【もくじ】

猫背の原因と対策

運動不足によるカラダの柔軟性や筋力の低下など、猫背にはいくつかの原因が考えられます。スマホやパソコンの操作、デスクワークなどを長時間続けている時と同じ「前かがみの姿勢」が定着してしまうのも要因のひとつです。そのため、猫背の改善には、筋肉の柔軟性を取り戻すストレッチと、姿勢を支えられる筋力をつけるエクササイズが有効になります。

猫背が及ぼす悪影響

1. 内臓機能の低下

猫背は背中が丸まっていて頭が前に突き出ている状態で、多くの場合骨盤の後傾を伴っています。そのため胃や腸、その他の臓器圧迫して内臓の位置がずれたり、血流が制限されてしまい機能の低下につながります。特に肺のある胸郭がつぶされている状態が長時間続くことで呼吸が浅くなり、カラダに栄養が届きにくくなるなど代謝の低下や疲労蓄積の原因にもなります。

2. 冷えやむくみ、肥満に影響

血流が阻害されることで全身の血行不良を招き、新陳代謝の低下や冷え、むくみ、脂肪燃焼効果の低下など、美容面からは見た目に加えて体内でも悪影響を及ぼします。

3. 肩や首のコリ・腰痛

猫背で首が落ちている状態は、自分の頭の重さを支えていられない状態でもあります。そのしわ寄せを受けているのが僧帽筋(そうぼうきん) など肩周りや背中の筋肉。そのまま筋肉の緊張感が続き負荷がかかったままだと血行も悪くなり、首や肩ががちがちに凝ってしまいます。おなかの力も抜けやすいので、腰にも負担がかかります。

4. 心理的な影響

呼吸が浅くなることから「心」にも影響を与えているのが猫背などの悪い姿勢。前かがみになり胸郭がつぶされている状態では、呼吸のために必要な働きをしている肋骨や横隔膜などが十分に動くことができません。実は呼吸は肺が自主的に膨らんでしているのではなく、横隔膜や肋間筋(肋骨の間にある筋肉)が働いて胸郭を広げ、それにつられるように肺が膨らみ空気を十分に据えるようになっています。猫背でいるとこれらの筋肉が十分に動けず、そのため呼吸の浅い状態が長時間続くことになり、脳内の神経物質の伝達が阻害され精神的にも影響を及ぼします。

人は悲しい時や落ち込んでいる時にはうつむきがちになりますよね。このように悲しいことがなくても、長時間うつむいているとなんとなく気分が後ろ向きになるなどの影響もあります。逆にいえば、悲しい時やつらい時にはあえて胸を張り、大きく息を吸って歩くと気分がリフレッシュされるのでおすすめです。

猫背改善ストレッチ「ソラシックエクステンション」

<ポイント>
1.で息を吸うときは、空気を背中上部(肩甲骨の間くらい)に入れる感覚で行う。
1.で背中を丸くするときはお腹を引き上げるように。

1. 脚を腰幅にして立ち、軽く膝を曲げる。両手を膝の上へ添え、息を吸いながら背中を丸める。

<ポイント>

<ポイント>

2.で胸を反らすときは骨盤を前傾させ、尾てい骨~背中~頭頂までを長くするように意識する。

2. 息を吐きながら胸を反らして前へ向ける。1~2を12回繰り返し

≪ポイント≫
●毎日、1日に2~3回行うと効果的。
●椅子に腰かけた状態でも行えます。(両手を後頭部へ添えて上半身の動きは同じ)
●毎日2〜3回行うと効果的。椅子に腰掛けた状態でも行うことができます。その時、両手は後頭部へ添え、上半身の動きは同じように行います。

猫背改善ストレッチ「ソラシックローテーション」

1. 両手を肩の真下、股関節と膝が90度になるよう四つ這いになり、左手を後頭部へ添え、息を吸う。

<ポイント>

<ポイント>

2.の時にお尻の位置を前後に動かさないよう固定して行う。

2. 息を吐きながら、左胸を左、左へ向けるように胸をひねる。1~2を12回繰り返す。

≪ポイント≫
●1日に2~3回、毎日行うと効果的です。

猫背なだけでなんとなくだらしない人に見られたり、見た目年齢も大幅にアップしてしまうなど、デメリットも多いのが猫背です。日常的にストレッチなどをして改善に役立ててくださいね。

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