
記事を書いたのはこの人
株式会社トラストリッジ 代表取締役 / よしゆき外ではmacaroni やELEMINISTを運営するトラストリッジの代表、家では平日すべての料理を担当する主夫、兼シェフ。リモートワークと第一子の誕生をきっかけに、毎朝早起きして1日分の料理を作ってから仕事にでかけるスタイルを8カ月ほど継続中。
「だるい」の定義
こんにちは!編集部からありがたいオファーがあったので、久しぶりに表舞台に登場させてもらいます。「だるい日」のごはんということで、まずは前提の整理から。「だるい」の定義は人それぞれですが、僕の場合は以下のことが発生する料理を「だるい」認定しています。
・野菜の皮をむく
・包丁をたくさん使う
・常に様子を見ないといけない
だるい日で自分は楽したいとはいえ、ひとりで食べるわけでもないので、相手をがっかりさせない、できれば多少栄養バランスも……という絶妙なバランスをとらなきゃいけないのが、主夫のつらいところ。今回は、そんなときに使える「マグロとアボカドの漬け丼」をご紹介します!
マグロとアボカドの漬け丼 〜前編〜
スーパーのお刺身って、買ってフタを開けるだけで食べられるので楽ちんなんですが、ちょっと味気ないというか、ごはんがすすみづらいというか、なんか物足りなく感じませんか?そこで、小さな鍋をひとつだけ用意してください。調味料はだいたいの家にあるものを使います。あとは、漬ける時間を少しだけもらえれば、ごはんがすすむおかずに大変身。ほんのひと手間で、ネットリした食感がたまらない漬け丼が完成します。
(写真と盛り付けのセンスは絶望的に低いので、その点はご容赦ください。あくまで味、そして簡単にできることに集中しています)
材料
材料は、スーパーで見かけるお刺身の切り落としとアボカド。マグロやサーモンだけのものよりも、数種類のお刺身が入った切り落としが個人的にはおすすめです。コスパがよくていろいろな味が楽しめますし。でも、お魚はなんでも大丈夫です。我が家の漬けタレ
我が家の漬けタレの黄金比は、「しょうゆ2:酒2:みりん1」。僕の場合は土佐醤油が好きなので、ここに少量の和風だしを加えて、かつお風味にします。甘めが好きな場合は、みりんを同量にしてくださいね。若干味は落ちますが、酒がなければお水でもOKです。
上記の比率は、15分から長くても3〜4時間漬けるのに向いている味付けなので、ひと晩つけると味が濃くなってしまいます。長く漬けてネットリ感を楽しみたいという場合は、酒の量を1増やして薄めの味付けにするがおすすめです。
だるい日は目分量でやっていますが、お刺身1パックに対してこれくらいの分量で作っています。
・しょうゆ……大さじ2杯
・酒……大さじ2杯
・みりん……大さじ1杯
・和風だしの素……小さじ1/2杯弱
作り方
この料理で一番億劫に感じるのは、漬けタレが冷めるのを待つ時間なので、 タレ作りから始めます。タレの材料を鍋に入れ、弱中火くらいで沸騰させます。1〜2分くらい静かに煮つめて、アルコールを飛ばします。レンジでやれないこともないですが、何度か試してみた結果、時間調節の手間と味を考慮すると鍋に軍配が上がったので、僕は鍋派です。 容器に移し替えてそのまま粗熱を取り……と言いたいところですが、そんなにゆっくりしている時間はないので、容器だけ替えて思い切って冷凍庫に5~10分ほど入れてしまいます。 タレを冷やしている間に、お刺身にとりかかりましょう。
まずはクッキングペーパーにお刺身を並べて、余計な水分をとります。(だるい日のごはんなのに……と一瞬でも思った方は、この工程は無視してください)
大きすぎる切り身がある場合は、ひと口大にカットしたほうがいいですが、これくらいなら包丁は汚さずにそのままでいっちゃいます。 冷凍庫で一気にタレの粗熱を取ったら、お刺身を投入!あとは15分でも3時間でも、お好きな時間漬け込むだけ。
アボカドは食べる直前に切って和えますので、しばしお待ちを。
もやしと豆苗とツナのナムル 〜待ち時間編〜
だるいといっても、栄養や体裁も若干気になる年頃なので、漬けている間にさくっと副菜を作ります。とにかく簡単に、ほぼ無限ピーマンの横展開です。材料
・もやし……1袋・豆苗……1袋
・ツナ缶……1缶
・塩……適量
・鶏ガラスープの素……少々
・しょうゆ……少々
・にんにく……少々(なくてもOK)
・ごま油……少々(ツナがあるのでなくてもOK)
・豆板醤……少々(ピリ辛が好きな方のみ完全にお好みで。ラー油でも)
写真ではもやしの存在がわかりにくいですが、おおむね見ての通りですね。ツナ缶はなくても大丈夫。耐熱ボウルに、もやし、豆苗、ツナ(オイルごと)の順番で重ね入れて、調味料をざざっと入れます。ふんわりラップして、レンジ600Wで3分ほど加熱したら完成です(味付けは加熱後でも問題ないので、少なめに入れてあとで調整したほうが失敗しないです)。
漬け丼との味のメリハリがほしいので、個人的には豆板醤を入れてピリ辛にするのがおすすめです。
マグロとアボカドの漬け丼 〜後編〜
アボカドの切り方
漬けてから15分ほど経ったら、あとはアボカドと和えるだけ。仕上げのアボカドカットといきましょう。アボカドは半分に割って種を取ったら、さいの目になるように縦横に切り込みを入れます。そんなに正確じゃなくて全然OKです。 あとはスプーンでごっそり取りましょう。漬け刺身とご対面
約15分後、漬けていたお刺身を取り出します。漬けタレが染みて、食欲をそそる色になっていますね! アボカドを投入し……、 混ぜれば完成です! 最初からごはんにのっけてもいいですが、僕は別出ししてお好きにかけるスタイルです。先ほどのナムルと、適当に作ったお味噌汁も添えて。 ごはんが見えなくなるくらいのせて、いただきます!(卵黄や海苔はお好みで!)だるい日は「漬け一択」
慣れない執筆でかなり疲れたので、今日の夜は完全にだるい日に認定です。一択というのは言いすぎかもですが、手間と満足度を考えると本当におすすめなので、気になった方はぜひ作ってみてくださいね!編集部の「だるい日ごはん」企画は、じつは今回が最終回なんです。来年からは、気分も新たに「元気が出るごはん」をご紹介していきます。初回はカレー男子・みっちーが担当するそうです。みっちー、よろしく!
それでは皆様、「だるい日」もごはん作りを楽しんでいきましょう。写真・文/大場義之(株式会社トラストリッジ 代表取締役)
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