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160cm30kgからの過食症へ…壮絶な摂食障害を抜け出せた“たった一言”。今、当時を振り返っ

時刻(time):2023-10-18 17:08源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
悩みを抱える女性に優しく寄り添い、鼓舞するような言葉を掛けているインフルエンサーの“まゆ姉”こと、まゆさん。 「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ 『「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ』(KADOKAWA)を上梓している彼女は、まさに女性の味方のような存在。しかし、実は最初からポジティブに生きられたわけで
まゆ姉
悩みを抱える女性に優しく寄り添い、鼓舞するような言葉を掛けているインフルエンサーの“まゆ姉”こと、まゆさん。

「1日1つ」で人生が変わる

「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ

『「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ』(KADOKAWA)を上梓している彼女は、まさに女性の味方のような存在。しかし、実は最初からポジティブに生きられたわけではなかったそう。

「太ったね」という些細な言葉から陥った摂食障害となってしまい、一時は160cm30kg台まで体重が落ちてしまったと言う。

なぜ、そうなってしまったのか。当時のことを振り返り今現在の向き合い方を聞いた。








160cm30kg、摂食障害で髪が抜けるほどの低体重に


まゆ姉
――SNSでの発信を見ていると摂食障害になったことがあるとのことですが、何歳のときに、なにがきっかけだったのでしょう?

まゆ姉:
中学生のときに拒食症になって、その反動で高校生の時に過食症になりました。

最初に拒食症になったきっかけは本当に些細な“太った?”と言う友人の一言でした。当時周りには“太っている人をバカにする”人も多く、“デブはダメ”って考えが無意識的にあったんだと思います。だから、友人からの言葉を聞いた時に「自分なんてダメだ」「太ったら価値がなくなる」ってすごくショックを受けて…。

中学生だったので、全然知識がなくて、とりあえず「食べない」「倒れるほど動く」とかそういうのしか分からなかったんです。最初は揚げ物を減らして、次は炭水化物減らして…って少しずつ食べるものを減らしていったら、最終的にはガムを食べるのもなんか気になっちゃうぐらい、口に食べものを入れるのが怖くなってしまいました。

――ダイエットが加速しすぎてしまったんですね。

まゆ姉:
「食べている姿は醜い」「細ければ細い方がいい」本当にもう美的感覚がおかしくなっていたんだと思います。当時は160cmくらいの身長で体重が30キロ代だったので、当然生理は止まるし、体温調節ができなくなってみんなが半袖で過ごしているのに、私は寒くて寒くてたまらなかったり、髪の毛が抜けたりと、健康にも被害が出てきていました。それでも、私は「髪の毛抜けたら体重減るじゃん」って思うほどだったんです。





拒食も、過食もきっかけはたった一言だった


まゆ姉
――治るきっかけになった出来事はあったのでしょうか。

まゆ姉:
病気って自覚がなかったんですけど、親から「入院しないと命に関わるんだよ」「生きてるだけでいいんだから」と言われたことによって、「そうなんだ」「生きてるだけでいいんだ」って思えたんです。拒食症になったきっかけも、治ったきっかけも、本当にたった一言でした。

――ただ、その反動で過食症になってしまった。

まゆ姉:
そうですね。中3の終わりくらいから過食になって、60キロくらいまで太りました。いきなり太ったので「めっちゃ太ったよね」って当然のように言われる。痩せてた時の自分を知っている人に出会いたくないから、休みの日も家から出ずに引きこもってました。

――なぜ、一気に体重が増えたのでしょう?

まゆ姉:
拒食症って、いわば飢餓状態。身体が“栄養を蓄えなきゃいけない”って思っている状態なので、拒食症からは過食症になる人って多いんです。自分の気持ちの問題ではなく、そもそも病気なので、そうなってしまう。もう食べたくもないし、気持ち悪いのに、衝動が押さえ切れないから食べちゃうんですよね。これは体感ですけど、拒食症だった期間の倍くらい時間をかけないと、“普通”に戻るのは難しいのかなって思います。




















環境が変わったことで抜け出せたループ



――過食を治す方が大変なのかなと、今お話ししていて思ったんですが、どうやって治すことができたんでしょうか。

まゆ姉:
本当に時間をかけて、徐々に良くなったという感じです。高校3年間をかけて、ちょっとずつ、ちょっとずつ普通にできるようになって、高校を卒業して大学に進学するために上京した頃にはほとんど良くなっていました。自分のことを知っている人がいない安心感があったので、環境を変えられたことが大きかったんだと思います。

まゆ姉

大学1年生の頃のまゆ姉さん






体型キープ術「短期で落とした体重は短期で戻る」


――今は健康的に体型をキープされてますよね。

まゆ姉:
ご飯は絶対抜かないように気をつけてます。過食症から抜けてからも、いろいろなダイエットをしては失敗しているのですが、短期で痩せるってことは短期で戻るんです。一生続かないので、やめたときに絶対戻る。なので、極端なダイエットは絶対しないようにしています。

過食症で増えてしまった体重も、時間をかけて少しずつ少ずつ戻しました。「まずは普通になろう」「友達とご飯が食べれるようになりたい」って思ってちょっとずつですね。

まゆ姉

今現在の食生活

【まゆ姉】大学卒業後、20代前半はキャバ嬢として働き、No1となる。引退後「女性応援インフルエンサー」としておよそ3年間活動。2023年会社を設立。オンラインフィットネス事業をはじめ、女性を元気づけることを目指した事業を多数展開している

書籍:『「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ』
YouTube:mayunee_fem
Instagram:mayunee.fem

<取材・文/瑞姫>
瑞姫
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。
Twitter:@mizuki32k




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