千葉県で獲れる地ハマグリは、貝の中でもかなり高級な部類に入り、1つ300円以上することも珍しくない。そんなハマグリとそっくりなことで知られるのが、外来種のホンビノス貝だ。
ホンビノス貝とは

ホンビノス貝は全体的に白く、以前は大アサリや白ハマグリとして呼ばれていたこともあるが、同じ千葉県産でも、14個500円ほどで投げ売りされているぐらいリーズナブルだ。
地ハマグリとは色が違う

それに比べ千葉県産の地ハマグリは、記者が購入した店舗では100グラム100円とかなり高価。6個でおよそ1,000円弱と相場よりは安かったものの、ホンビノス貝に比べると倍以上の値段だった。
食べ比べてみる

では、値段は倍以上違うが味はどうだろうか? 今回は家庭でよく食べられる酒蒸しにして検証することにした。材料はシンプルな味になるように、貝と日本酒だけである。1晩砂抜きをしてから蒸した、気になる味は...?
地ハマグリはさすがのウマさ

まずは千葉県産の地ハマグリを食べる。しっかりしたハマグリの風味とプリプリの身は、素晴らしく美味しい。中国産はこれより多少安価だが身が小さいことが多いため、やはりこの美味しさを楽しむなら国産一択だな...と再認識するほどだ。
ホンビノス貝も負けていない

次のホンビノス貝は、ハマグリとくらべて身が黄色い以外は食感・風味ともにかなりハマグリに近い。輸入物のハマグリと比較するなら、間違いなくホンビノス貝のほうがウマいはずだ。
大アサリと呼ばれていたこともあるせいか少しハマグリよりもアサリのような潮っぽい印象も感じるが、クラムチャウダーやにんにくやバターを加えた白ワイン蒸しなら、ほぼハマグリと変わらない味になるだろう。コストパフォーマンスは最高である。
料理によって使い分けよう
実際に食べ比べた結果、ホンビノス貝は同じ地域で獲れた物なら、地ハマグリにかなり近い美味しさということが判明した。ただ、酒蒸しよりさらにシンプルな貝焼きになるとさすがに地ハマグリとの差ももう少しハッキリするかもしれない。
シンプルな料理のときは地ハマグリ、貝以外にもたくさんの具材が加わる濃厚な料理のときはホンビノス貝と、使い分けてみるといいだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)