「糖質制限ダイエット」は少し前から注目されているダイエット法です。
劇的に痩せるとも言われていますが、間違ったやり方をしてしまうと逆効果。痩せにくい体に変化してしまいます。今回は糖質制限ダイエットの正しいやり方をご紹介します。
◆糖質って何?
そもそも「糖質制限」の糖質とは、三大栄養素のひとつである炭水化物に含まれているもの。
また糖質は脳にとっての唯一のエネルギー源でもあり、日々の活動をするのに欠かせない栄養素です。
◆糖質制限ダイエットの仕組み
炭水化物はエネルギー源となる糖質と、そうでない食物繊維に分かれます。
糖質を制限するということはエネルギー源の取り込みを制限するということ。すると体は脂肪分を分解してエネルギーを補おうとするため体の脂肪が使われていきます。
また糖質を摂取すると血糖値が上昇し、それを抑えるためにインシュリンが分泌されるようになります。
インシュリンにはエネルギーとして使われなかった糖質を中性脂肪に変える役割があるので、糖質を制限すると中性脂肪の蓄積を抑制することができますよ。
このような仕組みで、糖質制限ダイエットが行われるのです。
◆具体的には何を制限すればいいの?
私たちが気を付けるべき糖質は、米やパン、めん、いも類に多く含まれるデンプン、果物に含まれる果糖、砂糖に含まれるショ糖などがあります。
野菜ジュースは手軽に野菜の栄養が取れそうですが果糖が多く含まれているのでご注意を。
またサラダの中でもポテトサラダは、じゃがいもにデンプンが多く含まれているので注意が必要です。
糖質制限を行ってもなかなか痩せない人は、主食を減らす代わりにこういった「隠れ糖質」を多く摂取している可能性がありますよ。
◆糖質を全然取らないのは逆効果
糖質をかなり制限すると体重はよく落ちますが、脂肪だけではなく筋肉も落ちてしまいます。
すると基礎代謝が落ちて痩せにくい体になってしまうので全く食べないということは避けましょう。
また、あまりに糖質が足りなくなると脳が命の危険を感じ、消費エネルギーを減らすような指令を出すため、太りやすい体になってしまいますよ。
さらに糖質が含まれる炭水化物に多く含まれる食物繊維が不足すると便秘をはじめ様々な生活習慣病に繋がる恐れがあります。
◆糖質を取らないのではなく、ちょっと減らすくらいの気持ちで
糖質を制限するのは理にかなったダイエット方法だと言えますが、やりすぎると痩せにくい体になってしまうだけではなく、生活習慣病にかかったり命の危険に繋がる恐れがあります。
1ヶ月に1キロ程度の減量を目指し、主食をちょっとだけ減らすくらいに留めるのがベスト。
また適度な運動をして筋肉をつけ、基礎代謝を上げるとより効果的にダイエットできますよ。
筋肉は脂肪よりも重いので、体重が減らなくなっても筋肉がついてきた可能性があるため、体重だけではなく全身のスタイルも確認してください。
いかがでしたか?
今回は糖質制限ダイエットの正しいやり方をご紹介しました。
糖質制限ダイエットは無理なカロリー制限をしなくてもいい、というより、無理な制限はしないほうがいいダイエット法です。
半年から一年くらいかけてゆっくり体重を落とすつもりで、気楽に気長に続けるとよいでしょう。
糖質制限ダイエットをする際は注意して行ってくださいね。(エディタ(Editor):dutyadmin)

