ダイエットや健康のために小麦粉は控えたいけれど、たまにはスイーツも食べたい。そんな方におすすめしたいのが、安曇野の宿泊施設「穂高養生園」に勤務する鈴木愛さんによる、グルテンフリーのお菓子のレシピ本です。今回は特別に、簡単においしく作れることがよくわかるレシピを3つ、本のなかからご紹介します。
簡単でおいしい。体と心をいたわるようなやさしいお菓子の本

それなら、自分で小麦粉を使わないお菓子を作ってみてはいかがでしょう?参考になるのが、『穂高養生園が考えるやさしいおやつ』(世界文化社)の本です。
著者は鈴木愛さん。安曇野の森のなかにあり、マクロビオテックの食事や自然のなかの散歩、ヨガや温泉などでリラックスできる宿泊施設「ホリスティック リトリート 穂高養生園」で働いており、東京のサロンで食事会も開くといった活動もされている方です。
この本は、「みんなが安心しておいしく食べられる『やさしいおやつ』をおうちでも気負わず作ってもらえたら」という想いで作られたそう。

基本の生地作りは、粉類と、油分・水分をそれぞれぐるぐる混ぜて焼くだけ。動物性食品を使わないのでダマになりにくく、むしろ通常のお菓子よりも簡単と言えそうです。
材料は、小麦粉代わりに米粉、砂糖の代わりにてんさい糖やメープルシロップを使います。果物や野菜を入れるものはその自然な甘みが活かされており、満足感はあっても胃に重たくありません。やさしい味わいで、毎日のように食べたくなるお菓子になります。
かぼちゃのやさしい甘さが広がるきめ細かな蒸しパン

本には、オーブン要らずでフライパンで手軽に作れるお菓子もたくさん。そのひとつが「かぼちゃの蒸しパン」です。米粉ならではのキメの細かさと弾力があり、ふんわり柔らか。口に含むと、ほんのりと素朴な甘さが広がります。
材料(直径6cm高さ5.5cmのプリンカップ4個分)
・<A>・米粉・・・100g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1(4g)
・塩・・・ひとつまみ
・<B>
・かぼちゃ・・・50g
・てんさい糖・・・30g
・豆乳・・・80ml
・植物油・・・20g
・かぼちゃ(飾り用)・・・15g
・パンプキンシード・・・適量
準備・かぼちゃは1.5cm角に切って蒸し、15gは飾り用に取り置きます。
・オーブンシートを10cm角に切ってプリンカップに敷きます。
・パンプキンシードはフライパンで軽く煎ります。
作り方
1) ボウルに<A>を入れ、泡立て器で均一に混ぜます。2) 別のボウルに<B>のかぼちゃを入れてフォークでつぶし、てんさい糖を加えて混ぜます。残りの<B>を加えて泡立て器でなめらかに混ぜます。
3) (1)に(2)を加えてゴムべらでムラなく混ぜ合わせ、プリンカップに流し入れて1.6cm角に切ったかぼちゃとパンプキンシードをのせます。
4) フライパンに水を2cmの深さまで入れて火にかけます。沸いたら(3)を並べ、蓋をして12~15分蒸します。串を刺して生地がついてこなければ、型のまま網に並べて冷まします。
※時間が経って固くなったら、蒸し直すとふっくらします。
甘さ控えめ。バナナの風味が香るバナナブレッド

材料(直径15.5cm×高さ3.5cmの型1台分)
・<A>・米粉・・・150g
・片栗粉・・・20g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1と1/2(6g)
・重曹・・・小さじ1/3(2g)
・塩・・・ひとつまみ
・<B>
・バナナ・・・70g(約2/3本)
・レモン汁・・・大さじ1
・てんさい糖・・・30g
・豆乳・・・70ml
・植物油・・・50g
・バナナ(飾り用、1cmの輪切り)・・・9枚
準備・型にオーブンシートを敷きます。
・オーブンは160℃に予熱します。
作り方
1) ボウルに<B>のバナナを手で一口大にちぎり入れ、レモン汁を加えてフォークで押しつぶしてとろとろにします。残りの<B>を加えてよく混ぜます。バナナは多少かたまりが残っていても大丈夫です。2) ボウルに<A>を入れ、泡立て器で均一に混ぜます。
3) (2)に(1)を加え、泡立て器で生地がなめらかになるまでよく混ぜます。
4) 型に流し入れ、表面を平らにして飾り用のバナナをのせ、160℃のオーブンで35~40分焼きます。
5) こんがり焼き色がつき、串を刺して生地がついてこなければ、型から出して網にのせ、乾いたふきんをかけて冷まします。
オートミールやナッツが香ばしいヘルシーグラノーラ

材料(作りやすい量)
・<A>・オートミール・・・100g
・米粉・・・30g
・片栗粉・・・10g
・てんさい糖・・・25g
・好みのナッツ(アーモンドやくるみ、カシューナッツ、パンプキンシードなど)・・・合わせて50g
・<B>
・メープルシロップ・・・大さじ3
・植物油・・・30g
・豆乳・・・20ml
・カランツ・・・30g
準備・天板にオーブンシートを敷きます。
・オーブンは160℃に予熱します。
・ナッツ類は、パンプキンシードなど小さいもの以外は粗く刻みます。
作り方
1) ボウルに<A>を入れ、ゴムべらで均一に混ぜます。別のボウルに<B>を入れ、泡立て器でよく混ぜて乳化させます。2) <A>のボウルに<B>を加え、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。
3) オーブンシートに広げて160℃のオーブンで15分焼きます。
4) 天板を取り出し、へらで全体を裏返します。ところどころかたまりが残る程度にほぐし、160℃のオーブンで15~20分、表面がカリッとするまで焼きます。しっとりした部分があっても大丈夫です。
5) 再び天板を取り出し、カランツを広げのせます。へらで全体を返してそのまま余熱で全体をカリッとさせます。
レーズンの一種、カランツは焦げやすいので余熱で火を通しましょう
作って味わいたくなる、素朴なお菓子がたくさん

ポイントになる工程には写真が付いていてわかりやすく、あまりお菓子を作ったことがない方でも挑戦しやすいレシピです。
鈴木さんのあたたかい人柄が感じられるような素朴なお菓子は、写真を眺めているだけでも幸せな気分になれ、作ってみたいと思えるものばかり。ぜひ手に取って、健康的でおいしいお菓子を楽しんではいかがでしょうか?
writer / ゆりか photo / 世界文化社
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