近年、コンビニスイーツのジャンルで増えているのが、「焼き菓子を生菓子で表現する」という手法です。本来は常温で販売する焼き菓子をチルド菓子に仕立てて提供するというもので、ファミリーマートの「生カヌレケーキ」や、セブン‐イレブンの「フロランタン」など各社から続々と話題の商品が登場しています。
焼き菓子の定番「フィナンシェ」をチルド菓子に!
ローソンの新商品「フィナンシェ(クリームチーズ)」(税込192円)も、焼き菓子のフィナンシェをチルド菓子にアレンジした一品。フィナンシェといえば、マドレーヌと並ぶ焼き菓子の王道。筆者も大好きなお菓子のひとつです。
ドーナツのような見た目がかわいい

サイズは小さめのドーナツくらい。一般的な四角や楕円ではなく、リング状にして間にクリームを挟み、見た目にも目新しさを出しています。
しっとり、じゅわ~っと濃厚なフィナンシェ生地

発酵バターやアーモンドプードルを配合した生地は、表面がややねっちりとして、中はしっとり。咀嚼すると、バターをジュワッと感じるようなウェットな食感で、お皿に生地がくっつくほど! あとからアーモンドの風味がほんのり鼻を抜けていきます。
チーズクリームはマイルドな酸味

生地の間には、“クリームチーズ入り”の“チーズクリーム”がサンド。チーズの酸味やミルク感はマイルドで、どちらかというと塩味を強く感じます。甘い生地と一緒に食べると、甘じょっぱいような後味です。
しっとり生地が主役なので、食べ応えも満点!

フィナンシェもチーズもどちらかというと重めの食感や味わいなうえ、生地が主役のスイーツなので、これ1個でケーキを食べているような満足感がありました。
リング状のフィナンシェは見た目もかわいく、クリームの色を変えてアレンジもできるので、個人的にはヒットの予感も感じた商品でした。ベリーやパッションフルーツなどフルーツの酸味が間に一層入ると、味わいにキレが出てよりおいしくなりそう、などと勝手にアレンジまで妄想してしまいました。
焼き菓子を生菓子に変換する手法はまだまだ可能性があり、今後も続きそうですね。
執筆者:笹木 理恵(コンビニスイーツガイド)