【もくじ】

「脱・下半身太り」のカギは、骨盤の構造を知ることから

「女性の場合、『脚が太い』『お尻が垂れている』など、『下半身太り』に陥っている方は非常に多いのですが、男性の場合は、そういう方はあまりいません」と、数多くの美脚モデルたちがこぞって通う、代官山山口整骨院の院長・山口良純さん。
みなさんのまわりの男性の中にも、「お腹まわりはふくよかなのに、脚はスラっとしている」、そんな方がたくさんいるのではないでしょうか。実はこの男女の体型の違い、その根本は「骨盤の骨格」にあるそうです。

人間の骨格において、男女で明らかに異なるのがこの「骨盤」。骨格だけで男女を見分けるとしたら、骨盤を見ればすぐにわかると言っていいほど顕著に形が違うそう。

「男性の骨盤は縦に長く横幅が狭いのですが、女性は縦には短く横幅が広いことが特徴です。この構造が、下半身の筋肉や脂肪の付き方に大きく影響しています。女性の場合、『横に広いこと』が、下半身太りの根本の原因なんです」(山口さん)

意識を変えなければ、ぽってり下半身はひどくなるばかり!

では、なぜ骨盤が広いことで下半身太りが起こってしまうのでしょうか。

「女性の場合、骨盤が横に広いため、大転子という脚と骨盤の連結部分の骨(写真・指差しの骨)も外側にあります。そのため、太ももの骨は下でななく、自然と外側から内側に向かって伸びています。すると上半身の体重は、太ももの外側にばかりかかってきてしまうため、結果、過度に鍛えられた太ももの外側にはムキムキと筋肉がつき、逆に内ももやお尻の筋肉は衰え、脂肪ばかりが溜まってしまうんです」(山口さん)

この内もものゆるみは、ひざから下の筋肉のバランスも崩すためX脚も招いてしまうそう。X脚は脚のむくみやふくらはぎの張りも引き起こし、見た目の悪さにますます拍車をかけてしまいます。

では、男性の場合はどうでしょうか。両脚の大転子が体の中心に近いところに位置するため、脚は下にスラッと伸びていきます。負荷もバランスよくかかるので、筋肉も過度の偏りなく付いてくれるのです。

うらやましいことに、男性は骨格上、自然と「美脚・美尻」になれるのですが、女性は何もしなければ、ぽってりとした洋ナシ型の下半身になるばかり……。
「女性がその体型に歯止めをかけるためには、意識的に外ももへの負荷を減らして、衰えた内ももやお尻の筋肉を鍛えることが必須です。そうしなければ、もともとの骨格上、ボディラインはどんどん崩れていってしまいます」と山口さん。

「鍛えるといってもハードなトレーニング行う必要は、まったくありません。日常の立ち方や歩き方をちょっと変えるだけで、十分効果があるんです」(山口さん)

そこで次回は、下半身太り解消に効く、姿勢のコツを教えていただきます!