2LDKの団地で暮らすインスタグラマーのもなみんさん(@and_mona_house)は、シンプルでナチュラルなインテリアを楽しむ様子をインスタグラムで発信しています。都内で写真家として活動しながら、0歳の子どもと夫の3人で暮らしています。
築55年の賃貸物件とは思えない、明るく過ごしやすそうなお部屋づくりのコツについて、もなみんさんに聞きました。
キッチン用品は気に入ったものを少しずつ集めている
もなみんさんの1番のお気に入りはキッチン。壁付け型のオープンキッチンですが、見えていてもごちゃごちゃ感がありません。
「全部見えているタイプのキッチンなので、できるだけスッキリさせることを意識しています。私は背が高いほうなので、フライ返しなどは上のほうに吊るすようにして動線を重視しています。換気扇の下の部分に、磁石でくっつくタイプのフックで吊り下げています」

ホワイトを基調としたキッチンに、木製のせいろやワラの鍋敷きなどのナチュラルな風合いのキッチン雑貨が映えています。
「キッチン用品は少しずつほしいものを揃えています。お目当てのものが決まっていたらネットショップで買うこともあります。エスプレッソメーカーは楽天市場で注文しました。旅先でふらっと入ったお店で買うことも多いし、かっぱ橋に行ったりもします。せいろは横浜の中華街で買いました。
あまり意識していなかったのですが自然素材のものを手に取ることが多く、知らず知らずのうちにナチュラルなテイストのものが集まっていました」
見えてもいいもの、隠すものを意識

キッチンに生活感を出さないためには、どんなことを意識すればいいのでしょうか。
「調味料や食材のパッケージが見えていると雑然とするので、戸棚の中に収納しています。見えるところに置いている調味料はGABANの缶と塩のボトルだけです。コーヒーのフィルターや、お茶や紅茶のストックはラタンのカゴに入れて、冷蔵庫の上に置いています。見えても可愛いものはディスプレイして、それ以外は隠すようにしています。
プラスチック製のタッパーも棚の中に収納しているのですが、見えるところに置くとしたら無印良品にあるようなステンレス製のバスケットに入れるといいかもしれません。ガラス製のタッパーだったら、そのまま置いてもいいのかなと思います」
ダイニングテーブルはLOWYAのもの。もともと持っていたウッドのチェアと合わせて、天板の色味が気に入ったものを選んだといいます。

「ダイニングチェアは2脚ともアンティークショップで購入しました。少しずつ形が違っていて、一目惚れしてその場で購入しました」
アンティークショップで“いいもの”に出会うコツ
家具や雑貨を買う時は、古道具屋やアンティークショップを訪れることが多いのだそう。
「いいものを選ぶと丈夫で長持ちするので、少し高価でも長く使えるものを選ぶようにしています。アンティークショップは、いいものはすぐに売れてしまったり、タイミングが合わないと同じものは手に入らないので出会いを大切にしています。生活圏内にあるお店にはよく足を運ぶようにして、出先でお店を覗くようにもしています。
これを買ったら家がもっと良くなりそう、うちならこういう使い方ができそうと思ったら購入するようにしています」

お子さんがいるとは思えない、すっきりとした清潔感のあるお部屋を保つコツはあるのでしょうか。
「ルンバをかけることが綺麗に保つポイントかもしれません。床にものを置かなくなるし、1日に1回は赤ちゃんが遊んだおもちゃやプレイマットなどを全部上げて片付ける習慣になっています。
賃貸なので、いつかまた引っ越すかもしれないというのも物を増やさないようにする抑止力になっているかもしれません」
もなみんさんがお部屋づくりを意識するようになったのは3年ほど前から。
「その前は実家暮らしだったので自分の部屋のインテリアにこだわることもできなかったんです。3年ほど前に夫と暮らすようになってから、コロナ禍で外出があまりできないこともあって徐々にインテリアに気持ちが向くようになりました。
普段はインスタグラムでいろいろなお部屋を見ることが多いです。センスの良い方をフォローしていると、参考になるなと思います」
<取材・文/都田ミツコ>
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
(エディタ(Editor):dutyadmin)
