
日本で最もバーの多い街、銀座で独立開店
「馴染みのバーが銀座にある」。そんな大人に憧れたことはないだろうか。日本で最もバーの多い街、銀座。重鎮や巨匠バーテンダーのいるバー、歴史ある老舗バー、作家ゆかりの文壇バーなど、その顔は実にさまざまで、世界のバー好きが注目する街だ。視点を変えれば、バー激戦区でもある。そんな銀座の西、6丁目にまた一つ新しいバーが誕生した。
2人とは、松尾一磨さんと民子さん夫妻。一磨さんは銀座6丁目『リトルスミス』、民子さんは銀座1丁目『BAR オーパ』と、それぞれ名店で活躍してきた。夫妻はともに、一般社団法人日本バーテンダー協会(N.B.A.)が主催する「全国バーテンダー技能競技大会」で、一磨さんは2013年に、民子さんは2016年に優勝している。

地階とは思えない、清々しさがある空間


「開店1年が経ち、当初よりカウンターの色に深みがでてきました。これからの歳月、どう変化するのか楽しみです」と、松尾さん夫妻。「ジョージ・ナカシマ」の椅子の座り心地も、しっかり体感しよう。

まずはスタンダードカクテルを、ゴクゴクいこう
では早速、カクテルをオーダーしよう。
「ジン&トニック」は、冷凍庫から取り出したジンと絞ったライムを、まずしっかりとステアする。「ここでよく混ぜ合わせて、すごくおいしい状態にすることが大切なんです」。季節や気温でもステアの回数など変わってくる。トニック・ウォーターを注ぎ、炭酸が抜けないよう優しくステアする。
底に富士山がそびえるグラスに、シュワシュワと水泡が弾け、まるで生きているような「ジン&トニック」だ。

生チョコレートは、東銀座3丁目にあるホールショートケーキ専門店『cream fraise genoise(クレーム フレーズ ジェノワーズ)』に特注で作ってもらっている。お土産用もあり好評だ。
目にも麗しい、季節のカクテルを
スタンダードな「ジン&トニック」を飲み干したら、次は季節感たっぷりのフレッシュカクテルを楽しみたい。
「わっきれい!」と、女性でなくとも見惚れてしまう。五感で春を感じること請け合いだ。ソルベは、季節ごとに旬のフルーツを使って作られる。




ゆくゆくは、スコットランドなどお酒の生産地を訪れ、歴史や文化などを学び、その土地の風景を持ち帰りお客様と共有しながら楽しめたらと、夫妻は思っている。
銀座6丁目。都会のざわめきを遠ざける地階は、心を澄ませば鳥のさえずりが聞こえそうな空間。まずは、“今日”という旅のゴールに、一杯を。爽やかな「ジン&トニック」が、さっきまでの自分をリセットしてくれる。ここから先は、松尾さん夫妻に委ねて、今宵の旅を、ゆったりと楽しみたい。
『Bar Landscape.』が、あなたの「馴染みのバー」になるかも!?
【メニュー】
ジン&トニック 1,300円
イチゴと桜のソルベのシャンパンカクテル 2,300円
バナナとラフロイグのフローズンカクテル 2.500円
生チョコレート(4粒) 1,600円
スペシャル・レーズンバター 1,200円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。価格はすべて税別です。チャージは1,000円かかります
撮影:佐々木雅久
Bar Landscape.(バー ランドスケープ)
〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-9 SANWA GINZA BIdg.B1F03-6263-8448
17:00~翌1:30L.O.(土曜日は〜24:00L.O.)
日曜・祝日
https://bar-landscape.com
この記事の筆者:松井一恵(文筆家)