こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子です。ファッショントレンドはここ1〜2年で大きく変化しています。これまで支持されていたオーバーサイズやロング丈の勢いは落ち着き、対するショート丈・コンパクトサイズのアイテムが登場するなど、数年前の流行とは真逆のアイテムが流行っていますよね。
若い世代はそんなトレンドの移り変わりに柔軟に対応できるものの、大人世代は取り入れること自体、少し二の足を踏んでしまいませんか?
とくに昨今流行りのショート丈トップス。どんな風に着れば大人に似合う着こなしができるのでしょうか。今回は40代以降におすすめの、ショート丈トップスの着こなし方についてご紹介します。
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まずは、ワンピースの羽織り代わりとして
コンパクトなショート丈トップスを着る上で気になるのが、着丈による肌見せ・へそチラ問題。
ショート丈トップスでおへそを見せるのがファッショントレンドでもあるのですが、大人世代にとってお腹を見せるハードルはエベレスト級に高いというもの。なんなら肩出しのほうが恥ずかしくないくらいですよね。なので、手始めはワンピースの羽織り代わりとして取り入れるところからおすすめします。

とくにぜひゲットしていただきたいのは、白のショート丈の襟つきボタンシャツですね。裾は直線的にカットされたメンズシャツ仕立てのようなシルエットがおしゃれです。
ワンピースならお腹も露出されませんし、シャツのコンパクトな着丈のおかげで、間延びしがちなワンピースでもメリハリのある着こなしになります。
ボトムスはハイライズ・ハイウエストで肌見せを回避
慣れてきたらショート丈トップス一枚の着こなしに挑戦してみても良さそう。
先にご紹介したような襟つきシャツでも良いですし、ショート丈のカットソーやTシャツでもOK。トップスがコンパクトな着丈やシルエットであるほど、上半身は華奢にうつり女性らしいスタイルが表現できます。

問題のボトムスの組み合わせですが、大人世代はローライズではなくハイライズのパンツもしくはハイウエストのスカートで肌見せ部分を減らすと安心かも。ハイライズ・ハイウエストは“はき口”がちょうどくびれあたりに位置するので、着丈の短いトップスから素肌が見えることが少なくなります。
さらにウエスト位置が高くなることで脚が長く見える効果も! パンツの場合はストレートシルエット、フレアシルエットなどやや細身のデザインが好バランス。スカートはあまり広がりすぎないフレアスカート、ナロースカートが相性良し。
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トレンド服は自分にあった着こなし方で取り入れる
そもそもこれまでオーバーサイズトップスでお腹を隠すのがヨシ! とされていたのに、ショート丈トップスが今の流行りだなんて突如の裏切りでございます。……なんて文句を言ったところで何も変わらないので、令和的ファッショントレンドに倣(なら)って自分を変化・進化させていくことにしましょう。
ですが、自分らしさもどうか忘れずに。若い世代にしか着られないように思えるアイテムも、自分らしく着こなすならどんな組み合わせにしたら良いだろう? と、工夫を凝らしながら流行を取り入れてみてくださいね。
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<文&イラスト/角佑宇子>
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角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105
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