
燻製×クラフトビール、2つのトレンドを融合させた店
専門店も増え、もはや一時のブームではなくジャンルとして定着した観のある燻製料理。その波がついに、クラフトビールにまで及んでいる。2017年6月にオープンした燻製料理とクラフトビールの専門店『Smoke Beer Factory(スモークビアファクトリー)大塚店 NAMACHAん Brewing(なまちゃん ブルーイング)』は、店内にビール醸造所を併設した豊島区唯一のブルーパブ。
麦芽を燻製してうまみと香りをさらに引き出した「ラオホビール」などを自家醸造し、2018年6月から提供している。いったいどんな味わいなのか。興味津々で訪れた。

大塚店は、『Smoke Beer Factory』の要町店、東長崎店に続く3店舗目となる。
“店長兼醸造長”「なまちゃん」は、ビール愛あふれる23歳!


オーナーにその想いを伝えたところ、快く理解を示してもらうことができたという。実現に向けて複数の醸造所で学び、ようやくオリジナルビールの提供を始めることができた。

店内にはイラストデザインユニット「MAD BARBARIANS (マッドバーバリアンズ)」がデザインをしたイラストがいたるところに飾られている。関連グッズも大人気だという。


「煙の香りによる味のえぐみや、オフフレーバー(品質の変化による異臭)が出ないか、発酵の進み方が順調かなど、心配で夜も眠れないことがよくありました」と開発当時を振り返る。
燻製のうまみたっぷりな看板ビール

IPAはホップを大量に使って仕込むため、苦さ、そして香りが普通のビールより格段に濃いのが特徴だが、さわやかで軽い味わいに驚いた。喉を通る瞬間に燻製の香りが心地よく広がる。

燻製の香りが非常に強く、まるで、うまみの強い極上の肴とビールがひとつに合わさったよう。

毎回どんなビールを味わえるかを楽しみにできるのも、小規模醸造ならではのおもしろさといえよう。
スモークビールと燻製料理のマリアージュは、衝撃の連続!

「お肉の燻製3種盛り」(写真上)は、「合鴨の燻製」をはじめ、「ローストビーフ」、「厚切りベーコン」、燻製したオリーブオイルに漬けた「焼きネギ」と、燻製料理の逸品揃い。
それらと「スモークIPA」を合わせると、口中で第3のフレーバーが生まれ響き合う。こんなビール体験は初めてだ。

チョコレートが燻製に!? と驚いたが、これが衝撃的な味。
特に燻製ウイスキーを練り込んだ生チョコ(写真上・左奥)は、カカオの香りに燻製の香りが加わることで、味わったことのない深みが生まれている。
食べ慣れたバナナチップ、ピーナッツも燻製すると、こうも味わいが変化するのかと驚く。そしてこちらも、「なまちゃんの優しいラオホ」と出会うことで、さらに異なる味わいに変化する。

この燻製醤油は、ボウルに入れた醤油に冷たい煙をあてながら攪拌(かくはん)し続けて香りを移すという、非常に時間と手間がかかるもの。
燻製でうまみが増した醤油、卵、トッピングの燻製ベーコン、燻製ゴマ、燻製のおかか、漬物…。ここでもまた、さまざまな燻製の香りがひとつに溶け合い、複雑で奥行きのある味わいを作り出している。

「自分でビールを作ったら、同世代の人にも興味を持って飲んでもらえるのでは…」そう考えたのが、ビール作りを目指したきっかけだった。
「まだまだ未熟ですが、これからの成長を見てもらえたらありがたいです」(米澤店長)。
彼女の作るオリジナルビールがこれからどう進化していくか、それを見守るのもまた、この店に通う楽しみのひとつといえそうだ。

なまちゃんの優しいラオホ 550円~
スモークIPA 550円~
お肉の燻製3種盛り 1,200円
燻製醤油で卵かけご飯 480円
燻製チョコレート 500円
※価格はすべて税別
Smoke Beer Factory 大塚店 / NAMACHAん Brewing
〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-60-19 パルムハウス 103050-3312-8879
火~土曜:17:00~翌1:00(L.O.24:30)、日曜:17:00~23:00(L.O.22:30)
毎週月曜日

https://r.gnavi.co.jp/f4csg8bn0000/
この記事の筆者:桑原恵美子(ライター)
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