毎年9月1日は「防災の日」、そして9月は防災月間です。もしもの災害に備え、改めて避難場所や自宅の防災対策、避難グッズなどを見直しておきたいですよね。
少し前にSNSで「防災ボトル」というものが話題になりました。警視庁警備部災害対策課がTwitter(現X)で災害時に役立つアイテムを詰め込んだボトルを紹介したのがきっかけで、「これは便利!」「いざという時に心強い」とMY防災ボトルを作る人が増えています。
リュックや車へ忍ばせておくと、いざという時に役立つ防災ボトル。調べてみると、どうやら100円ショップのアイテムのみでも作ることができるよう。それならコスト的にもハードルが低いぞ、と筆者も作ってみることにしました。
備えあれば憂いなし! 気軽に防災グッズを持ち歩こう
警視庁警備部災害対策課の投稿によると、防災ボトルの作り方は、500mlのウォーターボトルの中にホイッスルや圧縮タオル、ライトといった災害時に役立つアイテムを詰め込むだけ。確かにこれなら普段使っているバッグに入れて持ち運びがしやすそう!
投稿の画像を参考にしつつ、必要そうなものを一式買ってきました。
一例には非常食として長期保存に適している羊羹(ようかん)が挙げられていましたが、我が家の子ども達は羊羹があまり得意ではないため代わりにミニタイプのチョコバーを入れたくて、その2つだけはやむなくコンビニエンスストアで購入。ちなみに羊羹は賞味期限が約1年、チョコバー(スニッカーズ)は約7カ月でした。
他は全てセリアで買い、トータル1000円以下で済みました。基本的には、ボトルも含め全て100円ショップで揃います!
まずは詰めやすいよう下準備を!
筆者が用意したのは、ミニライト・ホイッスル・アルコール消毒綿×2・圧縮タオル×2・エチケット袋・携帯トイレ・非常食(羊羹・チョコレート)・油性ペン・ビニール袋×2・ばんそうこう。あとは常備薬と現金も入れることに。
それぞれパッケージから出し、ボトルに詰めやすいよう下準備をしていきます。
現金やばんそうこう、ビニール袋はチャック式の透明な袋へ。ちなみにビニール袋は家にあった、ニオイが漏れにくく中身が見えないタイプのものをセレクト。
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せっかくなのでボトルはお気に入りを探して
ボトルひとつとっても種類がかなり豊富で悩みましたが、推奨されていた500mlの容量のものに決定。せっかくなので、一目ぼれした可愛いデザインのものに。
耐熱温度もボトルによって違いがあったので、高温にも耐えられる耐熱温度100℃/耐冷温度-20℃のものを選びました。
さっそくボトルに詰めてみる!

初めにエチケット袋と簡易トイレを入れようとして、両方は入らないことが発覚。意外と簡易トイレがかさばってしまうので、こちらは断念してエチケット袋だけを入れることにしました。
あとは特段苦労することなく、全てのアイテムを収めることができました。
手軽に作れて持ち運びもラクラク!
お気に入りのボトルに入れれば“THE・防災グッズ!”という雰囲気にならず、おしゃれに持ち歩くことができます。
ボトルが重いと結局持ち歩かなくなってしまうのでは……と心配でしたが、完成品を持ってみても個人的には全く負担に感じませんでした。測ってみると文庫本1冊と同じくらいの重さでした。
100円ショップのアイテムだけで十分作れる!
筆者はチョコバーを求めてコンビニへも行きましたが、羊羹は100円ショップにも売っているのでボトル含め何から何まで100円ショップで全て揃います。家族にもそれぞれお気に入りのボトルを選んでもらい、個人個人の防災ボトルを作るのも◎。
連日のように自然災害のニュースが流れた今夏。“もしも”の時のために1人1人が防災意識を高め、しっかりと備えていきたいですね。
<写真・文/鈴木美奈子>
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鈴木美奈子
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。
(エディタ(Editor):dutyadmin)







