パイナップルダイエットの効果とは?

甘みが強く南国の香りが漂うパイナップル。実はこのフルーツには様々な効果があるんです。
ちなみに「パイナップル」という名前は、松の「pine」と果実の「apple」を足したもので、松ぼっくりを指しています。たしかに皮が松ぼっくりに似ていますね!
パイナップルにはお肉を柔らかくすることで有名なたんぱく質を分解する酵素、ブロメリンが含まれています。そのほか、消化を助け便秘を予防する食物繊維も豊富。それらの働きについて詳しく見ていきましょう。
たんぱく質を分解するブロメリン
「ブロメリン」とは、別名「ブロメライン」とも言われる、たんぱく質を分解するプロテアーゼとよばれる酵素のひとつ。消化を助ける植物酵素のプロテアーゼには、ブロメリンのほかにもペプシダーゼ、フィシンなどの様々な種類があります。
肉料理の下ごしらえに植物酵素を使ってお肉を柔らかくするのも、たんぱく質分解酵素が働くからです。ゼラチンでゼリーを作るときに、生のパイナップルを入れると固まらないのも、酵素がゼラチンを分解を分解しているためです。
代謝を促すビタミンB1
パイナップルの栄養素の中には、糖質の代謝に必要なビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、豚肉やうなぎなどに含まれる水溶性ビタミンのひとつです。
ビタミンB1が不足すると 糖質の代謝が滞り、乳酸などの疲労物質が体にたまり、疲労や倦怠感などの症状が現れます。
また、ビタミンB1は新陳代謝を促進します。そして、糖質のエネルギー変換を助けることからダイエット効果が期待できるというわけです。
脂肪の吸収を抑える食物繊維
パイナップルには、脂肪の吸収を抑えるのに効果的な食物繊維が含まれています。
食物繊維のなかには、水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があります。パイナップルには水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含まれています。これは繊維の多い野菜に多く含まれ、便通をサポートしてくれるのでデトックス効果も期待できます。また、不溶性食物繊維は腸内環境を整え、ダイエット効果を導きます。
甘いのにカロリーが低め
甘くておいしいパイナップル、ついついたくさん食べてしまうとカロリーが気になりませんか? 文部科学省の食品成分データベースによると、パイナップルの実の部分のカロリーは、100gあたり約53kcal。意外と低くてびっくりしませんか? ダイエット中に甘いものが食べたくなったときにパイナップルを食べれば、ストレスもたまりにくくなりそうです。
他にもパイナップルの効果はたくさん!
パイナップルは、ダイエットに欠かせない、糖質の分解やエネルギー変換に役立つだけではありません。疲労回復、美肌、便通のサポート、むくみの解消など、様々な健康効果も期待できます。一体、このフルーツに含まれるどんな成分がその働きをしてくれるのでしょうか。
疲労回復や老化防止の強い味方
パイナップルが疲労回復に効果があると言われている理由は、クエン酸とビタミンCが豊富に含まれているから。
クエン酸はクエン酸回路とよばれるエネルギー代謝経路として働きます。そして体のエネルギーを生み出すと考えられています。
また、ビタミンCには、体の酸化を抑える抗酸化作用があります。この抗酸化作用が疲労回復や老化に働きかけるといわれています。
ビタミンCや食物繊維で美肌に
パイナップルの栄養素のひとつであるビタミンCは、美容系のサプリでもおなじみ。
ビタミンCは肌の真皮細胞である線維芽細胞の働きを活発にする手助けをします。線維芽細胞は美肌に重要なコラーゲンやヒアルロン酸などを生成すると言われています。
また、ビタミンCの抗酸化作用でシミ・シワの予防にも役立ちます。ビタミンC入りの美白化粧品が多いのはこのような理由からなのです。
そして、食物繊維は腸内環境を整え、ニキビ・吹き出物の原因になる老廃物を排出してくれます。パイナップルの食物繊維は老廃物の排出を促してくれるので、結果的に美肌にも効果的だといえます。
腸内環境をスッキリ整える
