
ダイエット中のお酒選びは、ビールや日本酒、ワインといった醸造酒よりもウイスキーや焼酎などの蒸留酒、というのはダイエッターの常識。
でも、パーティや会食ではやっぱりシャンパンやワインも楽しみたい!そんなあなたにおすすめなのが、糖質の少ないシャンパンやワイン。実はラベルを見れば、どのくらいの糖質が含まれているかがわかるんです。
ソムリエの資格をもち、ワインスクールレコール・デュ・ヴァンの講師を務めるDr.アンチエイジング青木晃先生にお話を伺いました。
「ある白ワインとあるチーズの組み合わせが腸内環境を整える」という最新情報も公開しますので、最後まで読んでみてくださいね。
~お酒に含まれる糖質~ 蒸留酒は0、レモンサワーは要注意
― まずは、ダイエット中のお酒の選び方の基本を教えてください
「ダイエットのために糖質コントロールをしている方も多いと思いますが、忘れがちなのが、お酒に含まれる糖質です。ふだんお酒を飲む方は、糖質量が少ないお酒選びをすることが、ダイエット成功のポイントです」
― 蒸留酒は糖質ゼロですよね?
「ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は糖質が入っていないので、ダイエット中にはおすすめです。ただしアルコール度数が高く、飲み過ぎると体への負担が大きくなるので注意してください」
甘味があるサワー類に要注意
ここで気をつけたいのが、甘味があるサワー類。
サワーの主材料は「蒸留酒・炭酸水・果汁・糖類」。市販の商品の糖質量をみてみると
・キリン氷結®シチリア産レモン(1缶:350ml)14g
・キリン氷結®パイナップル(1缶:350ml)26.25g
・サッポロキレートレモンサワー(1缶:350ml)23.45g
・サッポロはちみつ男梅サワー(1缶:350ml)28g
・アサヒ南国チューハイアセロラとシークァーサー(1缶:350ml)33.95g
など、かなりの量の糖質を含むものもあります。
市販品には栄養成分量が明記されているので、一度、自分のお気に入りの飲料の糖質をチェックしてみましょう。
~お酒に含まれる糖質~ 日本酒やワインの糖質量は?

― 醸造酒にはどのくらいの糖質が含まれているんですか?
「主な醸造酒の糖質量は以下の通りです。ビールや日本酒はやはり糖質量が高いですね。辛口のワインやスパークリングワインの糖質量はかなり低いものもあるので、上手に選べばダイエット中も十分楽しむことができます」
・辛口ワイン赤/白(グラス1杯:100ml)0.06〜0.24g
・甘口ワイン(グラス1杯:50ml)9.0g
・スパークリングワイン(グラス1杯:100ml)0.6〜1.2g
・ビール(1缶:350ml)12g
・日本酒(1合)6.5〜8.0g
~古いデータに惑わされるな~ ダイエットのためのワインの選び方
― ワインは甘口と辛口で、糖質量の差がかなりありますね。白ワインの糖質量は100ccあたり2.0g、赤ワインは1.5gという資料をよく見かけますが、違うんですか?
「それはかなり古いデータです。昔は「赤玉ポートワイン」に代表されるように、日本では甘口のワインが好まれていました。ワインブームを経て、日本の食事にもワインが定着するようになった現在では、辛口から甘口までさまざまな味わいのワインが楽しめるようになりました」
― 味が違えば、成分も違うということですね。
「ワインは原料となるブドウの品種や作り方によって、糖質量や成分も大きく違います。一般的な辛口のワインでは、赤ワインでも白ワインでもグラス一杯100mlで0.06〜0.24g程度です。食後に楽しむような貴腐ワイン、ポートワイン、アイスワインといった甘口のワインは、100mlあたり9.0gとかなり多くなりますが、基本的に50㏄程度の少量でサーブされるので、それほど神経質にならなくてもいいと思います」
スパークリングワインは選び方が重要
― ダイエット中に気をつけたいワインはありますか?
「選び方によって、大きく糖質量が変わるのがスパークリングワインです。味わいを調節する”ドサージュ“という工程で、糖分添加が行われています」
フランスのシャンパーニュ地方のシャンパン、イタリアのスプマンテ、スペインのカヴァなどの発泡性のワインがスパークリングワイン。
華やかな雰囲気を演出し、食事との相性もよいスパークリングワインですが、甘口のものにはかなりの糖分が含まれます。
スパークリングワインは1ℓあたりの糖質の含有量によって、以下のように分類されます。(表記はグラス1杯分100㏄あたりの糖質量)
・Brut Natureブリュット・ナチュール 0.3g未満
・Extra Brutエクストラ・ブリュット0〜0.6g
・Brutブリュット:0.6〜1.2g
・Extra Dryエクストラ・ドライ:1.2〜1.7g
・Secセック:1.7〜3.2g
・Demi Sec:3.2〜5.0g
・Doux:5.0g以上
ラベルを見れば糖質量がわかる
「スパークリングワインを選ぶときには、エチケットとよばれる表のラベルを見てください。簡単な覚え方としてはBrutと書かれたものを選ぶこと。BrutにNatureやExtraという文字が付くものはさらに糖質が少なくなります」

「ダイエット中に控えたいのが、Demi SecやDouxといったDで始まるもの。スパークリングワインは発泡性で口当たりがよいので、どんどん飲んでしまいがちですが、糖質量が多くなります」

ダイエットに効果的な白ワイン
― ダイエットにおすすめのワインを教えてください
「白ワインは、むくみを改善するカリウムが豊富です。さらに酒石酸やリンゴ酸などの有機酸が多く含まれる白ワインには、悪玉菌を減らして腸内環境を整えてくれるので、便秘解消やダイエットにも役に立ちます」
― 有機酸の多い白ワインって、どう選べばいいのですか?
「リースリングやソーヴィニヨン・ブラン、シャブリなどがおすすめです。口に含んでみると、下の根本がキュッとするような酸味があるもの。ワインショップで買うときには、マロラクティック発酵(MLF)されていない白ワインものといえば分かると思います」
― ある白ワインとチーズとの組み合わせがお通じにいいそうですね?
「あるミシュラン三ツ星のレストランのスペシャリテに、フレッシュな山羊のチーズがあるんです。このチーズと先ほどご紹介したような酸味のある白ワインを組み合わせると、すごくお通じが良くなるんです。アンチエイジング効果の高い赤ワインとの組み合わせで、おいしいダイエット法をまとめているところなので、もう少し待っていてくださいね」
まとめ
女性に人気のスパークリングワイン。口当たりがよく、ついお酒が進んでしまいがちですが、選び方によって、糖質量が大きく違うことがわかりました。
最近は「ブリュット・ナチュール」のように、糖分が添加されていないスパークリングワインも手に入るようになりました。(「ノン・ドサージュ」「ゼロ・ドサージュ」といった呼び方もされています)
糖質の少ないお酒を選んで、ダイエット中の食事を上手に楽しみましょう!


