
中華料理チェーンの大阪王将は10日、“最高のご褒美飯”と銘打った期間限定メニュー「自分史上最高アワード“金杯5牛カルビ炒飯”」(税込1,364円)の販売を開始し、早速そのてんこ盛りのビジュアルがネットで話題になっている。
この世の欲望を集約したような攻撃力しかないこの料理を、早速レビューしてみる。
とにかく出会えない...

先に説明しておくが、実はこの料理、すべての店舗で販売しているわけではない、ちょっとしたレア商品である。
最寄りの大阪王将に電話したところ「あー、うちは取扱いないんですよ」の返答。近隣2店舗も同様で、4店舗目でようやく「準備が間に合わず明日からの予定。今日は提供できません...」ということだった。
振り出しに戻った記者。近隣を諦め少々離れた品川店(東京・港区)に連絡すると「はい、ありますよ!」と元気な返答。ようやくターゲットを捕捉できた。
そんなにプッシュされてない?

現地に到着すると、店外に他の食品サンプルやポスターはあるものの「自分史上最高アワード“金杯5牛カルビ炒飯”」の宣伝が一切ない。
おそろおそる入店すると、卓上のメニューにもこの品書きに関する記載はなく、店内の奥のほうに1枚だけ紹介ポスターが貼ってあった。これは常連でもなかなか気がつかなさそうなレベルである。

ポスターには「頑張る自分へのとびっきりの『おつかれさま』。大変だった一年とこれからの一年に最高のご褒美飯」というキャッチフレーズ。
これを見つけられた人だけが注文できるのか...そう思うとなんだか報われた気がしたのだった。
ボリューム満点

「金杯5」の読みが「きんぱいご」なのか「きんぱいファイブ」なのかがわからない。そもそも金杯ってなにかもわからない。しかたなく店員さんに「あのポスターのやつください」と注文し、待つこと約10分。
湯気がたつ卵スープと一緒に運ばれてきたのは、ニンニク炒飯、餃子(6個)、唐揚げ(2個)、牛カルビ炒め、ニラ玉チリソース、サラダがてんこ盛りになった巨大プレートで、「これはめっちゃウマそう」というのが第一印象。

餃子は外パリ、中ジュワーである同店の自慢メニュー。さらに唐揚げは巨大でこちらも揚げたてサックサク。中はジューシーだ。
醤油が香ばしいニンニク炒飯はボリューム満点で、その上にはタレの絡んだカルビ炒めが乗っている。さらにチリソースのニラ玉は、単品でもだいぶウマい。どれもガンガン箸がすすむ味付けだ。これでこそ中華。箸休めにあっさりした卵スープをゴクリ。胃袋がどんどん満たされていく。
とにかくコスパがいい

座った席は最も厨房スペースに近い席。厨房を見ると定食メニューがどんどん運ばれてきており、活気がある。ただこの特別メニューの注文は在店していた1時間では入っていなかったようである。
見た目は「小学生が考える御馳走」感が少々あるが、そんな突き抜けたビジュアルが生み出す味は最高だった。しかもニンニク炒飯、餃子、唐揚げだけを頼んでも合計約1,300円になることを考えると、これで1,364円は正直安い。注文しないと損だ。

この品川店には固有メニューの「超品川定食」(税込1,350円)という通年メニューもあり、人気の品書きになっているが、こちらは今回の「金杯5牛カルビ炒飯」からニラ玉を抜いた構成でありながら、14円安いだけであり限定メニューにはコスパではかなわない。
そんな今回の新メニュー。もしお店でポスターを発見したらぜひ注文を一考すべきかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)