飛行機内で食べる弁当『空弁』は、正直に言うと駅弁に比べてクオリティが低い物が多く、記者は羽田空港で空弁を買うときはいつも崎陽軒のシウマイ弁当一択になってしまっている。
石垣島の空港にすごい弁当が

地方の空港へ行くと美味しい物も見つかるのだが、先日沖縄県石垣島の南ぬ島石垣空港を利用したときに、スゴい弁当を見つけてしまった。

それは、石垣島にある八重山農林高校の生徒と島の創作料理店・ティダパナ、JAL JTAセールスが運営する売店・Coralway石垣島空港店が協力して作った『ぱち農弁当』である。
ぱち農弁当

この弁当には生徒が育てた野菜や肉類がふんだんに使われているのだが、まずすごいのは料理の品数。

小さな弁当に6種類もの料理が入っており、じゅーしー(沖縄風の炊き込みご飯)など伝統的な料理から創作料理まで幅広く、かなり創意工夫が凝らされた物だとすぐにわかるほどだ。
料理はどれも美味

彩りも非常に美しく、これが税込600円はかなりリーズナブルに感じる。味はどれも美味しかったのだが、1つ素晴らしかった物をあげるとしたら『三元豚のラフテー 月桃の葉包み』だろうか。

月桃とは沖縄に生えている薬草で、他の地方で笹を容器に使うように料理に使われることがあるのだが、ラフテーを包むと甘く爽やかな香りが口の中さっぱりとさせてくれるため、後味が非常に良くなる。
また、月桃の葉で包んだもちを厄除けに食べる風習もあるため、これから飛行機に乗って無事に帰れることを祈る作り手の優しさも感じられる、心温まる一品になっているのである。
沖縄旅行の帰りにぜひ
ぱち農弁当は来年1月31日までの販売なので、石垣島を訪れる予定がある人は、ぜひ帰りにでも食べてみてほしい。石垣島の高校生が本気で作った美味しい弁当を食べたら、きっと沖縄旅行がさらに素晴らしいものになるだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)