来年60年を迎える、ロッテのロングセラーブランド「ガーナ」。赤いパッケージでもおなじみの同ブランドから2023年9月、「カラダにも地球にもおいしい」をコンセプトにした緑のガーナ「グリーンガーナ」が誕生しました。
「オーツミルク」と「糖質30%オフ」のチョコレートが誕生

「グリーンガーナ」は、「グリーンガーナ<オーツミルク>」と「グリーンガーナ<糖質30%オフ>」の2種類(想定小売価格:税込248円前後)。パッケージに描かれたオーツ麦やカカオ豆のイラストとアースカラーの色調が、地球にやさしいという印象を抱かせます。
オーツミルク特有のクセは皆無!

「グリーンガーナ<オーツミルク>」は、乳原料の代わりにオーツミルクパウダーを使用したチョコレート。オーツミルクには特有の香りがありますが、このチョコレートは後味にわずかに風味を感じる程度で、食べにくさはありません。
ガーナの特徴であるミルキーな味わいとなめらかな口どけもそのままで、知らずに食べれば、普通においしいミルクチョコレートだなという印象です。
カラダにうれしい! 糖質30%オフのチョコレート

一方、「グリーンガーナ<糖質30%オフ>」は、ガーナミルクのおいしさそのままに、糖質を30%オフ。食物繊維と3種のミルク原料(クリームパウダー、全粉乳、バターミルクパウダー)をバランスよく配合し、糖質を控えながら一般的なチョコレートと同等の甘味やミルク感を感じられるようになっています。
食べ比べてみると、香りや味わいに大きな違いが

比較してみると、「オーツミルク」のほうがちょっと色が明るめ。「糖質30%オフ」のほうは、原材料にミルク由来の原料が多く含まれるためか、ミルキーさが強め。「糖質オフですっきりとした甘さ」というよりは、「糖質オフでありながら甘みもしっかりとあって満足感のある味わい」といった表現がしっくりきます。
エシカルな消費を始めるきっかけに

「オーツミルク」と「糖質30%オフ」、どちらもそれぞれ個性があるので選ぶ楽しみにもつながりますね。ちなみに筆者は「オーツミルク」のほうが好みでした。
「グリーンガーナ」は、パッケージに森林認証紙や再生プラスチックが使用されている点でも地球にやさしい商品設計となっています。さまざまな社会課題の解決のために、身近な消費からエシカルな行動を始められたらいいですね。
飲食業界誌の編集を経て、2007年に独立。専門誌編集で培った経験を活かし、あらゆるジャンルの食をテーマに取材・執筆を行う。コンビニスイーツにも精通し、自宅で楽しむ日常的なグルメについて幅広く発信中。All About おうちグルメガイド。
執筆者:笹木 理恵(フードライター)