生理前になると太りやすくなったり、食欲は大きくなったりと大変ですよね。
そもそも生理前は黄体ホルモンという女性ホルモンの効果により、体内に水分と栄養素を溜め込みやすい状況にになり、むくみやすくなります。これは女性が妊娠するために必要な作用なのですが、この時期はいつもより食欲が増したり、無気力になったりと憂鬱な期間でもあります。
しかしただ欲望に身を任せて食べてしまうと、太った自分にストレスを感じるかもしれません。
そこで今回は、生理期間中の異常な食欲を抑え、快適に過ごす方法をご紹介します。
■20分程度の散歩をする
空腹を感じたとき、まずは深呼吸をしましょう。そしてゆっくり家の周りを散歩します。
適度な有酸素運動は、血糖値を一時的に上昇させて食欲を抑える効果があります。
また、リラクゼーション効果も期待でき、生理前のイライラを防ぐことができますよ。
散歩が難しい場合はその場で足踏みをしたり、ストレッチ、ラジオ体操でも同様の効果があらわれますよ。
■アロマオイルで芳香浴をする
食欲を抑える効果のある精油で芳香浴を行うのもひとつの手段。
一般的に食欲を抑える効果があるとされる香りは、グループフルーツやネロリの香りです。
逆にローズマリーやジンジャー等のスパイシーな香りは、食欲を増進させるのでできるだけ控えたいですね。
時間があるときはバスタブにお湯を溜め、精油を二滴ほど垂らしてゆっくり半身浴をするのもいいでしょう。
■スキンシップをとる
恋人や友人、家族、ペットとおしゃべりしながらスキンシップを図るのもオススメです。
スキンシップを行うと、オキシトシンというホルモンが脳から放出されます。
このオキシトシンには気分を安定させ、ストレスを軽減させる効果があるのだとか。
空腹を感じたら手を握ったり、背中や肩をさすってもらったり、相手をさすったりするとオキシトシンが放出され、空腹を忘れることができますよ。
■間食はドライフルーツ、ナッツを食べる
どうしてもお腹がすいてしまったら、チョコやスナック菓子を食べる前にドライフルーツやローストされたナッツを食べるようにしましょう。
これらはチョコレートやスナック菓子と違い、噛みごたえがあり、繊維質も含まれているため、急激な血糖値の上昇を防ぎます。
ドライフルーツやナッツはそれぞれ糖質、脂質が多く含まれますが、いずれも良質のものであり、適量であれば太ることはありません。噛むことによって、満腹中枢を刺激する効果もあります。
■空腹で買い物に行かない
お腹が空いた状態で買い物に行くとあれこれ無駄なものを買ってしまうのが人間の心理です。
買い物は食後に行い、あらかじめ買うものを決めておきましょう。
そうすることで、生理前の食べてしまったという罪悪感を防ぐことが可能です。
いかがでしたか?
今回は生理期間中の異常な食欲を抑える方法をご紹介しました。
生理前の食欲の増進は身体の生理的な現象であり、自然なことです。無理に抗うとかえってストレスを溜め込むことになりますよ。
まずは実行しやすいことから始めてみましょう。継続することによって自分をコントロール出来るという自信にも繋がります。
ぜひ参考にして、生理前の憂鬱な時期を少しでも快適に過ごしましょう。(エディタ(Editor):dutyadmin)

