<加治ひとみ×小林弘幸医師>コロナ禍で便秘、めまい…“自律神経の乱れ”かも?SOSに気づ

時刻(time):2022-04-07 07:58源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
3年目に突入するコロナ禍で、漠然としたイライラや焦りを感じながら生活を送っている人も多いでしょう。心身の不調が表れているとしたら、それは“自律神経の乱れ”によるものかもしれません。 “奇跡のボディをもつアラサー美女”として、話題沸騰中の 加治ひとみさん( @kaji2608 ・34歳・通称:かぢちゃん) は、腸にいい生活を送ることで、美ボディと健やかな心身
 3年目に突入するコロナ禍で、漠然としたイライラや焦りを感じながら生活を送っている人も多いでしょう。心身の不調が表れているとしたら、それは“自律神経の乱れ”によるものかもしれません。

加治ひとみさん
“奇跡のボディをもつアラサー美女”として、話題沸騰中の加治ひとみさん(@kaji2608・34歳・通称:かぢちゃん)は、腸にいい生活を送ることで、美ボディと健やかな心身の状態をキープしています。

 本記事では、そんな加治ひとみさんが順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生に「コロナ禍・アフターコロナの心身への影響」について聞いてみました。じつは加治さん、小林先生がこれまでに出した「自律神経」や「腸活」についての著書を日々愛読しているんだそう。

 小林先生は『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)の著者であり、自律神経研究の第一人者。さらに順天堂大学病院に日本初の便秘外来を解説した“腸のスペシャリスト”としても知られています。

コロナ禍で“自律神経が乱れる人”が増えている


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小林 いま、私たち医師がもっとも危惧しているのが、新型コロナウイルスの影響です。感染の後遺症の代表的な悩みは、倦怠感やめまい、頭痛、食欲不振に便秘、下痢といったもので、これらすべて自律神経失調症の症状です。また、感染しなかった人も、在宅ワークによる運動不足や不規則な食事、コミュニケーション不足などからストレスを抱えている人が増えています。

加治 体を動かさなかったり、食生活が乱れたり。どれも腸によくないことばかりです。

小林 間違いなく、コロナの影響で腸内環境が乱れている。腸内環境が悪ければ、免疫が落ちますから、将来的にがんを含めいろいろな病気が増加することが考えられます。メンタル面ではすでに影響が出ていて、コロナ前と比べて、東京都の心療内科の患者数が急増しているんですよ。






自律神経の乱れには、腸からのアプローチが大切


加治ひとみさん
加治 若い女性の中にも、コロナ禍で自律神経が乱れて自分で自分を傷つけてしまう人が増えているという話を聞きました。

小林 広い意味でコロナの後遺症は目に見えないところで確実に進んでいます。そこに早く気づかせて腸からのアプローチを行って、若い人たちの腸内環境を改善していかないと、5年後10年後、大変なことになりますよ。

加治 自分の不調が腸内環境の乱れが原因だと、そこがつながらない人は多いように思います。「ちょっと疲れがたまっただけ」とか「眠れば大丈夫」と軽く見てしまったり、治すことを短期で考えてしまったり。

小林 腸内環境に意識を向けてもらう、その「気づき」を与えるのは本当に難しいですね。どうしても、表面的な症状にばかり気を取られてしまう。抱えているメンタルの不調や肌の荒れ、疲労感の原因には、自律神経や腸内環境の乱れがある。誰かが気づかせて、そこから戻してあげないと。







便秘で悩んでいても、病院に行かない人が多い


加治ひとみさん
加治 気づいた人が発信をして、一人でも多くの人が気づくことが大事ですね。お子さんに対しては、親御さんが気をつけてあげるとか。みなさんが知識を持つことが大切な気がします。

小林 そういえば以前、丸の内で働くOLを対象に便秘に関するアンケート調査を行ったことがあるんですよ。

加治 OLさんたちですか? 結果が気になります。

小林 3日以上出ていない人が4割で、毎日排便がなく不快感がある人も含めると6割の人が便秘で悩んでいる、という結果でした。しかも、彼女たちはほとんど病院に行っていませんでした。

