前回、顔ヨガとは、顔の表情筋を鍛えてストレッチする「顔の筋トレ」であり、継続して行うことで、小顔やむくみ解消といった効果が期待できるとわかりました。間々田さんご自身、顔ヨガを始めてから、キュッとシャープな面持ちになっていますから、まさに生きる証人というわけです。それでは今回は、顔ヨガを始める際のポイントについてお聞きしてみましょう。
誰でも簡単に始められる“表情筋のストレッチ”
顔アスリート&顔ヨガ講師として活躍する、間々田佳子さん。多数の著書やテレビ出演は話題を呼んでいて、講座受講生は1万人を超えるほどの人気。顔ヨガの伝道師として広く知られています。
表情筋を鍛えると聞くと、なんだか特別なコツやテクニックが必要な気がします…
いえいえ、そんなことはありません。前にもお話ししましたが、私はもともと運動オンチで、30代になりアルゼンチンタンゴを始めてから肉体改造や筋トレに励み、体内年齢20代をキープできるようになりました。そこで大事なのは、日々の継続であったり、生活習慣であったり…。顔ヨガも同じことで、「意識して表情筋を動かす」「毎日、やってみる」といった基本的なことさえ守れば、誰もが変化を感じ取ることができ、いずれキュッとした小顔になっていきます。
顔ヨガビギナーなら、何から始めればいいでしょうか?
そうですね。まず、顔ヨガのビフォー&アフターを実感していただくためにも、ご自身の顔をチェックしてほしいですね。なんと、手鏡を使えば、10年前~現在~10年後の顔がパッと見でわかります。さっそく、やり方を説明しましょう!
① 鏡を顔の正面に持ち、一旦眼を閉じて顔の力を抜き、ゆっくりと目を開けて鏡を見る⇒あなたの本来の顔

② 鏡面を天井に向けて上から鏡を覗き込む⇒あなたの10年後の顔

③ 鏡面を真下に向けて、下から顔を見る。頭を倒し顔と鏡が平行になるように⇒あなたの10年前の顔

人は鏡を見る時、上目づかいになったり口角を上げるなど、ついつい表情を作りますから、①では脱力した表情のまま鏡を見て、いまの自分の顔を確かめます。
そして②です。顔には重力がつねにかかっていて、表情筋を鍛えないと重力に逆らえず、鏡に映った10年後の顔のように、たるみ、シワができます。ここでは、10年後の姿から目をそむけず、顔のどこをどう鍛えればいいのか、しっかりと確認しておきます。写真を撮っておいてもいいでしょう。
さらに③では、フェイスラインは引き締まり、シワやほうれい線がない若々しい顔が映るはずです。顔ヨガでは、この10年前の顔を目指します。
顔ヨガを行う時のポイントは?
ポーズによってはヘン顔になりますが(笑)、おもいきりが大切。これも身体の筋トレと同じで、表情筋も最大限に伸縮させることで、固まった筋肉がほぐれると同時に鍛えられ、血行やリンパの流れが改善して新陳代謝が活発になります。人前でやるのが恥ずかしいなら、こっそりひとりで。鏡を使って行えば、表情筋がちゃんと動いているか確かめながら進められます。
最初は顔の筋肉が動きにくいかもしれませんが、それは、普段表情筋を使っていなかったという証拠。むしろ、顔ヨガで動かせば、どんどん変わっていくことも意味しますから、挫折せずにトライしていきましょう。
また、特に指示がない時は、鼻から息を吸って鼻から吐く「鼻呼吸」を意識してください。吸う時は新鮮な空気を取り込み、吐く時は悪いイメージを吐きだす気持ちで。ひとつのポーズを10秒ほどかけて行い、2~3セット繰り返すだけですから、出勤前や帰宅後、あるいは休憩中など、スキマ時間に手軽にできます。
ありがとうございます。では今回も、何かひとつ顔ヨガを教えてください!
わかりました。なら、二重あごを防止・改善して、フェイスラインを引き締める「三角の舌」を紹介しましょう。
① ゆっくり頭を後ろに倒します。

② のどの奥から舌を出していく。舌先を三角に尖らせて天井に向けて付きだし、鼻から自然呼吸を続けたまま10秒間をキープ。

③ ゆっくり舌を戻しながら頭を正面に戻す。
最初は舌先を三角にできないかもしれませんが、それは舌筋が衰えているからです。口の前に指を置き、指先をなめるような感覚で舌を伸ばすと、できるように。朝晩10秒キープを2~3回、2週間続けると、フェイスラインはシャープになり、あごの周のたるみも解消されます。
前回の「くちゃくちゃぱっ」と同じく、簡単なので、さっそく始められそうです!
顔は公私と問わず、第一印象を決める最たる要因になります。二重あごでフェイスラインがぼやけていると、おのずと「老けている」「しっかりしてなさそう」といった印象を与えかねません。「三角の舌」で鍛えて、シャープな自分をアピールしましょう。そして、次回も顔ヨガのさらなる効果、秘密をひもといていきます。