いちご大福といえば、人気和菓子のひとつ。普通の大福とは違ってフルーティーな甘さもあって、子どもにも人気のおやつですよね。お店で購入して食べるのもいいのですが、調べてみるといちご大福のレシピは至ってシンプル。電子レンジがあれば火を使わなくても手作りが可能だとわかりました。

そこで今回は「いちご大福の大量生産」に挑戦してみました。和菓子は好きですが、自分で作ったことのない私。そんな素人の私でも「これなら簡単にできそうだ!」と思えてしまうレシピなのです。
せっかく作るのですから、多めに作ってお友達におすそ分けしたり、家族で食べるのもいいですね。
いちご大福の材料は、スーパーで買える身近なものばかり
複数のレシピサイトでいちご大福の材料を調べてみたところ、およそ次の通りです。
【材料】
※12個生産の場合(いちご大福1個で白玉粉12.5g、あんこ30gで計算)
(1) いちご:12個
(2) こしあんorつぶあん:360g(1個あたり30g)
(3) 求肥(ぎゅうひ)
・白玉粉:150g(1個あたり12.5g)
・砂糖:70g(1個あたり約5.8g)
・水:180cc(1個あたり15cc)
(4) 片栗粉:適量
これを目安に、さっそく近所のスーパーへ材料の買い出しに。手軽に購入できる材料で作れるというのも嬉しいところです。
ここで悩むのがこしあんorつぶあん。ただこれは好みの問題です。私はこしあんを選びましたが、つぶあん派の人はつぶあんでもよいでしょう。こだわる場合は、自分であんを作るのもアリですが、和菓子作り未経験の私は、すぐに使える加糖済みのこしあんを購入しました。これでこのまま使用できます。
レシピも複数サイトで調べたところ、およそ次のやり方で作れそうです。
【作り方】
(1) いちごを水洗いして水気をきり、へたを取る
(2) あんを30gずつに分ける
(3) (2)のあんでいちごを包んで丸める
(4) 白玉粉を耐熱容器に入れて、水を加えて溶かしながらダマにならないようにかき混ぜる
(5) (4)に砂糖を加えて、さらにかき混ぜる
(6) 耐熱容器にラップをかけて電子レンジ(600W)で2分30秒加熱し、レンジから取り出してかき混ぜる
(7) もう一度ラップをかけて電子レンジで2分加熱する
(8) 半透明になるまでよくかき混ぜた求肥を片栗粉の上に取り出す
(9) 求肥を12等分し、(3)を包んでできあがり
さて、求肥の材料として購入した白玉粉は200g。いちご大福14個分ができる計算になります。こしあんは800g入りのものなので、14個なら余裕ですね。いちごの数も多いので、ここは思い切って14個生産を目指すことにしました。
いちごをあんで包んで丸める
まず、へたを切ったいちごをこしあんで包んでいきます。
いちごは1個30gが目安ですが、いちごの大きさにバラつきがあるので、そこは臨機応変に。いちごとあんこのバランスを考えれば、小さいいちごはあんこの量も少なくてよさそうです。いちごを傷つけないように、やさしく包んでいきます。
いちごのサイズに合わせて包んでいくと、大きさに多少のバラつきが出ますが大丈夫。
一度目に「失敗」してしまった理由
さあ、いよいよ求肥作りです。ここが一番のポイントで、いちご大福作りの中で、私がもっとも難しいと感じたところです。実は私は今回のいちご大福作り、一度目は失敗しているのです。
求肥は時間が経つと伸びにくくなり、あんこやいちごを包むのが難しくなります。私の失敗もそこでした。ゆっくり作業を進めているうちに求肥が固く、伸びにくいものになってしまっていたのです。リベンジの2回目、ここからは少しスピーディーにいきたいと思います。
耐熱ボウルに白玉粉を水を入れてかき混ぜ、そこに砂糖を加えてさらにかき混ぜます。ダマにならないように注意しながら。
ある程度混ぜたところでラップをかけて電子レンジへ。12個の場合は2分30秒ですが、材料が若干多くなっているので、気持ち長めに加熱しました。
取り出して再びかき混ぜます。混ぜていると、フワンといい香りが鼻をくすぐります。ああ、この香り…。幼少時代の年末、親戚中が集まって餅つきをしたときの、あの香りと同じです。つきたてのお餅を、片栗粉を敷いた台の上にのせ、それをちぎってみんなで丸める作業。毎年、親戚総出でおこなうのが年の瀬の風物詩だったのです。私は九州だったので丸餅でした。
求肥(ぎゅうひ)作りはスピード勝負!
そんな懐かしい気分にゆったりひたっている場合ではありません。かき混ぜた求肥を再びレンジで加熱して、さあここからが勝負!
片栗粉の上にアツアツの求肥をのせます。片栗粉は手に求肥がくっついてしまうのを防ぐのに必要不可欠。これがないと、両手の指先から手のひらまで求肥がこびりついてしまい、もはや大福作りどころではなくなってしまいます。
手のひらにも片栗粉をまぶし、求肥をちぎって丸い形状になるように、手のひらで軽く圧をかけながら広げていきます。餃子の皮を作るような感覚でしょうか。それで素早くあんこ&いちごを包んで一丁あがりです。
まあ…何と申しましょうか…。いちご大福っぽいのですが、なんとも無様なこと…(笑)。和菓子作り初体験の素人ですから、仕方ありません。もう後戻りはできないので、この作業を一気におこないました。
いちご×あんこの甘みのバランスが絶妙!
なんとか14個完成。大きさにバラつきがあります。あんこと求肥の量に差が出てしまったのか、あんこが透けて見えてしまって「吹雪まんじゅうかよ!」とツッコミたくなるものもありますね(汗)。
みてくれはさておき、肝心なのはお味。自分で作ったものなのに、恐る恐る口に入れてみたらビックリ。あら、けっこういけるじゃないの!ちゃんといちご大福の味になっているではありませんか!
新鮮ないちごのシャクッ!とした歯ざわりがたまりません。口の中に飛び込んでくるいちごのフレッシュな果汁がいい。甘さと酸味の、あんこや求肥とのバランスも絶妙です。形はよくないのですが、各素材の分量はちょうどよかったのかもしれません。いちごとあんこの甘さのブレンド感が美味しさを倍加させます!そうそう、これがいちご大福の魅力ですよ!いちごの酸味とあんこの甘さって、合うんですね!複層的で濃厚な味で、思わず2個目に手をのばしてしまうありさまです。
家族や友人と、いちご大福作りパーティーもアリ!
さてさて、いちご大福の大量生産、今回は14個でしたが、材料を2倍にすれば単純計算で28個、3倍なら42個の生産が可能です。ただ一点、求肥が固くなりやすいため、大量に作る際にはひとりでの作業はちょっと無理があるかもしれません。プロの和菓子職人ならばいざしらず、素人はよほど素早く求肥を処理しなければならないからです。
むしろこれは、家族や友人などで集まって、大勢でいちご大福作りをするのがいいでしょう。きっと楽しいと思いますよ。「○○ちゃんのが一番大きい!」「○○さんが包んだの、美味しい!」「○○さんのは△△に似てるね」などと、話題にも事欠きません。いちご以外のフルーツで試してみるのもいいかもしれませんね。
<写真・文/からあげライター 松本壮平>
(エディタ(Editor):dutyadmin)








