体を引き締めるため、筋トレを。まずは王道のスクワットを始めたものの、太ももが太くなってしまった……。
「スクワットをすると足が太くなる」というウワサがありますが、もしかすると足が太くなってしまうフォームでスクワットを行っていたのかもしれません。
スクワットで足が太くなってしまう原因
膝が前に出すぎているからスクワットを行うとき、膝がつま先より前に出ていると、太もも前側の筋肉である「大腿四頭筋」に刺激が入りやすくなります。

前ももばかり鍛えられると、たくましい足に見えてしまいます。パンツスタイルが映える体型ではありますが、スリムな脚にしたい人には「効かせたいのはそこじゃない!」という結果に。
また、膝がつま先より前に出ていると膝関節の痛みを引き起こします。前のめりにもなりやすく、かかとが浮くなどフォームの崩れも。
前ももばかり筋肉痛になってしまう人も、膝が前に出すぎている可能性が高いでしょう。

大腿四頭筋ばかりに刺激を与えないようにするには
スクワットは大腿四頭筋にも必ず刺激が入る種目ですが、そこばかり鍛えないようにするには、以下のポイントを抑えた正しいフォームで行いましょう。
足は肩幅まで広げる つま先は膝より前に出さない しゃがむときは膝ではなく股関節を動かす お尻を後ろへ突き出すように動かす 両膝はやや外側に開くスクワットは、簡単に見えて奥が深い筋トレです。フォームを習得するまでパーソナルトレーナーなどに指導してもらうのがもっとも手っ取り早いですが、自宅トレーニー向けとして、壁やイスを活用してフォームの感覚を掴む方法もあります。
壁スクワットで感覚を掴む壁を正面にし、スクワットを行います。強制的に膝を前に出せないので、感覚を掴みやすいでしょう。

動画だと、動きが分かりやすいかと思います。

椅子を後ろに置き、腰かける動作を繰り返すことで、腰を落とす高さや、股関節からしゃがむ感覚も掴めるでしょう。

椅子に浅く腰掛けるようにします。動画でも動きを確認してみてください。

どうしても前ももに力が入りやすい人は、足幅を大きく広げた「ワイドスクワット」にすると、太もも内側の内転筋が刺激され、スリムな太もも作りに役立つでしょう。

関連記事:内もも痩せなら「ワイドスクワット」がおすすめ。効果的なやり方はコレ
正しいスクワットのやり方
ここで、改めて正しいスクワットのやり方をおさらい。
足を肩幅に開き、つま先と膝をやや外側に開きます 背筋を伸ばし、足裏をしっかり床につけたまま、股関節から折り曲げるように腰を下ろしましょう 太ももが床と平行になるまで下ろし、ゆっくりと元の姿勢に戻ります
ちなみに、スクワットでは以下の部分が鍛えられます。
お尻の筋肉(大臀筋) 太ももの前側(大腿四頭筋) 太ももの裏(ハムストリングス) ふくらはぎ(ひふく筋・ヒラメ筋)お腹に力を入れることで腹筋や、背中の筋肉にも刺激が入ります。まさに筋トレの王様!

関連記事:筋トレの王道「スクワット」の効果とやり方、正しいフォーム、種類と回数
スクワットの失敗談シリーズ:
スクワットの失敗談「膝が痛い」、原因と改善ポイント
スクワットの失敗談「前ももだけ筋肉痛」、原因と改善ポイント
スクワットの失敗談「足が太くなる」、原因と改善ポイント
スクワットの失敗談「姿勢がぐらつく」、原因と改善ポイント
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<Text:編集部>