Q. 生理の日にプールに入ることはできますか?
生理とプールの予定が重なってしまった場合、どうするのがよいでしょうか? 生理1日目や5日目、終わりかけなどの経血の少ないときか、経血量の多い2日目かで心配の度合いも変わるでしょうし、体調や、施設のルールなどを考えることも大切です。分かりやすく解説します。
Q. 「友達とプールに遊びに行く約束をしたのですが、生理の予定日が重なってしまいました。量の少ない日なら、プールに入っても大丈夫でしょうか?」
A. 施設側の制限がなく、体調がよければ大丈夫。マナーと衛生面に配慮を
「体への負担」という点では、生理中に水泳をしても問題はないとされています。量の少ない日であれば、適切な生理用品を使ってプールに入ることは可能です。
しかし、施設によっては生理中の利用を制限しているところもありますので、施設のルールを事前に確認しておくようにしましょう。また、施設が利用できる場合でも、経血の多い日や、腹痛や倦怠感などの生理に伴う不調がある場合は、避けた方が良いでしょう。
生理中にプールに入る場合は、マナーの面でも衛生面でもタンポンや月経カップなどを正しく使用し、経血が漏れないようにすることが大切です。
これらを使い慣れていない場合は、事前に練習しておく必要があります。これらの生理用品はプールに入る時間だけ使用し、プールから上がったら新しいものと交換して、衛生的に保てるようにしてください。
この他にも、着替えの際の経血の漏れなどに備えて、なるべく濃い色のタオルを準備しておくとよいでしょう。
20年以上に渡り、スポーツ現場でのトレーナー活動に従事する日本体育協会公認アスレティックトレーナー。NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト。選手へのトレーナー活動だけでなく、幅広い年齢層を対象としたストレッチ講習会やトレーニング指導経験も豊富。スポーツ傷害予防や応急処置などの教育啓蒙活動も行い、毎日の健康づくりに役立つ運動に関する情報発信を精力的に行っている。
執筆者:西村 典子(アスレティックトレーナー)