
ミランダ・カーをはじめ、世界のセレブが愛用していると話題のゴジベリー。美容感度の高い女性の間でブームとなっているスーパーフードです。実はその正体は「クコの実」。杏仁豆腐に乗っているあの赤い実のことなんです。
日本や中国では昔から健康によい生薬として使われてきましたが、最近、NHKの「あさイチ」をはじめ、テレビや雑誌でもダイエットに効果的と大注目。
どこに売っているの?どうやって食べるの?美味しいの?そもそもどんな効果があるの? 栄養素は? どうしてダイエット効果があるのかなど、気になる情報を紹介します。
ゴジベリーとは
今、スーパーフードとして注目されているゴジベリーgoji berryとは、中国・東アジアが原産のナス科の植物「クコの実」のこと。
杏仁豆腐のトッピングとしてだけでなく、最近では、「薬膳スープ」や「薬膳カレー」「薬膳サラダ」に必ずといっていいくらいよく使われているあの赤い実です。
クコの実は彩りがきれいなだけでなく、あの真っ赤な小さな粒に大きなパワーが詰まっている優秀な生薬。とくに女性の健康と美容を守る成分がたくさん詰まっていて、その効能は昔からお墨付き。あの世界三大美人のひとりの楊貴妃も、アンチエイジングのためにクコの実を食べていたと伝えられています。
アメリカでもここ数年ゴジベリーの果実部分(枸杞子)を使ったアンチエイジングサプリメントやジュースが大人気ですが、中国では3000年以上前から、果実は枸杞子(くこし)、根っこは地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)と呼ばれ、生薬や薬膳食材として親しまれてきた薬用植物なのです。
ゴジベリー(クコの実)にはどんな成分があるの?
クコはスーパーフードの中でもまさにスーパーといえる存在。
滋養強壮・不老長寿の「紅宝」として、中国で古くから愛されてきました。
その成分は、
■強い抗酸化作用があるゼアキサンチン、ルテイン、βカロテンなどのカロテノイド類。
■ルチンやタンニンなどのポリフェノール類。
■ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類。
■その他ベタイン、β-シトステロール、リノレン酸、鉄分、マグネシウム、亜鉛、アルギニン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸などなど。
100種類を越える栄養素が詰まっていると言われています。
ゴジベリー(クコの実)ってどんな効果があるの?
クコの実の健康効果として期待できるものは
■アンチエイジング・美肌・美髪
■血流改善・冷え性改善
■滋養強壮・疲労回復・精力増強
■貧血予防
■女性のホルモンバランスを整える
■疲れ目の緩和・視力回復・眼病予防
■代謝アップ・ダイエット
など、多くの効果が報告されています。
では、なぜダイエット効果があるのか、もう少しくわしく見ていきましょう。
ゴジベリー(クコの実)のダイエット効果
さまざまなアンチエイジング効果があるクコの実ですが、最近注目されているのが、そのダイエット効果です。
血流改善で代謝をアップ&むくみを改善
クコの実に含まれるルチンやヘスペリジンなどは、血流を改善する効果があることで知られています。血液には体を温める作用もあるため、血行が悪い人は冷えで代謝が落ちて太りやすい体質になりがち。
また、血流が良くなるとむくみも改善されるので、むくみ太りの解消にもクコの実は効果的なんです。
ビタミンB1で糖質コントロール
疲労回復ビタミンともいわれるビタミンB1。糖質を分解してエネルギーに変えるために必要なビタミンです。甘いものやごはんやパン、麺類、などを食べたときには、ビタミンB1を一緒にとることで、摂ってしまった糖質をエネルギーに変えて消費することができるんです。
ビタミンB2で脂肪を燃焼
ビタミンB2は、脂質燃焼や新陳代謝に不可欠なビタミンです。ビタミンB2が足りなくなると、脂質がエネルギーに変換されず、脂肪となって体に蓄積することに。また、ビタミンB2は「美容と成長のビタミン」とも言われ、不足すると新陳代謝が悪くなり、肌荒れや口内炎、目の疲れなどさまざまなトラブルが発生します。
ベタインで脂肪の蓄積を防ぐ
ベタインは、脂質代謝に重要な働きをするアミノ酸の一種です。肝臓の脂肪沈着を防ぎ脂肪の排出を促進する、血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロール値の上昇を抑えるなど、さまざまな効果があり、脂肪肝や糖尿病、肥満の予防改善に役立つといわれています。
疲労回復でダイエット効果をアップ
クコの実には疲労回復効果のる、アルギニン酸やグルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸がたっぷり含まれています。ビタミンB1、ビタミンB2で糖質と脂質をエネルギーに変えながら、しっかり運動をすることでダイエット効果もアップします。
ゴジベリー(クコの実)の副作用は?