加治 腸内環境に問題のない人は、たったの4割。






便秘になると生産能力が落ちる


加治ひとみさん
小林 便秘の人は精神的にも肉体的にもQOLが落ちるという海外の研究データがあります。それだけでなく、便秘になると生産能力が落ちるともいわれています。つまり、便秘の人は会社で能力を発揮できにくくなるし、便秘の人が多い会社は、戦力が落ちるかもしれません。丸の内OLの腸内環境をよくすると、会社の生産能力は上がるんですよ。

加治 便秘だと脳がアクティブに動いてくれなくて、仕事のパフォーマンスが上がらない感じ、すごくよくわかります。イライラしてメンタルにも影響があるのは、みなさん、感じているんじゃないでしょうか。

小林 つまり、コロナの影響は労働生産性にも関係するわけです。2年間のコロナ禍の影響をもとに戻すのに4年はかかるでしょう。みんなが早く、この現実を認識しないといけません。その意味で、加治さんみたいな若い世代への発信力がある人の存在は重要ですよ。








かぢちゃん流「リラックスするためのルーティン」


※加治ひとみInstagramより

※加治ひとみさんInstagramより

加治 自分の違和感を見過ごさず、目を向けることが大切ですよね。コンディションがいいときはそれでOKだから、そのままでいいのかもしれませんが、自分で「ん?」と思うことがあったら、少し生活を振り返ってみる。自分に対する興味や関心をもう少し持つと変わるのかな。

小林 腸内環境を整えるにはやはり食事です。自律神経を整えるにはストレッチや呼吸法。朝、一杯の白湯もいいし、ストレッチも効果があります。やるべきことは決して難しいことではありません。それに気づき実践するかどうかで、5年後10年後の自分はまったく変わってきます。

加治 自律神経を整える、リラックスするという点で、私はもう自分の機嫌を取るアイテムが決まっています。エド・シーランを聴きながらチョコレートを食べる(笑)。自分の好きな香りのするお風呂に入る。あと夕方、お気に入りのカフェで本を読む。本を読むともう一人の自分の声が聞こえてくる感覚があって、悩みを誰かに相談している感覚になるんです。エド・シーランとチョコとお風呂と読書。私はこの4つですね。






大切なのは自分の変化に気づくこと


加治ひとみさん
小林 さすが、加治さんくらいになると、対処法が4つもあるんですね。重要なのは、自分がどうなったらマズい状態なのか、変化に気づくこと。そして、悪い流れを断ち切る術を持っていること。そこにフォーカスして、流れを止めることができれば、最高ですね。誰にだって、何かしらあるはずですから。

加治 私のインスタを見てくださっているのは20代から30代の女性が多くて、すごく参考にしてくださっているんです。実際に試してみるのはいいと思うんですが、もし違うな? と思ったらやめて、自分に合っているものを見つけてもらえたら嬉しいと思います。チョコを食べながら「エド・シーランじゃない!」って言う人はいるはずですから(笑)。

小林 今は昔と違って手段がたくさんありますから、試して選んでいけばいい。塗り絵や切り絵が合っている人もいるでしょうし。ストレスのSOSの信号が出たときに、何をすればその状態から脱出できるのか、その手段を持っていれば、すぐに流れ変えることができる。落ち込まないで、泥沼にいく前に引き上げることができます。








心身のSOSに気づいたら、気持ちや視点をずらしてみよう


加治 ちなみに、先生はどのようにSOSを察知して、自分を引き上げるんですか?

小林 コロナの感染拡大が大変だった頃、2020年の6月かな。その日は快晴で朝、早く起きて散歩をしていたら、すごいきれいな青空が広がっていたんです。でも、まったくきれいだと思えなかった。

加治 美しいものを見ても、何も感じなくなってしまっていたんですね。

小林 そのとき、これはかなりまずいと思ったんです。そこで、何をしたかというと、その時から写真を撮り始めたんです。道端の花や青空など、スマホで1日1枚、気になるものをとってインスタにアップすることを続けています。

※小林先生のInstagramより

※小林先生のInstagramより

加治 きれいな写真は先生のインスタでよく拝見しています。

小林 何が目的かというと、フォーカスを変えるためです。気持ちや視点をずらす。コロナの世界から少し抜け出して、一瞬でも自分の世界をつくることで、気持ちを安定させることができる。普段とはまったく違うこと、やっていないことをやるのがポイントですね。

加治 本人が心地よく感じることなら、なんでもいいんですよね。

<取材・文/鈴木靖子 撮影/鈴木大喜>




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