いつもの味を、アカ抜けさせよう。

みなさんは冷凍庫に常備している“定番冷凍食品”ってありますか? おそらく人気のひとつになっているのが、「水餃子」。夏バテ気味のこの時期にもピッタリの“つるんと感”が魅力で、焼き餃子のような調理の失敗もありません。でも、いつも同じ食べ方(鶏ガラスープに浮かべるなど)だとだんだん飽きてしまいますよね。

そこで今回は、ちょっとの工夫でアカ抜けた美味しさに大変身する、水餃子の食べ方を3つご紹介したいと思います。
タレや薬味の選び方がポイント

暑い夏、長時間台所に立つのはストレスになりかねません。今回は無理な調理をせずに、冷凍水餃子をお湯で茹でて食べる時につけるタレや薬味を工夫することで、いつもと違った味を演出していくことにしましょう!
①「針生姜×酢」で香港・小籠包テイストを楽しむ

まずはじめにご紹介するのは、私が個人的に最も好きな組み合わせ。針生姜を乗せて黒酢をつけて味わう「小籠包」の世界観を水餃子で気軽に楽しむことができます。特にこの時期、柔らかくて食べやすい新生姜が旬で出回っているので、これを千切りにしてたっぷり添えると感動の味わいに。酢はお好みのタイプで良いですが、私のお気に入りはリンゴ酢。小籠包よりもあっさりしたテイストなので、黒酢よりもさっぱりフルーティーな酢がマッチすると思います。
②「XO醤×青ネギ」で海鮮の旨味をプラスする

続いても大好きな食べ方のひとつ。XO醤とは、中華調味料のひとつで、香港で誕生した旨味たっぷりの調味料。干しエビ、干し貝柱、金華ハムをベースに生姜やニンニクなどを配合して作られているのですが、香港や台湾ではレストランの看板商品になっていることも。最近では日本のスーパーでも手軽に購入できるようになっていますので探してみてくださいね。海鮮好きや旨味重視の方にはオススメの食べ方で、お湯に溶いてスープ餃子として味わうのも絶品です。
③「しょうゆ×チリソース×パクチー」でエスニックに

最後の食べ方は、エスニックテイスト。エスニック料理(生春巻きやパクチー料理)を作るために購入して残っているチリソースやパクチーがあれば是非試してほしい組み合わせです。ナンプラーがあれば本格度が上がりますが、餃子の中華感とエスニック感をつなげてくれるのは、日本のしょうゆの方がしっくりくるなと感じています。水餃子をたっぷり茹でて大皿に盛り付ければ、おしゃれなパーティメニューとしても活躍してくれます。
さあ、お気に入りの食べ方があれば、気軽にお試しくださいね! あったか水餃子は胃腸が疲れている時にも、やさしくおいしく癒やしてくれるはずです。
<文、写真/スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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