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顔の“筋トレ”で身も心もシャープに!

『老け、たるみを撃退!歌う顔ヨガ』(宝島社)など多数の著書やテレビ出演が話題で、講座受講生は1万人超という、顔アスリート&顔ヨガ講師の間々田佳子さん。

そもそも顔ヨガとは、顔の表情筋を鍛えてストレッチする「顔の筋トレ」のことだとか。間々田さんは、この分野でパイオニア的存在ですが、どういったきっかけで、講師の道に進んだのでしょうか? ご本人にお聞きしてみました。

顔ヨガを始めたいきさつをお教えください

なかなか信じてもらえませんが、幼いころ、私は運動オンチでした。ところが30代になってからアルゼンチンタンゴの世界にドップリハマり、肉体改造や筋トレに励むことに…。その甲斐もあり、2010年の世界選手権アジア大会で優勝を飾ることができました。当時は38歳でしたが、体内年齢はなんと23歳! ですが、その時の写真を見ると、ほうれい線がくっきりと刻まれ、眉間にも深いシワ、頬も垂れていて弾力は微塵も感じられないといった有様で…。もう、愕然としたというか(苦笑)。首から下は鍛えていても、そこから上では年相応、いや、それ以上に顔に年輪が刻まれていたのです。

アルゼンチンタンゴはペアで踊るダンスですが、私は相手とうまくいかないことがあり、それって、ダンスに必死になるあまり、性格はおろか、表情にもキツさが出ていたと思います。「これだけ頑張ってきたのに…」と、悲しい気持ちになったのを覚えています。

そこで気付いたのは、30歳を超えてから肉体改造でハリのある身体になれたのだから、「顔だって筋肉の集まりだし、動かせば鍛えられるのでは?」というアイデア。それからフェイシャルヨガの第一人者として知られる高津文美子先生に師事し、「フェイシャル・ヨガ」の認定講師の資格を取得し、今日にいたります。

顔ヨガを始めて、どんな変化を感じていますか?

顔にはおよそ60種類の表情筋があり、表情筋が心理状態を反映して動き、喜怒哀楽といった複雑な表情を作っています。

ところが表情筋も筋肉ですから、同じ表情であまり動かさないでいると「表情グセ」がつくわけです。それこそ、以前の私のように眉間やほうれい線が、まさにその証拠。

加えて、表情筋は言語にも深くかかわり、日本語は平均して20%しか表情筋を使わなくても発声できるので、それも顔の筋トレ不足に陥る原因だったと思います。対してドイツ語は80%の表情筋を使わないと発声できないそうです。欧米人は表情豊かと言われますが、発声することで顔の筋肉を普段からしっかり使っているからかもしれませんね。

私の場合、顔ヨガを通じて、「顔の筋肉も動くんだ!」とわかり、笑うと引きつっていた頬が改善され始め、眉間や額のシワ、ほうれい線も徐々に出なくなっていきました。筋肉も刺激されるので、しなやかな弾力が戻り、血行やリンパの流れが良くなり、むくみも解消。小顔になったと、よく言われます。じつは、顔ヨガを始める前に比べたら体重は5キロほど増えましたが、顔ヨガ効果で顔はシャープな小顔になりましたよ(笑)。

効果はバツグンですね! それでは、何か基本的な顔ヨガを教えていただいてもよろしいでしょうか?

そうですね。では、顔全体の血行を促進する、「くちゃくちゃぱっ」を、ご紹介しましょう。これは顔ヨガのウォーミングアップにもなるポーズです。朝起きて、メイクの前にすれば、ファンデーションのノリも違ってきますよ!

① 縮める:鼻から息を吸い、口から吐きながら、顔の中心にすべてのパーツを寄せていく

② 伸ばす:口を大きくあけ最後の一息を吐きながら、①で縮めた顔の筋肉を一気に外に伸ばす(ストレッチする)

③ 緩める:息を吐きながら顔から力を抜き、表情筋をほぐす

ポイントは、①~③を10秒ほどで行い、2~3セット繰り返すだけ。表情筋を伸縮させることで、顔全体の筋肉に刺激が行きわたりますから「顔の筋トレ」としてピッタリです。できるだけ思い切り、筋肉をしっかり使って行いましょう。何日か続けていくと、強張っていた筋肉が柔らかくなり、むくみの改善が自覚できるはず。血行が良くなれば美肌にもつながります。

手軽にできるので長続きしそうです。ありがとうございました!

今回は、間々田さんのヒストリー、顔ヨガの基本をお伝えしました。さっそくお試しください。次回以降も、引きしまった小顔、きめ細やかな美肌、さらには魅力的な表情を手にするための、顔ヨガに迫っていきます!