パートナーと一緒に使用できる「シェアコスメ」。美容業界では、性別関係なく使えるジェンダーレスなコスメが急増中です。

同棲や半同棲しているカップルは、素顔のまま過ごす時間が多いからこそ、スキンケアには力を入れたいところ。それぞれ好みのアイテムを使うのも良いですが、一緒に使える商品を選んだり、使ってみた感想を交換し合ったりするなど、美容について語り合うのもコミュニケーションの一環になること間違いなしです。

そうはいっても、男性と女性では肌質が違い、どのアイテムを選べば良いのか悩んでいるカップルもいるかと思います。それぞれのスキンケアアイテムを洗面台やお風呂場に置くと、収納しきれず生活感が出てしまう……なんてこともありますよね。性別や肌質を気にせずに使えるスキンケアアイテムとは一体どのようなものなのでしょうか。

今回はプチプラからデパコスまでのブランドを扱う@cosme TOKYOの美容部員・一倉麻衣子さんにおすすめのスキンケアアイテムを紹介してもらいました。

■スキンケア初心者でも使いやすい「洗顔料」

◇KANEBO(カネボウ)「スクラビング マッド ウォッシュ」

スクラブと泥が入ったペーストタイプの洗顔料は、男女ともに手に取りやすい、黒でマットなパッケージ。ネットを使わずに濡れた顔の上でやさしくそっと伸ばして、汚れをスクラブで吸着させながら、磨き上げ肌をツルツルに仕上げてくれます。

また、毛穴やざらつきが気になる場合は、毛穴や角栓の気になるところにペーストを塗って、30秒パックして洗い流すとよりしっかりとケアすることも可能。

ミネラルが豊富で乾燥せずに毛穴の掃除をしてくれる“溶岩クレイ”が配合されているため、乾燥しやすい女性とテカリやすい男性などの肌質が異なるカップルでも使える洗顔料です。

◇FANCL(ファンケル)「泥ジェル洗顔」

FANCLで大人気の粉状で個包装のタイプの洗顔パウダーと同様にクレイを配合した洗顔料。まだコスメに慣れていない男性でも使いやすい、泡立ていらずのアイテムです。

値段も1,320円とお手頃にも関わらず、洗顔だけでなくマッサージや、気になるところには1～2分置いてスペシャルケアもできる万能アイテム。ジェル状なので肌への摩擦を防げることから、肌がデリケートな人でも使えます。

泡立てが不要なので、時間のない朝用の洗顔としても重宝すること間違いなしです。

■肌質関係なくシェアできる万能「化粧水」

◇CEZANNE(セザンヌ)「ナチュラルローション」

360mlと大容量でドクダミやCICA成分も配合しながらも、715円という高コスパな化粧水。さらに、顔だけでなくボディや頭皮にまで使用できるハイスペックなのも魅力的です。

水のようなテクスチャーでさっぱりと仕上がり、ナチュラルな匂いなので、香りが気になる男性も気にせずバシャバシャと使えます。合成香料不使用・合成色素不使用・無鉱物油・アルコールフリーと肌にやさしい処方なので、肌質問わずに使用できるのもおすすめのポイントです。

◇雪肌精「クリアウェルネス ナチュラル ドリップ」

肌のキメや毛穴ケアができ、肌の代謝を正常に整える化粧水で、使い続けることで健康的な肌に導いてくれるのだそう。とろみのあるテクスチャーで、肌に馴染ませるとスッキリとした仕上がりに。コットンや直塗りで塗布するたびに、雪肌精ならではの香りに癒されながらスキンケアを楽しめます。

お手頃なラインでレフィルも3,080円で販売されているので、リピ買いもしやすい商品です。

◇ORBIS(オルビス)「クリアフル ローションM」

量のコントロールが簡単で毎日のスキンケアに使いやすい、ポンプ式の化粧水。バリア機能を整え、毛穴を目立ちにくくしてくれるので、炎症起こしやすい人、ニキビや毛穴に悩んでいる人におすすめです。医薬部外品のため、揺らぎやすい肌の人や、髭剃り後にも使用できます。

しっとりタイプのMとさっぱりタイプのLの2種類展開なので、二人の好きな使用感から選べますよ。

■軽いテクスチャーで使いやすい「クリーム」

◇KIEHL’S(キールズ)「クリームUFC」

キールズを代表する製品で、女性にももちろん人気なのですが、@cosme TOKYOの売り場では、男性が手に取ることも多いのだそう。スクワランなど保湿の成分が入っていることから、みずみずしいハリが生まれるとともに、肌を健康に保ってくれます。

ベタつかず、男女ともに使いやすい乳液のような軽いテクスチャーなので、化粧水後にこのクリームで簡潔にスキンケアを完了できます。

サイズも27g、49g、123gと豊富なので、まずは小さいサイズからトライしてみることも可能です。

■お互いが気に入るスキンケアアイテムを探してみて

スキンケアアイテムをシェアできれば洗面台やお風呂場がスッキリするのもうれしいですよね。今回紹介したアイテムは、機能性はもちろん、シンプルなパッケージでインテリアの邪魔をせず、性別問わず使いやすいものばかり。

パートナーと相談しながらお互いが心地よく使えるスキンケアアイテムを探してみてはいかがでしょうか？

（取材・文：吉川夏澄、写真：鈴木麻葉／マイナビウーマン編集部）