には食物繊維や鉄分が豊富に含まれていることはよく知られています。しかし先に触れたとおり、ビタミンB群には、脂肪燃焼を助ける働きもあるため、不足しがちな人は、痩せにくい体になっていることも。では、ほうれん草のダイエット効果について詳しくみていきましょう。
豊富な食物繊維による、便秘解消効果
特にほうれん草に豊富に含まれているのは“不溶性食物繊維”と呼ばれるもので、これは胃腸で水分を吸収し、大きく膨らむ食物繊維のことを指します。
不溶性食物繊維は便をかさ増しし、腸壁を刺激して腸の動きを活発にしてくれる働きをもちます。便通を促してくれるので、腸内の老廃物を排出するサポートにもなりますし、お腹をスッキリさせることに非常に役立ちます。
基礎代謝がアップし、痩せ体質に!
食物繊維は便秘の改善に役立つだけではありません。腸内環境が良くなると腸の“蠕動(ぜんどう)運動”が活発になり、代謝があがります。代謝が上がるということは脂肪の燃焼効率のアップにもつながります。
代謝のいい体は痩せやすく、太りにくいといわれます。ほうれん草の豊富な食物繊維は、体を“痩せ体質”にするサポートにもなる、ということになるのです。
ビタミンB群で、脂肪燃焼効果も高まる
ほうれん草に含まれるビタミンB群。これらは種類によってそれぞれ働きが異なりますが、お互いに協力しあって働く栄養素であり、主にエネルギーを作り出す際に重要な働きをします。さらに脳や神経の働きや皮膚や髪の毛の健康を保つなど、さまざまな役割を担っています。
特にビタミンB2は、脂質を体内でエネルギーに変える代謝を助ける働きをもっており、ダイエットには欠かせない栄養素。効率よくダイエットをしたい場合には、積極的に摂っていきたい成分なのです。
貧血予防には鉄分!
鉄分はほうれん草の代表的な栄養素ともいえます。鉄分は赤血球を作る材料であり、貧血予防に役立ちます。特に生理や妊娠・出産などで鉄分が失われやすい女性にとっては非常に大切で、かつ不足しがちな栄養素でもあります。
鉄分が不足すると、頭痛や疲れやすさの原因にもなります。また爪の色や形が悪くなったりする原因のひとつに鉄分が不足している場合も…。
肌のハリやツヤにもコラーゲンをとおして関わっている鉄分。ほうれん草を日常的にしっかり摂取することは、ダイエットだけではなく貧血予防や美肌、美爪の促進にもつながることなのです。
ほうれん草ダイエットの基本のやり方

基本的なやり方は、“食事の前にほうれん草を食べる”ということだけです。1日の摂取量は100g程度が目安。また、生で食べるよりも茹でることで美味しく食べることができます。
食前に食べて、空腹感を抑える
まず、いつもの食事の前にほうれん草を食べます。そうすることで空腹感を抑えることができます。
また、人の体は空腹時に糖質を含んだ食事をとることで、急激に血糖値が上がります。血糖値が急激に上昇すると、脂質をため込みやすくなります。
食前に食物繊維が豊富なほうれん草などの食材をとることで血糖値の上昇が穏やかになり、その後の食事でも血糖値が上がりにくくなるといわれています。
1日の摂取量の目安は、100g程度がおすすめ。それほど多い量ではないので、気軽に続けることができますね。
アレンジしやすいので、続けやすい!
