【もくじ】

黄帝という王様がある日、臣下の岐伯にこんな質問をしました。

「昔の人は100歳まで衰える事なく元気に生きていたそうだ。ところが今は50歳で人々は衰えている。これは時代が違うからか、それとも生活の仕方が悪いからか?」

岐伯は次のように答えます。

「昔の人は自然の摂理を知り、養生の仕方を知っていました。ところが今の人たちは、大酒を飲んでセックスをしたり、欲にまかせて美食をかさねたり、
いろんな妄想をして心が静まることなく、ストレスだらけのデタラメな生活をしています。だから男は64歳、女は49歳ですっかり老化してしまうのです。
養生の知恵を知って実践すれば、100歳で子供を作ることも可能です」

み、耳が痛い!みなさんも思い当たることがあるのではないでしょうか?

岐伯はデタラメな生活をしている人たちが、どんな風に老化していくかということを、年代を追って解説しています。

それが「女性は7の倍数で老化する」「男性は8の倍数で老化する」というもの。

まずは自分の体の変化と比べてみてください。

女性:7年ごとに節目がある

7歳  歯が抜け替わり、髪が豊かに長くなる
14歳 月経が安定し、妊娠ができるようになる
21歳 女性らしい体ができあがる
28歳 女性として肉体的に最も充実する
35歳 容貌が衰え始め、髪が抜けやすくなる
42歳 シワやシミが目立つようになり、白髪が出てくる
49歳 閉経を迎え、子供ができなくなる

男性:8年ごとに節目がある

8歳  歯が抜け変わり、髪もしっかりする
16歳  男性として成熟し、射精ができるようになり、子供ができるようになる
24歳  男性らしいができあがる
32歳  男性として肉体的に最も充実する
40歳  髪が抜け始め、歯が弱くなる
48歳  顔がやつれ、白髪が多くなる
56歳  体の老化が進み、疲れやすくなる。生殖能力が衰える
64歳  歯や髪が抜け落ち、動きがにぶくなる。子供ができなくなる

さて、どうですか?
ほとんどの人はだいたいこれに当てはまっているのではないでしょうか?
これより老化が早いのは、もはや未病〜病気の状態です。

岐伯はさらにこう続けます。

「自然と調和した生活を送り、養生の知恵を実践する人は元気で長生きをすることができ、その道を極めれば不老長寿も可能となるのです」

その知恵と技を伝えているのが『黄帝内経』。
漢方も、鍼灸も、薬膳もすべての基本がこの本につまっています。
次回から、毎日の生活に取り入れたい養生の知恵と技をご紹介します。

ちゃんと養生して、100歳でも子供ができる体を目指しましょう!

参考文献
『黄帝内経 素問』