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「不倫の恋しか燃えない…」略奪愛に溺れ続けるアラフォー女性の“誰にも言えない本音”

時刻(time):2023-09-05 16:53源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
不倫にハマる女性は非常に多いと聞きます。一度経験すると秘密の恋がもたらす中毒性を心地良く感じ、抜け出せなくなってしまうとか。 斎藤綾子さん(仮名・37歳)もその1人で、大学時代に不倫愛へ目覚めてしまったそう。 現在も5年もの間関係を続けている相手がいるそうですが、奥様と別れる気配がありません。今の状態をどうするべきかを悩んでおり、暗い表情を浮

 不倫にハマる女性は非常に多いと聞きます。一度経験すると秘密の恋がもたらす中毒性を心地良く感じ、抜け出せなくなってしまうとか。

 斎藤綾子さん(仮名・37歳)もその1人で、大学時代に不倫愛へ目覚めてしまったそう。

 現在も5年もの間関係を続けている相手がいるそうですが、奥様と別れる気配がありません。今の状態をどうするべきかを悩んでおり、暗い表情を浮かべた綾子さんはこう言いました。

「辛いけど、壁にぶつかると少し楽しいと思っちゃう。障害がある恋ほど燃えるっていうか……」






大学時代に出会った既婚者男性がきっかけ


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写真はイメージです(以下同じ)

「自分で言うのもどうかと思いますが、モテるんですよね(笑)」と冗談めかして話す彼女。中学生の頃から彼氏が途切れず、出会いに困ったことはありません。

 綾子さんは口調が柔らかく、穏やかな雰囲気を持っています。交友関係が広くフットワークも軽いため、男性から声が掛かるのも納得がいきました。

 不倫愛に目覚めたのは大学3年生の時に恋をした一人の男性。お互いのブログを通じて出会ったのですが、最初は独身と言われていたそう。のちに既婚者である事実を明かされ、当時の綾子さんはひどく戸惑いました。

 けれども恋心が抑えられず、付き合いを続行。そうこうしているうちに相手の魅力に気づき、既婚者男性特有の落ち着きや余裕、経済力をポジティブな方向へ捉えるように……!

「今までの歴代彼氏とは違う、と思ったら彼がすごく魅力的に感じたんですよ。デートスポットもいっぱい知ってるし、美味しいものも食べさせてくれるし。独身みたいにガツガツしていないのもすごく良かった。彼のお陰で同世代とは違う経験もできて、ちょっと優越感さえ覚えたほど。

 でも当時は大学生ですから、不倫してるコも周りにいません。友達に自分の恋愛を話せないし、後ろめたさもあって葛藤している中、奥さんにバレそうになっちゃって。1年くらいで関係が即終了。“もう不倫はやめよう”と固く決意し、次の出会いを求めにいったのですが満足することはありませんでした。」

 初めての不倫が終わってからは独身の男性と何人か付き合ったものの、気持ちは満たされないまま。経験値、経済力などを前の彼と比べてしまい、つまらないと思うことが増えていったのです。






略奪愛が楽しい……独特の恋愛観が不倫を加速させる


 社会に出てからも納得のいく恋愛ができずにいた綾子さん。26歳の時にまたしても既婚者男性と出会い、3年関係を続けていたとか。

 当時の彼・Sさんは付き合っている途中で奥様と離婚。シングルファザーとなり綾子さんとは結婚寸前まで話が進みましたが、夫婦の形におさまることなく2人は決別したのです。

「もともと奥さんとはうまくいってなくて、別れる・別れないの話を延々としていました。最後の1年くらいでようやく離婚、私に決めてくれるって言った時はもう嬉しくて仕方がなかったです。ただ私はあんまり子どもが好きになれなくて、結局ダメになりましたけど(苦笑)

 別れた後も奥さんから自分に乗り換えてもらった喜びが薄れなくて、妙な達成感を覚えてしまったんですよ。実は高校時代にも彼女がいた人に告られ、同じような経験をして。人の所有物が自分の手に渡った瞬間の気持ちよさを忘れることができませんでした」

 略奪愛の中毒性にも旨味を感じた彼女。Sさんとの経験により、この時から不倫への抵抗感が全くなくなったそうです。













平凡な恋よりも刺激の強い恋愛を


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 不倫にハマる女性は過去に悪い恋愛をしていることが多いのですが、綾子さんの場合は少々ケースが異なるでしょう。10代の頃はごくごく一般的な恋をして、浮気やダメ男に引っかかった経験さえもありません。

 一番最初の相手が終わった時には「やめよう」と強く誓いました。それなのに不倫沼へ引き込まれたのは。彼女が恋愛に強い刺激を求めたから。平凡よりも非日常を欲する気持ちが心の片隅にあったそうです。

「ずっといろんな人と付き合ってきて、恋愛そのものは楽しかったんです。けど周りには芸能人とか高収入の年上彼氏とか、普通では手が届かないような存在と付き合っている友達もいて羨ましく思っていたんですよね。知らない世界を知れていいな、みたいな。

 非日常を求める気持ちが、不倫へ走った最大の原因じゃないかな。だって今までの彼氏は平々凡々で穏やかな日々だったけど、刺激はまったくなかったですから」

 バレてはならないスリル、いつかは自分のものになるかもしれないドキドキ感を心地良く感じた綾子さん。30歳を目前に婚活へ踏み切ったものの続かず、新たな既婚者男性との恋を始めるのでした。






離婚の予兆はないがそれでも傍にいたい……


 現在の相手は32歳の時に出会い、5年の付き合いが続いています。ここまで長く関係を持ったのはこの彼が初めて。奥さんと別れる気配は一切ないものの、傍にいたい一心から不倫をやめることができません。

「なんだろう、一度不倫をすると既婚者を引き寄せるのかな……今の彼はマッチングアプリで出会いましたが、最初の彼と一緒で結婚をしていることを隠してて。そこからずっと何年も付き合い続けている感じです。

 家庭はあんまりうまくいってないみたいだけど、離婚の話は一切聞かないですね。明らかに今の恋をやめたほうがいいとは分かってますが、歴代彼氏の中で一番好きになっちゃったんですよ。だからすごく辛い。本音としてはいつでも奥さんと別れてくれって思ってます」

 綾子さんはゴールの見えない恋愛に少し疲れを覚えましたが、その反面で刺激を感じていることは確かだと言います。いつかは自分のところへ来てくれるかもしれない、といった淡い希望が関係を解消できない一番の原因でしょう。

 まるでクレーンゲームの“あともう一歩”である状態を楽しむかのよう。不倫愛にハマる彼女は複雑な気持ちを抱えつつも「彼の傍から離れる勇気がないので」と、寂しげな表情で呟くのでした。

<文/たかなし亜妖>
たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。業界卒業後は一般企業へ入社。ゲーム制作に携わった過去を持つ。好きな物は漫画、アニメ、映画、美容、占い。そろそろ顔面課金額が数百万円を超えるとか。日刊SPA!等多方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya




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