一日の適量は大さじ1程度
クコの実は漢方では薬効が高く毒性がないとされる「上品」に分類されています。基本的に食べ物として摂る分には安全だと考えられています。
ただし、やはり食べ過ぎはNG。昔はクコの実は「赤い宝石」といわれるほど貴重なもので、楊貴妃が食べていたのも1日に3粒だったと伝えられています。
今は人工栽培もできるようになり、簡単に手に入るようになった分、昔では考えられなかったくらい大量に食べてしまう人もいるようです。摂取しすぎた場合の症状は、消化不良や下痢などです。
1日の適量は10〜30粒ほどといわれますが、個人差があります。胃腸が弱い人は体調をみながら加減してください。
低血圧・血流改善の薬やサプリと併用しない
クコの実は、血流の促進や高血圧改善の効果があります。そのため血圧を下げる薬やサプリメントとの併用はNG。また、血栓の予防などで血液を固まりにくくする作用があるワルファリンを服用している場合もNGです。
妊婦や授乳時にはNG?
ゴジベリーを紹介している最近のネット記事では「月経促進や人工中絶薬の作用をする成分であるベタインが含まれているため、妊婦や授乳中の方は摂取を避けた方が良い」と書かれているものが多くみかけます。
逆に中国では伝統的に、クコには肝腎を補い、血液を増やす働きがあるため、妊産婦に積極的に食べさせるという習慣があります。
どちらが正しいのでしょうか?
ベタインはイカやタコ、エビ、カニ、貝類、ほうれん草やキノコなどに多くふくまれているアミノ酸の一種。甘味と旨味があるので調味料として使われたり、保湿性や風味を向上させる食品添加物としても使われています。
「月経促進や人工中絶薬の成分であり、妊婦や授乳時は禁忌」という情報の出所は、国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報というサイトのクコに関する記述のようですが、その中で提示されている参考文献には上述の記述はありませんでした。
ただし、妊娠初期は体調がとくに不安定な時期。血行をよくするツボや生薬も妊娠初期には禁忌となる場合があります。そのような意味で、注意をする必要はあるかもしれません。
ゴジベリー(クコの実)はどこで買える?
クコの実は食品扱いなので、漢方薬局だけでなく、一般のスーパーマーケットなどでも購入できます。
スーパーやデパートでは中華食材のコーナーやお菓子材料のコーナーに置いてあり、15gの小袋で130円前後で売られています。
大量買いしたい時は、ネットで500入りのものを買うのがお買い得。中国では寧夏(ねいか)という地方で採れるクコが最上級品。できれば有機栽培のものがおすすめです。
クコの食べ方
クコの実は生ではなくドライフルーツとして販売されています。味はほのかな酸味と甘味があり、それほどクセがないので、お茶請けにもおすすめ。
もちろん薬膳スープやお粥を作ってもよいのですが、シリアルに加えて牛乳をかけたり、ヨーグルトにトッピングしたり、お味噌汁にそのまま入れるなど、手軽に毎日食べられる工夫をしてください。
まとめ
ダイエットにもアンチエイジングにも効果的な、歴史あるスーパーフード・ゴジベリー。毎日の生活にトッピングして、きれいになりましょう!



