運動を“その場だけスッキリ”で終わらせない!快適さキープのために「知るべきこと」

時刻(time):2021-12-27 00:28源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
心や身体に不調を感じるとき。気分転換にランニングをしてみたり、コンディションを上げるためにジムでトレーニングをしてみたり。すると、その場もしくはその後しばらくは、スッキリとした爽快感を得られるかもしれません。が、しかし、時間が経つとまたグッタリ……。 「zen place pilates」田町スタジオ 日ごろから、“良い状態”を少しでも長く保ちたいと思ってい

 心や身体に不調を感じるとき。気分転換にランニングをしてみたり、コンディションを上げるためにジムでトレーニングをしてみたり。すると、その場もしくはその後しばらくは、スッキリとした爽快感を得られるかもしれません。が、しかし、時間が経つとまたグッタリ……。

「zen place pilates」田町スタジオ

「zen place pilates」田町スタジオ

 日ごろから、“良い状態”を少しでも長く保ちたいと思っている方は多いでしょう。では、そのためにはどのようなことを意識して過ごしたらいいのでしょうか?「zen place pilates(ゼンプレイスピラティス)」田町スタジオでインストラクターを務めるAkitoさんに、お話を聞いてきました。

【前回記事】⇒「ピラティス」が心と体の不調に効く理由。肩こり、落ち込みまでスッキリ!

“その場だけの健康”になってない? 自分の「癖」を知る重要性


――運動をしたり、マッサージに行ったりすると、心身がスッキリするのですが、効果が持続しないように感じます。

Akitoさん(以下、Akito)「ジムでのトレーニングや整体などでは、良い運動になったり、身体が健康になったりもしますが、“その場だけ”の健康になってしまうことが多いのが現状かもしれません」

zen place pilates 田町スタジオのインストラクターAkitoさん

zen place pilates 田町スタジオのインストラクターAkitoさん

―― “その場だけ”の健康にしないためには、どうしたら?

Akito「私たちは、自分の身体の使い方や、動きそのものを日常的に意識することってあまりないんです。実は、私たちの動きは効率よく無意識におこなえるようパターン化されています。これが脳と身体の繋がりによる『癖(くせ)』です
 しかし効率を重視する『癖』を続けると、脳と身体がアンバランスな状態になっていきます。だからこそ、そこを深く意識することが大事になってきます」




自宅でやってみて! “ねじる”動きが効果的



Akito「そこで有効なのが、身体に意識を向けて意識的に動かしていくマインドフルムーブメントです。zen placeのピラティスでは、意識的な動きを通して、自分の身体の癖やパターンに気づくこと、身体本来の自然な使い方を自分自身で学んでいってもらうことを目的にしているんですね。そうすることで、日々変化していく自分自身に気づく力も向上し、より良い状態へ自分の行動を選択していくことができます。
 スタジオにいないときでも、日常に生かしてもらえるようになる。これが、“その場だけ”の健康にしないために大事なことなんです」

――自宅にいながら、身体の使い方や動きを意識する方法は? オススメのエクササイズはありますか?

Akito自分の身体で何が起こっているのかを感じ取ることが、まず大事なポイントです。たとえば、立位(りつい)で手を腰骨に添え、右の腰を前に出すと背骨が左にねじれる。反対も同じようにおこない、何度か繰り返してみます。

 当たり前の動きですが、この感覚は脳に情報としてしっかりと伝わっているんです。また、意識しながら動くことで、自分の身体のズレにも気づきやすくなります」

ピラティス

左右の腰を前に出すことで、背骨がねじれるのを感じて

――けっこう左右差がある気がします。

Akito「“ねじる”というのは、普段あまりしない動きなんですが、意識づけになるだけではなく、姿勢の改善にもつながるのでオススメですよ。

 ピラティスには、仰向けになって、腹部をねじる『スパインツイストスーパイン』というエクササイズがあるので、やってみましょう」










背骨の動きを滑らかにする「スパインツイストスーパイン」


 ピラティスのツイストエクササイズの中でも、よく知られているのが「スパインツイストスーパイン」。

 お腹のサイドのインナーマッスルを強化し、腹部を引き締める効果や、背骨の動きを滑らかにすることで、歪み・姿勢を改善する効果。それと、メンタルを落ち着かせる効果などにも期待することができるエクササイズです。

【やり方(5~10回おこなうのが効果的)】

1. 両ひざを立てて仰向けになり、腕を天井に向けて(肘が肩の真上に来る位置で)伸ばしてから、伸びた状態で左右に広げて床につけ、掌が天井を向くように床の上におく

スパインツイストスーパイン


スパインツイストスーパイン
2. 膝は90度になるように曲げ、足の裏をマットにつけておく

3. 膝をしっかりと閉じ、鼻から息を吸い、肩甲骨が浮かないところまで両膝を右に回旋する
※ 足を動かす勢いにつられないように、骨盤はしっかり固定させる

スパインツイストスーパイン
4. 口から息を吐きながら、お腹に力を入れたまま両膝をセンターに戻す

5. 鼻から息を吸い、同じように両膝を左に回旋(かいせん)する

スパインツイストスーパイン
6. 息を吐きながら、腹筋の力でセンターに戻す

7. 繰り返しおこない、最後にセンターに戻ったら、ゆっくり脱力して片足ずつ足を下ろす

【注意点】
 肋骨(ろっこつ)を床にしっかりとしずめたままねじるようにする




背骨がゆるゆると動かされ、気持ちも前向きに



 実際に試してみると、呼吸や動きのひとつひとつに集中することで、今、自分の身体がどうなっているのかという微細な感覚が研ぎ澄まされていくのを感じました。背骨がゆるゆると動かされることで、起き上がったあとは頭のてっぺんがスッと引き上げられたかのよう。姿勢が整うと、気持ちも前向きに。

 スタジオに行って体得するのもよし、まずは自宅でできる簡単なエクササイズから取り入れてみるのもよし。

 “その場だけ”の健康にならないためには、自分の身体、そして、その動きに意識を向けることを癖づける。ひいてはそれが、正しい姿勢や筋肉の動きを身につけることになり、心身の状態を継続的に上向きにする役に立ってくれるのではないでしょうか。

zen place
ピラティス・ヨガのマインドフルムーブメントでウェルビーイングライフをつくる全国約100店舗の専門スタジオ。

【Akito(田町スタジオ所属)】
高校時代の怪我をきっかけに、身体だけではパフォーマンスは変わらないことを実感し、心と身体について知りたいと思うなかでピラティスと出会った。田町スタジオでは、基礎クラスから悩み改善まで、数多くのレッスンを展開している。レッスン体験も受付中。

<取材・文/高木沙織>
高木沙織
美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Instagram:@saori_takagi




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