12月も中旬に差し掛かり、街のクリスマス要素が次第に強まってきた昨今。大勢が集まってのパーティーではケーキやピザといった「円形」のメニューが好まれるが、人数分を綺麗に切り分けるのは慣れが必要である。
なおツイッター上では、小学4年生の我が子が生み出した「天才的テクニック」に、注目が集まっているのをご存知だろうか。
【話題のツイート】発想力と行動力が素晴らしい...!
息子に「難関ミッション」を与えたら...
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・shinshinoharaさんが投稿した複数件のツイート。

「バウムクーヘンを5つに切るミッションを与えられた息子(小4)。なぜかキッチンペーパーを半分に折り、また半分に折り、さらに半分に折り。折り目を重ねて五角形を作り、その角のところで切った断片を基準にして5個に切り分けた」と綴られた投稿には複数枚の写真が添えられており、こちらには「五角形のキッチンペーパー」を利用し、バウムクーヘンを綺麗に5等分する様子が収められている。

なおshinshinoharaさんの息子が、どうやってこちらの方法に辿り着いたかというと...。
着眼点が素晴らしい
続くツイートでは「朝のアニメ番組『はなかっぱ』(NHK)に登場するつねなりが、紙を半分に折り続けたら同じ幅に折れるのをやっていたのだという。それを応用すれば何角形でも作れることに気が付き、ケーキとかを切ることがあればいつかやってみたいと思っていた、と。 アニメから着想、応用考えるとは。驚き」と、息子の回答内容が明かされていたのだった。

まさに「創意工夫」の4文字が相応しいこちらのエピソードはツイッター上で大いに話題となり、投稿からわずか数日で2万件近くものRTを記録している。
「知識の応用」に称賛の声
大人顔負けの発想力と行動力に対し、他のツイッターユーザーからは「小学生の柔軟性は本当にスゴい!」「閃いた経緯も含めて素晴らしいな」「小4でこの応用技術...!」「しまっておいた知識を引き出して、応用しているのがスゴいと思います」といった称賛の声が多数上がっていた。
では果たして「バウムクーヘンのプロ」がこちらの方法を見たら、どのような感想を抱くのだろうか。

そこで今回は神戸に本社を持ち、今年で日本創業100周年となる老舗中の老舗である洋菓子メーカー「ユーハイム」に、件のツイートを見てもらうことに。気になる担当者の反応は...。
バウムクーヘンのプロもやはり感動
https://twitter.com/ShinShinohara/status/1599001667814723586
「純正な素材、自然な味わい」をテーマに掲げ、食品添加物に頼らない「/0(スラッシュゼロ)」の菓子づくりをするユーハイムの社名はドイツ語で「楽しい家」を意味し、こちらは創業者の菓子職人カール・ユーハイムの名前が由来となっているそう。
ユーハイムの精神は100年以上に渡って社員らに受け継がれており、取材を快諾してくれた担当者はツイートの写真を見ると「身近な道具で切る工夫ができていてとても面白く、合理的な方法だと思います!」と興奮した様子を見せつつ、「ぜひユーハイムクランツなど、他の等分が難しいケーキなどでも試してみてください」とのコメントを寄せてくれたのだ。

真っ白なデザインが目をひくユーハイムクランツ、こちらも確かに等分が難しそうである...。やはり、バウムクーヘンのプロたちは円形菓子の「等分カット」チェックが厳しいのか確認したところ、「等分に切るための特別な方法はありませんので、ぜひ好みの大きさに楽しくカットして楽しく食べてください」と、ほっと一安心な回答が。
またユーハイムのバウムクーヘンは手作業で焼き上げているため、生地の焼き目が薄い箇所は「卵などの素材の味」が、濃い箇所は「香ばしいキャラメリゼされた味」といった具合に、絶妙な変化が生じているのがポイント。

そうした特徴あるバウムクーヘンの魅力を最大限に引き出すには切り方にコツがあるそうで、担当者は「当社がよりおいしく楽しめるように推奨しているのは『そぎ切り』で、一部店舗では量り売りにて販売しています」「そぎ切りは薄い箇所と厚い箇所が両方できる切り方で、厚みによって味や口当たりの変化をお楽しみ頂けます。お好みで切って頂けましたら大丈夫ですが、厚さに差が出るように切ると、より変化が楽しめます」と、笑顔で語ってくれた。

ちなみに「そぎ切り」とは、包丁を寝かせるように斜めに入れてそぐように切る方法である。
「バウムクーヘンの祭典」も開催
様々なコメントを寄せてくれたユーハイムでは2016年より、全国47都道府県の「ご当地バウムクーヘン」とその愛好家たちが集う日本最大級のバウムクーヘンの祭典、その名も「バウムクーヘン博覧会」を開催。今年は7回目の開催となり、初の東京都内での開催もあったそうだ。

担当者も「毎年春・秋の時期に開催しており、2023年も春と秋での開催を計画しております。年々ご参加の企業様も増えてきており、北は北海道、南は沖縄より、全国から取り揃えた多種多様なバウムクーヘンと、バウムクーヘン博覧会でしか味わうことができない限定アイテムなど、盛りだくさんの内容となっております」と、太鼓判を押している。

全国47都道府県から280種類以上のバウムクーヘンが集まるという前出の「ご当地バウムクーヘンコーナー」を筆頭に、会場限定商品や実演販売など自慢のバウムクーヘンを販売する「ブランドブース」、普段なかなか食べることのできない「焼きたてバウムクーヘン」のコーナーや、自分でバウムクーヘン作りが体験できる「テーブルバウム」など魅力的な催しが多数展開されているそうだ。

また、量が多すぎて選べない...という人のため「ご当地バウムクーヘン」の中から好きなものを5種類、一口サイズで食べられる「バウムクーヘンBAR47」というコーナーを設けているのも、嬉しいポイントである。
話題のツイート投稿主・shinshinoharaさんの写真を見てバウムクーヘンが食べたくなったという人は、ぜひユーハイムの逸品に舌鼓を打ってみてほしい。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)