
掃除方法を教えてくれた人
タスカジ ハウスキーパー / ミホ家事代行マッチングサービス「タスカジ」の、掃除と整理収納部門で活躍。ナチュラル洗剤から今話題のお掃除グッズまで、日夜独自に研究。各家庭に合わせた、丁寧なお掃除と心のこもった収納アドバイスでリピーターも多数。100円ショップや身近な道具を使った家事が得意で、主婦目線の簡単で続けられるテクニックが好評。取材歴多数。時短家事コーディネーター®。「タスカジさんが実践! 快適! キッチンのスゴ技 収納・しくみづくり・掃除・料理: 時短!家事ラク! お役立ちアイデア集」(徳間書店)でも掃除のワザを多数紹介。
家事代行マッチングサービス「タスカジ」|公式ページ
今回掃除するエリアは「シンク」
シンクには、ヌメリ・カビ・水垢など、あらゆる汚れがこびりつきます。食品を扱う場所なので清潔にしたいと思いつつも、なかなか落ちない汚れに困ってしまっている人が多いのではないのでしょうか。前回に引き続き、家事代行マッチングサービス・タスカジのミホさんに、シンクまわりの掃除方法をお聞きします。
使用する掃除用品
シンク掃除で使用するアイテムは以下です。・ラップ
・キッチン用ハイター(泡タイプ)
・クエン酸
・あみたわし
・マイクロファイバーぞうきん
・ゴム手袋
・歯ブラシ
・パイプクリーナー(※記事内では、イージムパイプクリーナーを使用しています)
どれも一般のご家庭にあるような道具なので、余計に買い足す必要がないのはうれしいところ。100円均一ショップで手に入るアイテムが多いので、道具が足りない場合も手軽に買い足しできます。
さっそくミホさんにそれぞれの掃除道具の使い方やポイントを教えていただきました。
※キッチンハイターとパイプクリーナーは、100円均一ショップの商品ではありません。
用途にあわせて洗剤を使い分ける
「シンクまわりは汚れの特性に合わせて、洗剤を使い分ける必要があります。水垢にはクエン酸、カビには泡タイプのキッチン用ハイター、排水口のヌメリや臭いにはパイプクリーナーなど、洗剤の用途を理解すれば誰でも簡単に汚れを落とせますよ。
ハイターを選ぶときは泡タイプがおすすめ。汚れた部分に泡がとどまってくれるので、液体タイプより効果が実感できるはずです。使用する際は必ずゴム手袋をして、手荒れを防ぎましょう。
汚れを落とすツールも場所によって、ラップとあみたわしを使い分けます。のちほど詳しく紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
仕上げは吸水性の高いマイクロファイバーぞうきんで磨きあげましょう。水滴を簡単に拭き取れるので、水垢が出やすいシンクまわりにはぴったりです」
シンクの掃除方法
シンク掃除の作業手順は以下です。1. シンク内でキッチンまわりのパーツにハイターをかけ2分置く
2. 排水口の掃除をする
3. あみたわしを使ってシンクを洗い流す
4. 蛇口まわりにクエン酸をかけラップする
5. ラップをたわし代わりにして擦る
6. 洗い流したら乾拭きする
7. 排水口にパイプクリーナーをかける
掃除の手順を追いながら、各所のポイントをミホさんに詳しく説明していただきます。
1. シンク内で各パーツにハイターをかけ2分置く
「まずはシンク内に、キッチンまわりで除菌したいものを並べてキッチン泡ハイターを吹きかけます。ハイターで除菌できるものは、排水口の水切りカゴやプラスチック製のまな板、包丁、食器洗い用のスポンジ、布巾などです。まな板はプラスチック製のみハイターで除菌できます。変色のおそれがある木製のまな板には使わないでくださいね。木製まな板は熱湯をかけて、天気のいい日に陰干しするとよいですよ。
ハイターを吹きかけるときは、泡がまんべんなく行き渡るようにするのがコツ。濡らしてから吹きかけたり、まな板のうえに布巾をぴったり重ねたりすると、より浸透しやすくなります。
私の場合は、シンクにもハイターを吹きかけて、掃除時間を短縮できるようにしています。この状態で、2分ほど置きましょう」
2. 歯ブラシを使い排水口を掃除する
「排水口のヌルヌルが気になる場合は、ハイターをかけてからブラシで擦りましょう。ハイターを扱うため、作業するときはゴム手袋の着用を忘れずに!排水筒の長さはご家庭によって異なるので、掃除しやすい長さのブラシを100円均一ショップやホームセンターなどで見つけてみてください。もちろん使用済みの歯ブラシでも代用できますよ。