パイナップルに含まれる不溶性食物繊維。その特徴は水に溶けにくいということです。水に溶けにくい食物繊維は腸の中の老廃物を巻き込んで便をかさましし、また腸内を刺激してくれるので、便通のサポートにもなります。腸内環境が整い、お腹がスッキリします。このような効果があることから、パイナップルは便秘に効果的だとと言われているのです。
むくみにも効果的
夕方になると靴がきつくなったり、足がパンパンになってしまう「むくみ」。パイナップルにはむくみに効果のある栄養素の中で、特に有効と言われるカリウムが豊富に含まれています。
むくみは、塩分(ナトリウム)の摂り過ぎなどで、体に水分が溜まることから発生します。そこで、カリウムの出番です。この働きは、溜まった塩分を汗や尿として体外に排出すること。体内の塩分バランスを調整してくれます。
なお、腎臓機能に障害がある場合、体内のカリウムバランスの調整ができず、高カリウム血症になってしまう場合もあります。心配な方は医師に相談してみましょう。また何事も過剰摂取は禁物。食べ過ぎに注意してください。
パイナップルを食べるタイミング

ずばりパイナップルがその効果を発揮できるタイミングは、「食前」。パイナップルは空腹時に食べるとなんと30分ほどで腸までたどり着きます。食前に食べることで腸内環境を整えることに役立つ、というわけですね。
朝食をパイナップルにする
糖が脂肪に変わりにくい朝食をパイナップルに置き換える方法です。
・朝食はパイナップルを食べます。食べる量はとくに制限はありません。
※パイナップルには舌や胃を刺激する成分が含まれているため、口内炎や胃炎など粘膜が弱っている方、強い刺激を感じる方は摂取を控えましょう。
※食後に下痢や腹痛、肌のかゆみや発疹がでる場合は、アレルギーの可能性があるので注意が必要です。
・朝食以降、その日はパイナップルを食べないようにします。
・その後、炭水化物、脂質、タンパク質を摂る場合は、2時間以上間隔を空けましょう。
・2時間以上経過したら、炭水化物を食べましょう、摂取に制限はありません。
※フルーツジュースやワインはパイナップルと同じ果物、ワイン以外のアルコールは炭水化物と考えます。
パイナップルの缶詰はNG
加工されたパイナップルは、ダイエットに効果的なのでしょうか?
パイナップルは加工方法によって、成分の効果に違いが出ます。パイナップルの缶詰やドライフルーツでもダイエットが可能なのかどうかみてみましょう。
カギになるのはパイナップルに含まれる酵素ブロメリンの性質です。
ブロメリンは熱に弱い
たんぱく質を分解する酵素、プロテアーゼの一種で、ブロメリンは熱に弱い性質があります。60度以上の熱を加えると効果が失われてしまいます。
缶詰のパイナップルは加工の段階で加熱処理が行われるため、その際にプロテアーゼの働きが失われています。そのため、缶詰のパイナップルはダイエットには不向きと考えられます。
ドライフルーツはOK
パイナップルのドライフルーツはダイエットにもおすすめです! 天日干しなど熱処理されていないドライフルーツは熱処理されていないため、タンパク質を分解する酵素のブロメリンが入っているのです。
また、生の果物を乾燥させて作ったドライフルーツはビタミンや食物繊維などがギュッと凝縮され、栄養価が高まると言われています。扱いやすく保存も楽なので、気軽に効率よく栄養素を摂取できます。グラノーラやシリアルなどと混ぜて食べるのもおすすめです。ただし、ドライフルーツは糖分を多く含んでいるものもあるため、製品のカロリーを確認しながら適切な量を摂取しましょう。
パイナップルの上手な摂り方

パイナップルの選び方と切り方
<パイナップルの選び方>
手で持ってみて、ずっしりと重みがあり、お尻部分が黄色く熟してものを選びましょう。
<パイナップルの切り方>
1. パイナップルを横に寝かし、頭の葉の部分とおしりを切り落とします。
2. パイナップルを縦に置いて半分に切ります。
3. 4分の1から8分の1くらいの大きさに切り分けます。
4. パイナップルの中心の芯の部分を切り取ります。
5. パイナップルを立てて、かたい皮と果肉の間を包丁で、切り離していきます。
6. 切り離した実を食べやすい大きさに切り完成です。
※パイナップルの皮部分はふつうの果物に比べ硬く、包丁を持つ手に力が入ります。反対側の手を切らないように注意してカットしてください。
包丁で上手くカットできない場合は、パイナップルカッターやスライサーなどを利用すると簡単です♪
おすすめの食べ合わせ
