
スパイスカレーがさらに発展した2020年
「カレーの店 八月」のチキンカレーあいがけキーマ
ここ数年ブームとなっている「スパイスカレー」。2020年もめざましい発展を遂げていました。新宿で間借り営業していた「エピタフカレー」が実店舗化を果たしたり、名店「negombo(ネゴンボ)33」の姉妹店が新宿ゴールデン街や川越に誕生したり、ミュージシャン曽我部恵一さんが「カレーの店 八月」をオープンしたり……カレー好きを沸かせるニュースがたくさんありましたね。
今年もスパイスをがっつり効かせたカレーやスパイスを基軸にしたレストランが発展するのは確実ですが、今回はそれ以外で注目すべき2ジャンルをピックアップしてみました。
私が予想しました!
macaroni編集部 ディレクター / みっちー食・植物・音楽など、フリーダムに企画を担当。持ち前の好奇心と胃下垂によって新店調査も欠かさない。好きなジャンルは、カレー・スイーツ・ビストロ。Instagramでグルメ情報を地道に発信中。
1.「ポークビンダルー」が主役に!
「ポークビンダルー」とは何か、バッチリ説明できますか?豚肉を使ったインド・ゴア地方(旧ポルトガル領)発祥のカレーで、ワインビネガーを効かせた酸味とスパイスの辛みが特徴です。スパイスカレーのパーツとしても愛されるポークビンダルーが、今年はもっとフューチャーされるのではないかと思っています。
1,000円(税込)「ポークビンダルー 食べる副大統領」のポークビンダルー
渋谷「ポークビンダルー 食べる副大統領」という一軒は、ポークビンダルーを追求することで、「ミシュランガイド東京 2021」にて見事ビブグルマンとして掲載されました。同店の「ポークビンダルー」は、はっきりとしたビネガー感と絶妙なチューニングのスパイスが魅力。中央にのったサラダやクスクス、卓上のパパド(インドの焼き煎餅)や調味ソース4種で好きにアレンジできることも特徴的です。
この店でポークビンダルーを知り、さまざまなお店を巡りにいくという人も増えることでしょう。
100g 226円(税込)カルディコーヒーファーム「ポークビンダルーカレー」
おいしいポークビンダルーは、おうちでも!「negombo33」のような有名店のレトルトは以前からありましたが、昨年「カルディコーヒーファーム」でオリジナルのレトルトポークビンダルーが発売。より安価で楽しめるようになったと話題を集めました。
強めの酸味とほどよい辛味がしっかり表現されており、少量ながら大満足のひと品です。数種のカレーと相盛りにし、おうちスパイスカレーとして楽しむのもアリ。
2021年はレトルトやお店、はたまた手作りで、ポークビンダルーの魅力を体感してみてください。
カルディコーヒーファーム|公式オンラインストア
2.「ネパール料理」にも、モダン化の波が!
すっかり市民権を得たスリランカカリーやスパイスカレーのように、もっと広がりを見せそうなのが「ネパール料理」。ライス・カレー・漬物・おかずなどをワンプレートで食べる家庭料理「ダルバート」は、聞いたことがあるかもしれません。
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現地流の専門店はマニアックで少々行きづらいという方に教えたいのが「モダンネパール料理」。中国料理でいう清澄白河「O2(オーツー)」、インド料理でいう銀座「SPICE LAB TOKYO(スパイスラボトウキョウ)」など、さまざまな料理に広がる“モダン化”の波が、ネパール料理にも及んでいます。
スタイリッシュな佇まいの中目黒「ADI(アディ)」
代表的なお店は、2020年に誕生した中目黒「ADI(アディ)」や、豪徳寺「OLD NEPAL TOKYO(オールドネパールトウキョウ)」。ビストロのようにおしゃれな店内でダルバートをはじめ、趣向を凝らしたネパール料理が食べられるとあって、早くもファンが増えています。
左から「Aloo chop(アルチョップ)」「Momo(モモ)」。伝統料理もモダンなひと皿に
「アディ」の魅力は、日本の食材を用いたネパールの伝統料理をコース仕立てで楽しめること。スパイシーなコロッケ「Aloo chop(アルチョップ)」は凛としたひと皿に。蒸し餃子「Momo(モモ)」は日本らしく海老が包まれ、ゴマの効いたビスクとともに。ここでしか出逢えないおいしさに心躍ります。
ちょっと刺激が欲しいときや、おいしいものを食べたいときなど、ぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
2021年もカレーを探求しよう
続々と新たな波が押し寄せる「カレー」。いわゆるカレーだけでなく、インド界隈の現地料理やスパイスバルなど、その楽しみ方は多岐に渡ります。慣れ親しんだ味もいいけれど、たまには未知のおいしさに出逢ってはいかがでしょう。2021年は、お店でもおうちでも、さまざまなカレーの扉を開いてみてくださいね。
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