出雲そばは、縁結びの神さまを祀る出雲大社のお膝元、島根県の名物料理。東京の一般的なそばに比べて黒っぽい色が特徴で、実はミネラルをたくさん含んだヘルシーフードでもあります。出雲そばの特徴とお作法、そして、東京にある美味しい出雲そばのお店をご紹介します。
ミネラルも一緒にいただけるヘルシーフード、出雲そば

東京のそばと比べて、出雲そばは黒い色をしています。これは、そばの実の甘皮をつけたまま挽いているから。お米にたとえると玄米のようなもので、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
色だけでなく、味や香りも濃厚です。それに合わせて、そばつゆも少し甘めの濃い味のものを使います。江戸のそばがシャープでクリアな男性的なそばならば、出雲そばは豊潤な味と香りをじっくり楽しむ女性的なそばといえるかもしれません。そばにつきもののそば湯もやはり濃厚です。そばの栄養分がたっぷり溶け出していてヘルシーな飲み物。味が苦手という人は、そばつゆを少し足してから飲むとよいかもしれません。
割子そばのいただき方

いただき方も特徴的。付いてくる薬味から東京のそばとは少し違います。小ネギ、刻み海苔に、大根おろしとすり唐辛子を混ぜた“紅葉おろし”、この3点が付くのが一般的です。この薬味をお好みの分量だけそばにのせたら、そば徳利に入っているそばつゆを直接そばにかけてください。1枚食べたら、器に残った薬味とつゆを次の割子にかけて移します。薬味とつゆが足りなかったら、その上から補って、食べていきます。食べ終わったときには、そばと一緒に薬味とつゆもすっきりなくなります。また、1枚ずつ特別なトッピングを楽しめる「三色割子」という豪華な料理をいただけるお店もあります。
東京で出雲そばをいただく
「出雲そば やくも」
割子そば 3枚960円「主水 日本橋店」

出雲割子そば 1枚380円
東京の出雲そばのお店は、それぞれそばの味が違ったり、一緒にいただけるお料理に特徴があったり、個性があります。どのお店もこだわりの島根の食材、料理を揃えているので、出雲へ旅に行きたくなるかもしれませんよ。
writer / 山根 大地 photo / 山根 大地
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