いちご、キウイ、ヨーグルト、シリアルは、パイナップルと食べ合わせると疲労回復や美肌効果が期待できます。
・いちごとパイナップルのスムージー
ヘタを取ったいちごとパイナップル各100gと水100ccをミキサーに入れて撹拌します。
・いちごとパイナップルのアルコール入りドリンク
いちごとパイナップルのスムージーに健康効果が高い発酵食品の甘酒をプラスした、甘酒ドリンク。また、いちごとパイナップルのスムージーを焼酎割りにする飲み方もあります。
・パイナップル+キウイとシリアルの組み合わせ
パイナップル+キウイにグラノーラやシリアルにヨーグルトを入れると、しっとりして食べやすくなります。
パイナップルダイエットの注意点
パイナップルダイエットは特に難しいことがなく、簡単に始められるダイエット方法ですが、いくつか気を付けたいポイントがあります。パイナップルの選び方や食べ方など、注意点やポイントを確認しておきましょう。
熟していないパイナップルは避ける
熟していない未完熟のパイナップルの果実には、酵素やほうれん草と同じシュウ酸カルシウムが含まれています。口の中がピリピリとしたり、荒れてしまうのはこの影響。消化不良にもなりやすいので、熟していないパイナップルは避けましょう。
また、パイナップルは追熟(ついじゅく)しないと言われています。お店に並んでいる段階で熟したパイナップルを選びましょう。
常温で食べる
南国で栽培されて収穫されるパイナップルには体を冷やす効果があるといわれています。その理由は、カリウムの含有量が多いから。カリウムのもつ利尿作用によって、体が熱を放出するためだと考えられます。冷えたパイナップルを食べると体温が下がり、血流も悪くなりやすくなります。冷えが気になる方には、パイナップルは常温で食べることをおすすめします。
パイナップルだけの単品ダイエットはNG
3食をパイナップルに置き換える単品ダイエットは危険です。栄養が豊富なパイナップルですが、体に必要な栄養素すべてを兼ね揃えているわけではありません。
たとえば朝1食を置き換えたら、あとの昼夜の2食は栄養のバランスが良い食事をしましょう。
短期間で体重を落とそうとして、ひとつの食品だけ食べていると、筋肉が落ちて基礎代謝が低下したり、リバウンドのリスクにさらされてしまいます。なにより栄養不足で体調が悪化してしまいます。健康面に影響が出ないように注意してダイエットを行ってください。
飽きずに続ける方法をクチコミでチェック!
それでは、実際にパイナップルダイエットに挑戦した方のクチコミをチェックしてみましょう! 効果には個人差がありますが、どのような方法でダイエットを成功させたのかは非常に参考になります。
最近体重増えて体力落ちてたんでバイト連勤にして朝食パイナップルとヨーグルトにするダイエット始めたんですよ
— 一二三 誠(イラストAC始めました) (@hihumimaoto) 2017年1月9日
おかげでズボン緩くなりました
発酵食品であるヨーグルトは、腸内環境を整えてくれます。ドライフルーツのパイナップルを入れればちょっとおしゃれなダイエットメニューのできあがり。コンビニでヨーグルトを買えば、例えば職場でもパイナップルダイエットが可能ですね。
パイナップルには、タンパク質の吸収をよくする効果があります。
— ダイエットアドバイザー智☆ (@kireikirei1103) 2016年6月12日
そのため、豆乳とパイナップルを組み合わせることで、
よりよい豆乳の効果が得られるんです
・食物繊維効果から便秘解消効果を実感
・肌荒れやニキビ改善
・栄養価の高いパインから健康維持
・続けることで痩せ体質の完成
豆乳は植物性タンパク質が豊富に含まれていて、大豆イソフラボンやサポニン、ビタミンやミネラルの補給にもなります。パイナップルは豆乳のクセのある味をマイルドにしてくれるので相性は◎。自分にとって美味しく感じられる組み合わせをみつけることが、飽きずに続けられるコツですね!
まとめ

20年ほど前にも取り上げられブームになったパイナップルダイエット。改めて注目を浴びるだけのうれしい効果があるといえるでしょう。食前に食べたり、ドライフルーツのパイナップルを食べるなど、簡単なやり方があるのもうれしいポイント。ダイエット中なのにジューシーで甘いものが食べられるのも、大きなメリットですね。パイナップルがおいしくなるこれからの時期、ぜひチャレンジしてみてください。