
中国ではファストフード店より多い⁉ 「ザリガニ料理専門店」が高田馬場に誕生

ザリガニ自体は欧米でも食べられていて、なかでもスウェーデン人は大のザリガニ好きで有名。その人気は、ザリガニ漁が解禁になる8月には多くの家庭でザリガニパーティーが催されるほどだそう。
中国でも以前から食べられていたが、近年、ファストフード店をしのぐ勢いで「ザリガニ料理専門店」が急増中! そんな中国流のザリガニ料理が味わえる専門店『蝦道(シャドウ)』が2020年9月4日、高田馬場(西早稲田)にオープンした。



日本語が堪能なスタッフが、食べ方を丁寧に教えてくれる!
この店のオーナーは、東京近郊でいくつかの飲食店を手掛けている中国出身の実業家。ザリガニ料理が大好きだが、日本に専門店がないことを惜しみ、専門店を開いたという。
「中国のザリガニ料理店は、日本でいうと焼鳥屋さんのような感じですね。どこの街にもたくさんありますし、みんな大好きです。私も大好きで、中国に帰ると必ず食べますよ。若い女性のお客さんが多いのは、タンパク質が多く脂肪が少ないため、ダイエット中でも安心して食べられるからではないでしょうか。いろいろな味があるので、もちろん男性や年配の方にも人気です」(キョさん)


中国のザリガニ料理店はほぼザリガニ料理だけなので、1軒目で軽い食事を済まし、2軒目でザリガニ料理を思いっきり楽しむ人が多いそう。『蝦道』のメニューは30種類ほどあり、その1/3がザリガニ料理。店長のキョさんに、ザリガニ初心者~上級者までのおすすめの料理を聞いた。
【初級者向け】ザリガニと野菜の餡がたっぷり! 殻をむかずに食べられる「ザリガニ丼」

ザリガニ料理は殻をむいて食べる料理が多いが、むき身なので食べやすく、味も穏やかなので誰にでも好まれるおいしさ。一人で食べ切れるサイズのため、「一人で来店されるお客様に人気です」(キョさん)とのこと。

【中級者向け】殻むきでザリガニ料理の醍醐味を味わう「五香ザリガニ炒め」

(※通常は頭無し、頭付きは要予約)

しかし、ここで気になるのが殻のむき方。慣れれば簡単だが、むき方にはコツがあるので、キョさんに見本を見せていただいた。
【ザリガニの殻の上手なむき方】


2~3尾でコツを掴むと、徐々に身が抜けるのが快感になってくる。この爽快感も、食べるのが止まらなくなる理由のひとつだろう。
【中級者向け】女性に大人気! 殻ごと味わう「塩漬け卵黄ザリガニ炒め」


【上級者向け】中国人客の人気No.1メニュー「マーラーザリガニ炒め」


「日本の方は、あまり食べたことがないレベルの辛さだと思います」(キョさん)という言葉どおり、舌にピリピリ痛みを感じるほどの辛さだが、食欲をそそるニンニクの香り、山椒の痺れ感が、ザリガニの濃厚なうまみをさらに引き立ててくれる。
そのほか、キョさんが「ザリガニ料理を食べ慣れている人でないと、本来のおいしさは味わえないと思う」と言うのが、「ザリガニの塩コショウ炒め」。ザリガニを殻ごと揚げて塩胡椒をしただけのシンプルな料理で、殻ごとガリガリ噛んで食べるスタイルだ。殻ごと食べるのに慣れている人でないとハードルが高いが、かといって殻をむいて食べるとおいしさが半減し物足りなく感じるそう。

四川省の代表的な鍋料理で、唐辛子、山椒をベースにしたピリ辛のスープに、殻つきのザリガニとたっぷりの野菜を入れて食べる。
ザリガニ以外の料理もおすすめ! 本場四川の前菜も逸品揃い
ザリガニ料理に合う前菜も、おすすめしたい逸品が多い。

ほとんどのメニューがテイクアウト可能!

テイクアウトのみを利用するお客も多く、取材当日も予約注文のテイクアウトを受け取りに来る人がちらほら。イートインで食べきれなかった料理をテイクアウトして持ち帰れるサービスがあるのも、ありがたい心遣いだ。
ザリガニ料理の魅力は、一度食べればわかる!

また行儀もテーブルを汚すことも気にせず、ワイルドに手づかみで食べる解放感、むいた殻が積みあがっていく達成感も大きい。
「オープン当初はほぼ中国のお客さんだけでしたが、最近はどんどん日本人のお客さんが増えています」(キョさん)とのことなので、この味と楽しさを知る人が増えれば、日本でも大ブームが起きるかもしれない。
【メニュー】
・ザリガニ丼 1,280円
・五香ザリガニ炒め 2,280円
・塩漬け卵黄ザリガニ炒め 2,580円
・ザリガニの塩コショウ炒め 2,280円
・マーラーザリガニ炒め 2,480円
・ガーリックザリガニ炒め 2,480円
・そうめん(ザリガニ炒め用のつけ麺) 200円
・薬膳ザリガニ炒め 2,480円
・鶏肉とザリガニの四川風煮込み 1,280円
・ザリガニ火鍋 2,480円(1人前) ※2人前から注文可
・牛センマイの辛子漬け 780円
・牛スネ肉とハチノス和え 780円
撮影:岡崎慶嗣
ザリガニ専門店 蝦道(シャドウ)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3-21-2 足達ビルB1F03-5272-6080
17:00~23:00
無休
この記事の筆者:桑原恵美子(ライター)