
地中海食は糖尿病の改善にも効果的と言われる健康食。そんな地中海の真ん中に位置するマルタ共和国はどんなに健康的な国かと訪れてみると、意外にもEU1の肥満国。オリーブオイルに新鮮な海鮮料理を食べているはずなのにどうしてなのかその原因を探ってみました。
マルタ共和国ってどんな国?
マルタ共和国はブーツ型のイタリアが石を蹴ったような場所に位置する小さな島国です。
その面積は316㎢と淡路島の半分のサイズしかありません。地中海の真ん中にあり、年間300日は晴れと言われるほど雨が少なく湿度の低くカラッとした気候はとても気持ちが良く過ごしやすい環境です。夜でも底まで見えるほど透き通った海に囲まれて新鮮な海鮮食材に恵まれていますが、雨が少なく乾燥した気候のせいで農産物はとても育ちにくいそうです。ただ、イタリアが近いため、様々な野菜がとても安価で売っています。
地中海料理が体に良い理由
地中海料理とは魚介類、穀類、乳製品、野菜、果物類をバランスよく取り入れ、油脂分は肉類を少量とオリーブオイルを中心とするものとされています。オリーブオイルを除けば島国で農耕民族である日本料理とよく似ていますね。ちなみにどちらもユネスコの無形遺産に登録されています。実際に訪れてみても、海鮮のお店はとても多いように感じました。
なぜ太ってしまうの?
そんな体に良い地中海料理を食べているはずなのに、なぜマルタはEU1の肥満国になってしまったのでしょうか確かに街で歩いているとふくよかな方は多いです。
実際に訪れてみて私が感じた原因をまとめてみました。
①イベントが多い
②1回の食事量が多い
③運動が嫌いな人が多い
④就業時間が短い
⑤実際に現地の人が食べているものは脂質と糖質が高い
イベントが多い
小さな島国であるマルタ共和国にはとても娯楽が少ないです。
クラブが集結している小さなエリアが1つとカジノが1件あるのみ。
観光客であればマリンスポーツを思いっきり楽しむことも出来ますが、実際に住んでしまうとその海の魅力も半減してしまうようです。ただ、観光を主な収入源としているマルタ共和国にはイベントがとても多いことが特徴です。実際に、ここ数日間毎日どこかで花火が上がっています。イベントがあるとつい食事量やお酒の量が増えてしまうことは身に覚えがあるのではないでしょうか。
イベントは思い切り楽しむべきですが、毎日続いていると体重はどうしても増えてしまいます。日にちが重ならないように注意したり、厳選して頻度を調整出来ると良いですね。
1回の食事量が多い
マルタ共和国を訪れて1番はじめに驚いたのは、その食事量です。街で売っているパイは顔と同じサイズがあり、ちょっとおつまみのつもりで頼んだカラマリはプレートで運ばれてきます。外食をしようと思っても1人では1品を食べ切るのも大変でした。何を頼んでもほとんどが1000kcalを超えています。いくら体のサイズが違うといってもこれでは体重増加を避けることは難しいでしょう。
日本でも外食ではお食事量が多いことが多々ありますが、出されたものを全て食べるのではなく、少し残して調整してみましょう。残すことに抵抗のある方は、あらかじめ少なめに注文することもおすすめです。
運動嫌いな人が多い
そんな食事量を摂っていても、運動は嫌いという人が多いようです。マルタ共和国には沢山の小さいジムがありますが、通っている現地人はあまり多くなく、ほとんどが滞在客という印象でした。通っている人は体型を気にしているため、とても引き締まっています。
また、ジムに通わずともマルタ共和国はその高低差はかなり高く、坂がとても多い街なので、ここを歩けば十分良い運動になり痩せる気がしますが、実際は車やバスを利用する人が多いようです。
ちなみに、節約しようと歩いていた私は逆に痩せました。わざわざジムに行かなくても生活活動を増やすだけでもダイエット効果はありますよ。
就業時間が短い

マルタ共和国では24時間営業の店はほとんどありません。マクドナルドでも閉店します。
そして、13時から16時はシエスタというお昼休憩があります。つまり社会人でもかなり時間に余裕があります。時間に余裕が出来るとついつい何かつまみたくなってしまいますよね。ここも体重が増えやすくなってしまう原因の1つでしょう。
目の前にお菓子を置かないようにしたり、何かすることを見つけて気を紛らわせることがおすすめです。
実際に現地の人が食べているものは脂質と糖質が高い
ここが1番の問題でしょう。
『日本食は健康的なのにどうして日本に生活習慣病があるのか』この原因と同じです。
どんなに地中海料理や日本食が健康的でも食べていなければ意味がありません。マルタ共和国もレストランには沢山の地中海料理があり、スーパーには新鮮な食材が売っていますが、ローカルな路面店に売られているのはパイとピザ中心。深夜でもバタークリームたっぷりなカラフルなケーキが売られています。レストランの料理は高く、家で調理するのが面倒になると自然と安価なパイやピザに手が伸びてしまいます。
日本でも安価で簡単に食べることの出来るのはファストフードや、丼ものや麺類といった糖質や脂質の高いものばかりですね。値段や手軽さばかりを追わずに、自分が食べたもので体が出来ていることを忘れず、しっかりと選択することが大切です。日本では定食屋も多いので、外食の際は利用してみましょう。
体型や食習慣は環境にとても大きく影響されますが、原因は意外にもどこでも同じようです。
まとめ
海外にきて改めて日本は食の選択がとてもしやすい国だと感じました。ただ、どこにいたとしても自分の選択次第で体は大きく変化します。日本食はとても栄養バランスの良い健康食ですが、生活習慣の選択次第では肥満国になってしまう可能性もあります。せっかく日本にいるのであれば、健康的な食事の選択をしてみませんか。