



真っ白いテーブルクロスの上には鮮やかな黄色のクロスが重ねられ、リストランテらしい風格がにじむ。余裕を持ってテーブルが配置され、贅沢な空間になっている。外に広がる絶景と相まって、まるで天空のレストランに招かれたようだ。

イタリアン一筋の実力派シェフ
この贅沢な空間でいただけるのは、リーズナブルで本格的なイタリア料理。料理の指揮を執るのは実力派シェフの澤野太介さん。
帰国後、六本木ヒルズにあるスペインバルの厨房に入り、そこで出会ったシェフに鍛えられる。さらにさまざまな経験を積もうと個人オーナーのイタリア料理店に入店。そこで仕入れから料理に関するあらゆることを学び、それらの経験を生かすべく、『ラ・ラナリータ』に入った。現在は、料理長として、パスタ部門、メイン部門、ドルチェ部門などさまざまな部門の担当者と共に、同店の味を作っている。
本格的なイタリアンをリーズナブルに楽しむ

およそ3ヶ月毎にグランドメニューも含めてメニューを季節に合わせて更新。丁寧な仕事から生まれる一皿は、洗練された特別なひとときにふさわしい逸品ばかりだ。
メニューはコースとアラカルトが用意されている。こだわりの本格イタリアンのディナーコースが5,500円からとリーズナブルで、ランチもディナーもコースを頼む人が多いのも納得だ。さっそく、前菜、パスタ、メイン、ドルチェなど6品からなる一番ベーシックな「チェナヴェルデ」コースを紹介しよう。
丁寧な仕事で旬の素材の良さを生かした料理

牡蠣のエキスがギュッと詰まっただしは、アンチョビの旨みを増し、シャキシャキの野菜に付けると野菜の甘みを引き出してくれる。野菜は旬のものを使用。この日は、白い花のようなカリフローレや紅白大根や葉付きミニ大根など。普段、お目にかかれないような珍しい野菜に、思わず会話が弾みそうだ。

イカ墨のパスタと言えば、口の周りの汚れが気になりがちだが、パスタに旨みたっぷりのソースを吸わせるように調理し、墨の量も控えめなため、汚れを気にせず食べることができるのもうれしい気配りだ。

テーブルの上に現れると、玉ねぎの甘い香りがフワッと立つ。どっさりと大量に使われた玉ねぎは煮詰められ、豚の骨からでる旨みも吸収し、黄金色のトロットロのソースに。ローストされた仔豚は脂身も薄く、豚肉特有のクセもなく淡白でまろやか。ホロッとした柔らかい豚肉と自然な甘みを凝縮したソースとの組み合わせは心がホッコリ和む味わいで、寒い冬にしみじみと食べたい料理だ。

フレッシュなミカンを、薄皮もまるごとコンポートに。甘酸っぱく、どこか懐かしいミカンの味わいは、生クリームを控えめにしたデザートの味のアクセントになっている。お腹いっぱいでもペロリと食べられる軽やかなスイーツだ。
軽く一杯をこの空間で楽しむ贅沢
「この空間が好きで、気軽に訪れてアラカルトで一杯を楽しまれる方もいらっしゃいます。」と店長の大石竜さんは語る。パスタの他、イタリアから取り寄せた粉を使い、専用の釜で焼いたピッツァも人気メニューだ。中でもユニークなのが「ピッツァボンバ」。
真ん丸に膨らんだ生地は、ビジュアルのインパクト抜群。何か不思議なオブジェのようだ。いったん膨らんだ状態でプレゼンされた後、キッチンで凹ませ、生ハムをたっぷりトッピングして再び供される。



料理に合わせた飲みやすいワインやプレミアムなビールをラインナップ

アサヒビール本社を訪れたなら、ビールという人には、近隣の系列店「隅田川ブルーイング」で作っているクラフトビールなどを含めた4種類の生ビールが楽しめる。
とっておきのひとときを過ごしたい日のためのレストラン

この空間にいるだけで気分が華やぐ。絶景を楽しむレストランで、いつもと違うひとときを楽しんでみてはいかがだろう。
【メニュー】
・チェナヴェルデ(全6品) 5,500円
・ピッツァボンバ 2,000円
・フォンティーナを詰めたイタリア産仔牛ロースのコトレッタ 2,400円
※アラカルトの料理は季節によって変わることがあります。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
ラ・ラナリータ 吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋1-23-1 アサヒグループ本社ビル22F050-5484-5018(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月~金
ランチ 11:30~15:00
(L.O.14:00)
土・日・祝
11:30~16:00
(L.O.15:00)
ディナー 17:00~22:00
(L.O.20:30)
不定休日あり
※年末年始
https://r.gnavi.co.jp/a170900/
この記事の筆者:小田中雅子(ライター)