ほうれん草は料理のアレンジがしやすい野菜です。お浸しやナムルなどちょっとした副菜としてはもちろん、スムージーにすれば朝食代わりにもなります。同じ食材を食べ続けると飽きてしまい、ダイエットも途中で断念しがちですが、ほうれん草なら様々な料理に応用できる、というのは大きなメリットです。
なお、ほうれん草はアクがあるので生よりも茹でて食べるのがおすすめ。美味しく食べることでダイエットも長続きしやすいといえます。
ダイエットのポイント
ダイエットにぴったりのほうれん草ですが、健康的にダイエットをするならいくつか注意しておきたい点もあります。また、食べ方をちょっと工夫するだけでその効果を高めることもできます。
きれいにすっきりとダイエットするために、押さえておきたいポイントや注意点をチェックしておきましょう。
シュウ酸に注意
生のほうれん草には“シュウ酸”という成分が含まれています。いわゆる“えぐみ”、“アク”のもとになる成分。
シュウ酸はカルシウムと結合する性質があるので、多く摂取しすぎると結石がでやすくなります。ただし、多量とは生で1㎏以上と言われているので、健康な方が通常の食事として食べる程度だったら大丈夫です。
なお、茹でることでシュウ酸を減らすことができます。えぐみやアクが減り食べやすくなるので、いちど茹でてから食べるのがおすすめ。また生の野菜は体を冷やす作用も持つので、体を冷やしたくない人にも茹でたほうれん草をおすすめします。
置き換えダイエットはNG
ほうれん草は栄養豊富な野菜ですが、完全置き換えはNG! 極端なダイエットは栄養バランスが偏り痩せにくい体になってしまうだけでなく、体調不良にもつながります。
あくまでも食前に食べることで効率よく栄養素を摂取する、というのが目的です。また適切な食事制限と適度な運動がダイエットの基本。バランスのよい食事を心がけてください。
適度な運動が不可欠!
ダイエットに適している食材ではありますが、それ自体に脂肪を燃焼する働きがあるわけではありません。体の代謝をサポートする働きと食物繊維による便通のサポート、そして食前に食べることで食事全体のカロリーを抑えることが期待される食材です。
ほうれん草を食べているだけで痩せていく、というわけではないので、当然通常の食事でカロリーを摂りすぎれば太ります。また即効性のあるダイエットではありませんので、適度な運動を組み合わせることが大切です。
通勤や通学時間を使ったウォーキングや、1日5分のストレッチから始めるなどして、運動を習慣にしてみましょう。運動と組み合わせることで、ダイエットの効果は高まります。
美味しく続ける! おすすめレシピ
ダイエットは途中で断念せずにとにかく長く「続ける」ことがとても大切。そのためにもアレンジレシピを利用して、美味しく食べることも重要なポイントになってきます。
ここでは毎日の食卓に加えてほしい、ほうれん草のアレンジレシピをご紹介します! ぜひ楽しみながら作ってみてくださいね。
サーモンとほうれん草のトマトクリームパスタ
ほうれん草に加えて、ダイエット食としても人気のあるトマトを使用したレシピです。カロリーの摂取量を減らしたい方は、パスタの量を減らして、野菜の量を増やしてみてください。食べながら楽しくダイエットしたい方におすすめのレシピです。
<材料>
※3人分
カゴメアンナマンマ トマト&バジル 1瓶
生鮭 2切れ(200g)
塩 少々
こしょう 少々
ほうれん草 1/2わ(100g)
生クリーム 1/4カップ
オリーブ油 大さじ1
スパゲティ 240g
<作り方>
① サーモンはひと口大のそぎ切りにし、塩・こしょうをする。ほうれん草は5cm長さに切る。
② フライパンにオリーブ油を熱し、鮭を入れて両面焼き、取り出す。
③ ほうれん草をサッと炒め、「アンナマンマ トマト&バジル」を加え、鮭を戻し、ひと煮立ちさせる。
④ 1%塩分(分量外)の熱湯でゆでたスパゲティと生クリームを加えて全体をあえて完成。
<ポイント>
スパゲティは1.6㎜がおすすめです。
【美肌メニュー】サーモンとほうれん草のトマトクリームパスタ|@ビューティーガール
卵とほうれん草のココット
このレシピのポイントは、事前にほうれん草を茹でておくこと。シュウ酸の摂取をなるべく最小限に抑えるためには、このひと手間が大切です。
<材料>
※1人分
卵 1個
ほうれん草 2株
トマト 1/2個
