
【チョコレートの原料カカオはどうやって作られるのか】
チョコレートはカカオからできる、と知ってはいてもカカオがどんな構造になっていて、どの部分が利用されているのかはなかなか知られていません。カカオのダイエットや健康への効果を知るためにもぜひ覚えてほしいものです。
【カカオの構造】
カカオはカカオ豆からできます。カカオ豆は、チョコレートやココアの主原料で、カカオの木になるカカオの実(カカオポッドといいます)の中にある種子のことなんです。
カカオの花は木の幹や大枝から直接咲くのが特徴。花を咲かせた後になるカカオポッドも同じく幹や大枝から直接なります。
カカオの種類によりますが、カカオポッドは長さが20-30cmにもなる大きなもので、皮は厚いものです。1つのカカオポッドの中に、柔らかく甘いふわふわしたパルプとよばれるもの(カボチャの種の周りにある筋やふわふわをもっと白くふわふわにした感じ)に包まれた種子が、トウモロコシの実のように整然と並んではいっています。その数はおよそ30粒から50粒といわれています。この種子こそ、私たちの知っているカカオ豆になります。カカオ豆の中身は紫色をしており、ポリフェノールが含まれていることを示しています。
【カカオ豆の発酵でチョコレートの味が決まる!】
カカオ豆はパルプに包まれたままの状態で、バナナの葉をかぶせて数日間おきます。これにより、とても大切なプロセスであるカカオ豆の発酵が行われ、チョコレートの風味が出るんです。カカオは発酵食品ともいえますね。
【カカオ豆の加工】
発酵、乾燥の過程を経たカカオ豆はいよいよチョコレートになっていきます。
1.まず、カカオ豆をローストして殻を取り除き、細かく砕いたものが、『カカオニブ』といいます。カカオニブは55%程度の脂肪分であるカカオバターを含んでいますので、これを挽いて加熱すると溶けて固まるようになります。
2.これがカカオマスになります。
カカオ豆からカカオニブ、 カカオマスを作る過程は何種類かあるのでここでは割愛しますが、とにかく、細かい専門的な過程を経ることで、深い味わいのチョコレートの風味が形成されます。
【ダイエット、健康に役立つカカオの成分】

《ポリフェノール(フラボノイド)》
ポリフェノールのうち特にフラボノイドに富むといわれています。ポリフェノールは紫色など野菜や果物の色素や苦みに示される成分の1つです。広く体のさびつき(酸化)を予防する効果が期待できますので、適度に摂る事で、健康によい影響を与えることが考えられます。
また緑茶にも含まれるエピガロカテキンもこの『カカオポリフェノール』の中に入っています。脂肪燃焼効果、コレステロールの一種であるLDLコレステロールの吸収を抑える、といったダイエットに嬉しい効果が期待できます。
《リグニン》
食物繊維のうち、不溶性食物繊維の一種で、腸内でかさまししたり、腸を刺激し動かすことで腸の働きを良好に保ち便秘を予防することでダイエットへの効果が期待できます。満腹感を感じやすくしてくれることも食べ過ぎ予防として良い点です。
《テオブロミン》
カカオの学名であるテオブロマ、からきており、カカオの主要成分のひとつといえます。カフェインに似た効果で、集中力を高めたりします。テオブロミンの血行促進効果は体の代謝を高める助けになりえます。また、自律神経のバランスを整えてくれるリラックス効果も期待できます。
《ミネラルやビタミン》
マグネシウムや亜鉛、鉄分、ビタミンCやビタミンEなども含まれており、健康を保ちながらダイエットを行うことをサポートしてくれます。特にマグネシウムはわたしたちの体の中の代謝を司る酵素の働きに重要な役割を担っているので大切なミネラルです。鉄分も含まれており、貧血の解消にも役立ちます。
【カカオニブについて】
ここまでカカオのダイエットに役立つ成分や効果について説明してきましたが、カカオニブは糖質を含まず、先にあげたポリフェノール、食物繊維、ミネラルやビタミンがより豊富に含まれているので、ダイエットにおすすめのカカオなんです。
そのうちいくつかを補足しますね。
マグネシウムが豊富であること
マグネシウムは体内で300以上の生化学反応に必要とされている大切なミネラルですが、カカオニブにはおおよそ100gにつき272mgも含まれています。フラボノイドとともに、カカオニブに含まれるマグネシウムは筋肉をつくり、しっかり働くようにしてくれるのでダイエットに役立つことが期待できます。
高食物繊維食であること
究極に食物繊維に富むということは、腸の働きを整え、満腹感を増してくれるため、ダイエットにはとても効果的です。
ポリフェノールが豊富であること
ポリフェノールも豊富で脂肪燃焼効果などダイエットへの効果だけでなく、血管を動脈硬化から守るなど健康への効果も。
貧血を予防
カカオニブには鉄分も豊富に含まれていますので、女性に多い貧血を予防することにも役立ちます。
気持ちも前向きにしてくれる
フェニルエチルアミンなど神経伝達物質が含まれており、気持ちを明るく前向きにしてくれます。
【カカオニブの食べ方、適量について】
カカオニブには糖分が入っていないので、味わい深いナッツのような印象です。小腹がすいたとき、気分転換などに食べるのも良いかもしれません。
その他おすすめの食べ方として、
・ナッツのようにシリアルにまぜたり、アイスクリーム(豆乳アイスクリームでも)にかける
・スムージーに入れる
・エナジーボールに入れる
・サラダにトッピングとしてかける
などが上げられます。私はカロリーを気にしながらも豆乳アイスとの組み合わせが美味しかったです。よかったらぜひ試してみてください。
カカオニブは脂肪分が約55%含まれていますので、ダイエットや健康によいといっても食べ過ぎは逆効果になります。また、カフェインも含まれますので、この点からも食べ過ぎには注意しましょう。
適量としては、小さじ5杯で約28gを超えないような量がおすすめです。(カカオニブ28gでおおよそ120kcal)。
【まとめ】

今日はカカオのダイエットへの効果、また特にカカオのうちカカオニブについて詳しくご説明しました。カカオの中でもカカオニブにはポリフェノールや食物繊維を含めダイエットに嬉しい成分が豊富で糖分がないので、量に注意してダイエットのときぜひ試してみてくださいね。