プチ断食のダイエットのメリットは、すぐに体重や体脂肪の変化を見ることができること。その効果から週末を使って取り組む人が多いようです。
そもそもプチ断食とは、半日~2日かけて、食事量を少なくする、または専用のドリンク以外はほとんど摂取しない方法。断食をすることによって身体の内臓器官を休ませ、老廃物を排出しやすくすることができ、ダイエットだけでなく、美容や健康面にも大きく効果をもたらします。
しかし間違った方法で行うとリバウンドの原因になるばかりでなく、健康を損ねるなどの原因にもなりかねませんよ。
そこで今回はプチ断食をする時に、注意してほしいことをご紹介します。
◆今は健康でも、過去に疾患があった人は要注意
断食をすると、通常よりもエネルギー源や水分の摂取量が減少します。
そのため今病気になっていたり体調が悪い人はもちろんですが、過去に疾患があった人の場合も注意が必要です。
特に今は何もなくても心疾患や脳溢血・動脈硬化などを患った経験のある人は、控えたいところ。
またその他の病気を経験した人の場合も、必ず医師や専門家の指導の下で行うことが必要です。
◆プチ断食を実行する前と後には、食べて良いものと悪いものがあることを知っておく
断食を行う前と後には、食べて良いものと悪いものとがあることを知っておきましょう。
プチ断食はいきなり行うものではなく、必ず準備をしてから行います。また終わった後には十分なケアをして体調を回復する必要があるのです。
断食の前日は食事の時間を午後7時から8時までには済まし、脂っこい物や甘い物・アルコール類などは避けます。
また食事量も少なめにしておきましょう。準備前に摂る食品には、野菜中心としたメニューで大豆や玄米などがオススメ。
プチ断食後は胃腸がまだ十分に働かない状態ですので、玄米がゆや野菜や果物などのスムージー・ヨーグルトなどの流動物からはじめ、徐々に普通の食事に戻していくことで体調も順調に回復します。
◆プチ断食の時に摂取する飲料について
プチ断食の期間は半日~2日くらいが一般的です。
その間は飲まず食わずではなく、3度の食事代わりに酵素ドリンクや水などを摂取します。
その時にコーヒーや紅茶など味のついたものを摂取するのは避けましょう。
特にカフェインは胃腸に刺激が強いだけでなく利尿作用があるため、必要以上に水分を体内から奪います。
酵素を割る飲み物には、ミネラルウォーターや微炭酸水、またはカフェインの含まないハーブティーなどを摂取するようにしましょう。
◆途中で気分が悪くなったら、中断しても構わない
プチ断食の最中に体調が悪くなったり、我慢ができないと思った時はすぐに中断しても構いません。
ここで我慢するとリバウンドの原因だけでなく、身体にも深刻な影響を与えかねません。
断食は我慢するのではなく、体調が良いと思えるくらいが一番効果があるのです。
我慢ができない時は中断して、体調を整えて万全になってから行っても決して遅くはありません。
◆プチ断食は大人になってから
10代の人でダイエットの関心があったり、自分の体型が気になる人も少なくありません。
ところが身体が未発達な10代の人が断食をすると、大人の人に比べて体調を崩しやすかったり、成長ホルモンの分泌が減少するなどの原因になります。
プチ断食は成長して、身体がしっかり発達した大人になってから行うようにしましょう。
いかがでしたか?
今回はプチ断食を行う際に気をつけてほしいことをご紹介しました。
もともと断食は、健康増進が目的に行われていたものです。
ダイエットが目的と思うと、自分の体調を無視して無理をしがちになります。
プチ断食で早く減量するという考え方ではなく、あくまでも太りやすい体質を改善して健康目的で行うようにしましょう。(エディタ(Editor):dutyadmin)

