捨てずに再利用。ゆずの種で作る保湿液
ゆずは活用法がいろいろ。皮を刻んで料理の香り付けに使ったり、果汁でドリンクを作ったりできますよね。また冬至には、まるごとお風呂に浮かべてゆず湯を楽しむのも定番。しかし種に関しては、捨ててしまっている人がほとんどではないでしょうか。
本記事では、ゆずの種で作る保湿液についてご紹介。フードアドバイザー・調味料ソムリエプロの神谷よしえさんに取材した記事を再編集し、詳しい手順や使用感をお届けします。詳しい記事はこちら▼
残った実は「ゆず酢」に!活用レシピと保存方法をマダムゆずが伝授 - macaroni
用意するもの
・ゆずの種・ホワイトリカー、もしくは日本酒(種の重さの3倍量)
・煮沸消毒した瓶
手順
1. ゆずの種を洗って乾かす
ゆずの種を洗い、キッチンペーパーで水気を軽く拭き取ります。ザルに広げて乾かします。なおキッチンペーパーの上に広げたまま放置すると、くっついてしまうためご注意ください。
2. 種とホワイトリカーを瓶に入れる
煮沸消毒した瓶にゆずの種を入れ、ホワイトリカーもしくは日本酒をそそぎます。分量は、種の重さの3倍量を目安にするとよいでしょう(種が20gならホワイトリカーは60g)。ちなみに直径7cmほどのゆず1個につき、11〜12gの種が取れました。
3. 数日〜1週間ほど漬ける
蓋をして冷蔵庫で数日〜1週間ほど漬け込みます。とろみが付いてきたら完成です。ザルや茶こしなどをで種を濾して、煮沸消毒した瓶に入れましょう。防腐剤が入っていないため、必ず冷蔵庫で保存し、1週間を目安に使い切ってください。※人によっては肌に合わない可能性があるため、パッチテストをしてからお使いください。
手がしっとりすべすべ。お酒の香りも気にならない!
神谷よしえさんによると、ゆずの種にはペクチンという天然保湿成分が含まれているため、ハンドクリームや化粧水代わりに使えるのだそうです。おそるおそる手に塗ってみたところ……、驚くほどしっとり!
最初はぬるっとしていますが、しだいになじんですべすべになります。ホワイトリカーの香りはすぐに飛ぶので、ほとんど気になりません。
乾燥するこれからの季節に重宝しそうなアイテム。なお「グリセリンを加えてもOK」とのことなので、家にある人は試してみるとよいでしょう。
無駄をなくせて心もほっこり♪
通常なら捨ててしまうゆずの種。保湿液にアレンジすれば、ゆずを余すところなく活用できて無駄なしです。わざわざ作らなくても、市販の化粧水やハンドクリームを買えば済むこと。しかしお手製だからこそ、お肌だけでなく心も潤いますよ。
むずかしい工程は一切ないため、ぜひ挑戦してみてくださいね。おすすめの記事はこちら▼
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