これまでトイレの消臭アイテムといえば置き型以外では“スプレー”一択だと思っていた筆者。しかし最近友人に勧められて衝撃を受けたのが「スポイトタイプ」。いざ使ってみたらこれが驚くほどの効果でそのうえ手軽！ 調べてみると昔からあったようですが、トイレの消臭アイテムを全く開拓していなかった筆者は存在すら知りませんでした……。


入手したのは小林製薬の「1滴消臭元」。同社の消臭元シリーズはこれまでさまざまなものを使ったことがありますが、これに関しては完全にノーマークでした。

筆者が購入したのはスウィートローズの香りで、近所のドラッグストアで300円ほどで売られていました。他にウォータリーグリーンの香りもあるのですがそちらは売り切れ。スウィートローズもラスト1個の状態だったので慌ててカゴへ。筆者が知らなかっただけで、愛用者の多さがうかがえます。



「スプレーみたいに場所を取らないし、“もち”がいいからオススメ」という友人の言葉通り、ボトルが手のひらサイズでかなりコンパクト。


トイレの収納棚に置いてもポーチに忍ばせて持ち歩いていても邪魔になりません。これまでは存在感のある大きな消臭スプレーを置いていたので、なんだか殺風景だと思ってしまうほどの省スペースっぷりです。

目薬のような形状で内容量は20ml。すぐ使い終わってしまいそうな小ささですが、1回1滴で約640回も使用することができるそう。


友人は自宅で使っていて、3人家族で1年くらいもっているというのでコスパも抜群です。


まず危惧していたのは、消臭といっても香りでニオイをごまかす系ではないのか、ということ。出先で自分がトイレの個室を出て次の人がすぐに入った時に、いかにも消臭グッズを使いました！ という強い香りが漂いすぎているのも何となくいやですよね。


試しにトイレ使用後に便器の水たまりに液をポトッと1滴垂らしてみると、たったそれだけで消臭効果を実感。いやいやたった1滴でそんな大げさな……と思っている方も騙されたと思って使ってみてほしい！

そしてほどなくして徐々に良い香りが立ちのぼってきます。香りがきついこともなく、ほんのりふんわりという感じ。30分ほどして再びトイレに行ってみるとまだ香りは継続していて、トイレ全体を優しい香りが満たしていました。

スプレーのように、消臭しているのが音でバレることもなく、混んでいるトイレでも気兼ねなく使えて助かります。自宅でも外でも使いたくなる優秀さで、初めて使った数日後にはさっそく持ち歩き用を追加で購入しました。

発売から10年ほど経って初めて使ったこの消臭剤。小ささゆえに売り場ではあまり目立たないのかもしれません。知ることができて本当によかったと友人に感謝しつつ、すでに他の人へも布教活動をおこなっているほど一気にお気に入りアイテムへと昇格。

出先での「ドキッ」を防いでくれるいざという時に便利なエチケットグッズ、まだ使ったことがない方はぜひ試してみてくださいね。

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＜写真・文／鈴木美奈子＞
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