排水口は一度擦って洗えば、その後はキッチン泡ハイターを定期的に吹きかけるだけでキレイな状態を保てますよ」
3. あみたわしでシンクを洗い流す
「2分経ったら、あみたわしでキッチン泡ハイターを洗い流します。あみたわしは100円均一ショップのものを使っています。やわらかいのでシンクにキズがつきにくいうえに、布のような形状なので細かいところも洗いやすくてお気に入りです。
このあとにクエン酸を使って水垢を落としていくので、ハイターのような塩素系の洗剤はしっかり落とすようにしてくださいね。
洗い流しが不十分だと塩素系洗剤とクエン酸が混ざり、有毒なガスが発生する危険性があるので注意しましょう」
4. 蛇口まわりにクエン酸をかけラップする
「次は水垢がこびりつきやすい蛇口まわりを掃除していきます。水垢には酸性のクエン酸がおすすめです。蛇口まわりにスプレーを吹きかけたら、ラップを巻きつけます。ラップはのちの工程でたわし代わりに使うので、重要なアイテムのひとつです」
5. ラップをたわし代わりにして擦る
「ラップを外し、擦って水垢を取りましょう。水垢は固まりなので、擦ってあげることでしっかりと落ちていきます。ラップの利点は洗剤を吸収しないうえに、そのまま丸めて使えば、たわし代わりになります。
ただし、掃除中は落ちたように見えても、乾くと浮き出てくるのが水垢のやっかいなところ。クエン酸をかけ、ラップで擦る作業を何回か繰り返すことをおすすめします」
6. 洗い流したら乾拭きする
「クエン酸を洗い流したら、マイクロファイバーぞうきんで乾拭きして仕上げます。水垢を作らないコツは、しっかり水滴を拭き取ることです。マイクロファイバーぞうきんは毛足が長く吸水性に優れているので、水滴を手早く拭き取れ、時短につながります。磨きあげれば、まさにプロ級の仕上がりに」
7. 排水口にパイプクリーナーをかける
「排水口の臭いが気になる方は、最後にパイプクリーナーを使い掃除しましょう。臭いのもとは壁やゴミ箱などさまざまありますが、換気しても臭いが収まらないときは排水口が原因の場合が多いです。
パイプクリーナーはどんなものでも構いませんが、私はイージムパイプクリーナーを好んで使っています。酵素の力で汚れや臭いを分解するので、環境にも人にもやさしい洗剤なんです。通販で購入できるので、よろしければ検索してみてください」
キレイが長続きするコツやポイント
水垢がすっかり落ちていき、ピカピカになったシンクは気持ちがいいものです。 しかし、毎日食材のカスや油っぽい汁などが流れるシンクはすぐ汚れてしまう場所。キレイを長続きさせる方法などあるのでしょうか?ミホさんに毎日でもできる掃除ポイントを教えていただきました。 「シンクは毎日使いますし、汚れやすいものを流すので、キレイな状態を維持しにくい場所です。そのため、一日の終わりにハイターで簡単に除菌すると、清潔な状態が長続きしますよ。
また、シンクまわりは水垢も気になるところ。面倒でなければ使ったあとに、さっとマイクロファイバーぞうきんで拭いてくださいね」
よくあるお悩み
最後に、ミホさんにシンク掃除でよく寄せられるお悩みについてもお聞きしました。 「お悩みでやっぱり多いのはヌメリです。キッチンまわりは湿気も多いですし、エサとなる食べカスも豊富なので黒カビが発生しやすくなります。カビが増えると、空気中に飛散するので衛生的にもよくないですよね。そんなときは泡タイプのキッチン用ハイターがあれば安心! カビは生きている菌なので、しっかり除菌すれば黒カビも取れますし、清潔さを保てますよ」
シンクの大掃除は汚れの性質ごとに洗剤を選定!
水垢が目につきやすいシンクまわり。排水口は掃除しなければと思っていても、放置してしまいがちな箇所のひとつです。こびりついた汚れを落とすのは大変なもの。しかし、汚れの性質に合わせてクエン酸や塩素系洗剤を使い分ければ、驚くほど手軽に掃除できることがわかりました。
シンク掃除は30分~1時間ほど確保すれば、さっと掃除ができます。短時間で終わるので負担になりませんね。いつも調理をするときにお世話になっているシンクだからこそ、キレイに掃除をしてみましょう!取材・文/大瀧亜友美
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