カマンベールチーズ 1/5個
塩・こしょう 少々
バター 小さじ1/2
<作り方>
① ほうれん草はゆでて5cm幅に、トマトとカマンベールチーズは一口大に切る。
② ココット型に薄くバターをぬる。
③ ①を入れてくぼみを作り、卵を落し入れ、塩・こしょうをする。
④ 爪楊枝などで黄身に穴をあけ(破裂防止の為)、トースターで約5分焼く。
卵とほうれん草のココット | 服部先生の1週間ダイエットレシピ
ほうれん草のチキンカレー
スパイスは、発汗作用があり代謝を促進してくれるので、ダイエット中は特に積極的に取り入れていきたいもの。
カレーにすることで食欲がない日でも食べられることができますし、ちょっと疲れ気味の日にもスパイスは効果的。ダイエット中でも日々の食卓にメリハリをつけたい、そんな日にぜひ試してみてください。
<材料>
※1人分
鶏むね肉 180g
塩・こしょう 少々
カレー粉 小さじ2
ほうれん草 4株
たまねぎ 1/2個
にんにく 適量
Aコンソメ 小さじ1
Aカレー粉 小さじ1
A水 2カップ
塩・こしょう 少々
薄力粉 大さじ1
サラダ油 小さじ1
あればローリエ 1枚
<作り方>
① 鶏肉に塩・こしょう、カレー粉で下味をつける。
② たまねぎとにんにくは薄切りにする。ほうれん草はゆでて粗く刻む。
③ サラダ油をひいた鍋ににんにくを入れて火にかけ、軽く炒める。
④ 鶏肉を加えて炒め、一旦取り出す。
⑤ 鍋にたまねぎと薄力粉を入れ、きつね色になるまで炒める。
⑥ 取り出した鶏肉を鍋に戻し、Aとあればローリエを加えて煮込む。
⑦ ほうれん草を加え、塩・こしょうで味を調える。
ほうれん草のチキンカレー | 服部先生の1週間ダイエットレシピ
効果はどのくらいの期間ででる?
即効性があるダイエットではないので、できるだけ長く続けることが大切な「ほうれん草ダイエット」。とはいえ、どの程度の期間を目安に続けたらよいのでしょうか?
最低1か月は続ける
ダイエット期間は個人差があるものの、最低1ヶ月は続けるようにしましょう。半年継続してようやく効果を感じる人もいれば、1年程度続けても効果を実感することができない・・・という方もいます。すぐに効果が出ない長期的なダイエット方法であることを頭に入れておきましょう。
長く続けているのに効果が全くない。という方は、1日を通しての食生活を見直してみましょう。
脂肪燃焼をサポート!
前述のとおり、ほうれん草に含まれるビタミンB2には脂質代謝を助ける働きがあり、脂肪の燃焼をサポートする効果が期待されます。ただしほうれん草が脂肪を燃焼してくれるわけではありませんので、その点で注意が必要。代謝を上げるためにはビタミンB2の働きだけでなく、他の食材や栄養素をバランス良く摂ることや、生活スタイルを改善することも必要です。
キレイに痩せる! メンバーさんからのクチコミ情報
実際にほうれん草を食べてダイエットにチャレンジした人のクチコミをご紹介します! 個人差はありますが参考になる体験談ばかり。ほうれん草ダイエットにチャレンジしてみたい、という方はぜひみてみてください。
サプリメントに頼らず、ほうれん草をスムージーにして摂取している、というクチコミ。ほうれん草はスムージーにすると飲みやすく、さらに他の野菜の栄養素も手軽に摂取できます。忙しい朝に手軽に作ることができ、腹持ちがいいのもダイエット中にはうれしいポイントですね。
ほうれん草には食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整えてくれます。腸内環境の改善はお肌の改善にもつながる大切な要素。1年間カップラーメンを我慢したことも非常に大きいですが、ほうれん草の美肌効果を実感されたクチコミだといえますね。
また、ほうれん草に含まれるビタミン群もお肌には非常に効果的。毎日の食卓にほうれん草を加えることを習慣にするのもおすすめです。
まとめ

いかがでしたか? ほうれん草は食前に食べることで、食事中の急激な血糖値の上昇を抑えたり、食事の食べ過ぎを抑えるのに効果的です。またほうれん草に含まれるビタミンB群、鉄分も、ダイエットに必要な脂肪燃焼を助けたり、代謝を上げるサポートをしてくれます。急激に痩せる! というダイエットではありませんが、健康的にダイエットしたい、という方にはおすすめです。目安は1日100g。まずは今日の食卓にほうれん草を並べてみませんか?


